2013年8月5日月曜日

田原総一朗さんって一体なにものだろう。

▲田原さんという人が、麻生さんの発言についてなにか言っているのだが、この批判、一体なんなんだ?

 そういえば、田原さんって、北朝鮮に拉致された人は皆死んでいる—とか言った人か。
 オレは、この耳で北朝鮮のえらい人から聞いた—とかなんとか。

 そんな。
 北朝鮮の誰がしゃべろうが、そんな話、まるっきり、信頼性のないことなど分かりきったことではないか。
 それを、「オレだけは真実をしっている」とテレビでしゃべる人だ

 まず、批判の内容からみてみよう。

 麻生太郎副総理兼財務相が、シンポジウムで憲法改正についてナチス政権を引き合いに出した「ナチス発言」が波紋を呼んでいる。
 麻生さんは、「ナチス政権を例示としてあげたことは撤回したい」とコメントしたが、失言では 済まされない問題だ。

■サービス精神が旺盛で、きわどい発言も

 とてもサービス精神が旺盛な人で、時にはきわどい発言をする。
 たとえば、「田原さん、最近は高齢化社会ですね。象徴として、ソープランドでは、入れ歯の忘れ物が多いそうだよ」
 あるいは。「実は、フランス革命の前に近代化をやろうとした男がいる。織田信長だ。
 フランス革命では王と僧侶を 追放したが、織田信長は比叡山を焼き討ちにし、浄土真宗の総本山である石山本願寺とも何度も戦った」
 信長はもし生きていれば天皇を廃しただろう。

■「またやったか」
 麻生発言が飛び出したのは、シンクタンク「国家基本問題研究所」の例会でのこと。
 麻生さんは 次のような発言をした。
 「ヒトラーはいかにも軍事力で(政権を)とったように思われる。違いますよ。ヒトラーは、選挙で選ばれたんだから」

 「そして、彼はワイマール憲法という、当時ヨーロッパでも最も進んだ憲法下にあって、ヒトラーが出てきた。常に、憲法はよくても、 そういうことはありうるということですよ」

 「誰も気づかないで変わった。あの手口 学んだらどうかね」

 つまり、ヒトラーはワイマール憲法のもとでナチスを第1党に導き、完全な独裁体制に した、と言っているのだ。

■「真意と異なる」とはどういう意味か

 麻生さんは「憲法改正」を狂騒狂乱の中で決めてほしくないと言っている。
 麻生さんは現在の日本 が狂騒狂乱とでもとらえているのだろうか。
 私は「改憲」については大いに論議すべきだと考えている。

 欧米ではナチスを肯定するような発言をすれば閣僚は即刻、進退問題につながる。
 そのナチスの問題で「あの手口を学んだらどうかね」 というのは、あまりにも言い過ぎだ。
 改憲や国防などで考えが近い人たちが集まった、無神経 すぎる発言と言わざるを得ないだろう。

 今、憲法改正は自民党内で大きなテーマになっている。
 憲法改正を「喧噪の中で決めてほしくない」と発言し、 あたかも「ヒトラーを真似よ」というような発言をしたのは、「失言」では済まされない。
 発言を「撤回したい」とコメントした麻生さんは、「私の真意と異なり、誤解を招いたことは遺憾だ」と述べた。

■ことの重大さへの認識がどれだけあるのか
 今回の発言は、麻生さんのこれからの命運を左右することになるだろう。
 安倍晋三首相をはじめ菅義偉官房長官が麻生発言の 打ち消しに躍起になっている。
 しかし、麻生さん本人には問題の重大さに対する認識がどれだけあるだろうか。

 安倍政権は今何よりも、アベノミクスで日本経済を本格的な成長軌道に乗せるという大きな課題を背負っている。
 財務相はその中軸 を担う立場にある。
 これから勝負をかけるというときに、この発言は軽はずみもいいところだ。

 昨年12月の総選挙、7月の参院選で自民党は大勝した。
 野党はアベノミクスに反対するものの、対案を打ち出すことができない。

 だから国民はアベノミクスに不安を感じていながらも、その成功を願うしかない。
 もしくは、アベノミクスに反対ならば投票を棄権するしかなかった。

■安倍政権はこれからが正念場、何という誤りか
 野党はだらしなく、国民には「自民党か、棄権か」の選択肢しかなかったのだ。
 衆参で自民、公明の与党が安定多数をとり、麻生さんは安心して、今回の失言につながったのかもしれない。
 だが、それはとんでもないことだ。
 アベノミクスはこれからが正念場だ。
 今こそ身を引き締めて勝負に出なければならないときなのに何という誤りだろうか。


▲補足、感想など

 なんというか。
 愚かしいと思わないか。
 ピントはずれのことを言って面白いか。
 
 さて。
 ドイツの歴史をみたとき、ヒトラーの権限集中策は、興味深いものだ。
 不思議たろう。
 記事にあるように、ヒトラーはワイマール憲法下の自由選挙で選ばれた。
 そこから、段々、ヒトラー個人に権限が集中したのだ。

 なぜ、こんなことが起こったのだろう。
 そこに、麻生さんの関心があったのだ。そこに言いたいことがあったのだ。

 核心はなんだろう。
 ヒトラーは、当時のドイツ人の不満とか要求とかをうまく把握して、不満・要求を解決できそうな「方向性」を示し得た—ということなのだろう。

 当時、ドイツは第一次大戦での敗戦により、過大な(とても支払うこともできそうもない)賠償金の支払いを課せられていた。また、小政党が乱立し、「決められない政治が続き」、議会制民主主義というものに国民が絶望していた。
 そこを、1930年代の暗雲のごとき、世界的な不況が襲ってきたのだ。

 こんな鬱鬱たるドイツ国民の不満・要求をヒトラーは的確にとらえ、その解決というか展望の開けるような「方向性」を国民の前に示せたのだろう。

 ここらだろう。
 麻生さんが指摘したというか、関心をもった部分は。

 今の日本を見てみよ。
 憲法9条で自ら手足を縛ったような状況だから、図にのって、中国・韓国が理不尽なナンクセをつけて、日本を攻撃してくるのだ。
 もう、いい加減、自分達が憲法9条でどのような目に合わされているか—気がつくべきだ。

 また、記事にあるように、朝鮮系のマスコミに媚をうったようなジャーナリストの妄言がはびこっているのだ。

 そういう日本国民の不満などを的確にとらえ、時代の変化を見据えて、日本国民の理解をえながら、憲法を改正しようということだろう。

 麻生さんの言いたいことの核心はおそらくこれた。
 ナチスもユダヤも関係はない。

 そこにあるのは、時代の変化をとらえ、国民の不満・要求を的確に把握することなのだ。
 そこにこそ、「憲法改正の鍵」があると指摘しているのだと筆者には思える。

 記事の田原さんの文章は、日本のマスコミを牛耳る朝鮮系の人間達に「媚を売っただけの文章」ではないか。