2012年7月24日火曜日

日本・日本人は、世界の最貧国などに興味はない。


▲北朝鮮という国家の考え方はなんとも面白い。
北朝鮮曰く、日本は北朝鮮に領土的野心を抱いているそうな。
なんとか共栄圏なる思想が蘇ったのだとか。
う~ん、と思う。
こういう主張をして面白いか? 一体、日本がなにをすると思っているのだ?
まぁ、北朝鮮のいうとおり、日本が北朝鮮という国家をどうとかすると仮定して、それからどうする?
まともな産業もない、まともにコメさえ作れない、まともな教育さえも受けていない数千万の人間達これをどうすればいいのだ?
ほっとけないから、なにか食料を恵んでやらなければなるまし、職業訓練もしなければなるまい。産業を興さなくてはなるまい。
つまり、日本からの完全な持ち出しではないか。しかもなんの見返りもない--。また、後になってヤレ奴隷にしたのと文句を言うに決まっている人間に対して--
そんな世界の最貧国に関わりを持ちたいと誰が思うものか。
事実、韓国だって、「統一」とかいっているが、北朝鮮と統一すれば、上の食料を配布し、農業の指導、職業訓練などをしなければならないのだ。その負担たるや膨大なものとなろう。
だから、韓国にしても、統一したいというのは口だけなのだ。ロシアだって、同じだろう。
つまり、周辺の国家で、北朝鮮に領土的な野心をもっている国家など存在しない。
以下、北朝鮮の新聞から抜粋。

 北朝鮮の労働新聞は、「再侵略の刀を研いでいる日本軍国主義」と題した解説で、日本は米国に便乗して軍事大国化し、海外への勢力拡大に熱をあげていると批判。
同紙は、米国は世界を制覇するための第一歩として、アジア太平洋支配戦略を実現しようと野望を抱いて、日本に大きな期待をかけていると指摘。
 米国は、日本の自衛隊という武力を突撃隊、朝鮮侵略戦争の代理人として使おうと していると強調。日本は、米国の代理人であり、東アジアの盟主に祭り上げられた日本を介して、米国は北アジア地域での支配を実現しようとしていると述べた。
米国は朝鮮戦争を起こそうとする策動に、日本軍国主義勢力を巻き込み、朝鮮への侵略野望を成し遂げようと妄想していると批判した。
 また、これに便乗して日本の保守層は、朝鮮に対する再侵入野望を実現し、海外侵略の扉を開こう としているとの見方を示した。
現在の日本は、軍事的動きを見せており、「平和国家」を自認しながら打ち出した 平和原則はすでに台無しになっている。
日本政府は昨年末に「武器輸出3原則」を緩和し、他の国々と防衛装備品を共同 開発することや海外に輸出することを容認した。
 さらに、韓国の傀儡政権との軍事情報包括保護協定や集団的自衛権行使 など、日本政府が軍事大国化を推進しており、再侵略への策動は危険界線を越えている。
 過去の歴史において、日本帝国主義者などから災難と不幸にあったアジア諸国とその人民は、「大東亜共栄圏」 という過去の夢を実現しようとする日本軍国主義者などの策動を許容してはならないとして、反米・反日の姿勢で対決すべきだ。

▲補足、感想など
冒頭で述べたように、日本・日本人は世界の最貧国なんぞ、どうでもいい。
日本の軍事力強化の動きは、やはり、アメリカの経済力の衰退と軌を一にしたものだ。
もはや、アメリカも世界の警察官的な姿勢がとれなくなった。そこで、日本は日本で自分でやれよという動きになったということだ。
日本の周辺には、韓国との竹島問題、ロシアとの北方領土問題、特に中国とで尖閣諸島周辺の問題が発生しかけて、言わば風雲急を告げている。
北朝鮮については、テポドンを作ろうとどうでもいい--お好きにしてねという感じなのだ。日本の領域内でどうこうでなければ---
これのどこが、なんとか共栄圏騒動なんだ?
まぁ、被害妄想でいうなら、なんとでもいえばいいさ。
日本・日本人は、北朝鮮とは関わらない。Out of 眼中 ということだ。