2013年4月13日土曜日

対話する準備はできている—とケリー米国務長官。


オバマさんは電話なんてしないけど、ケリーさんが「対話ぐらいなら」--と言っているということだな。
 これがアメリカとしては、最大の譲歩というか歩み寄りであろう。

 でも。
 これ以上はない。これ以上のアメリカの歩み寄りはない。
 オバマ大統領は絶対に電話などしない。

 後は、金第一記の「気分しだい」だろう。
 もう一押しと思うならそうすればいい。

 ケリーさんが「話し合ってもいいよ」--といったということは、巡航ミサイルを備えた原潜などが、日本海・太平洋の西部に充分に配備されている--ということであろう。
 ずらっと銃口を向けられた中での「対話」ということか。


 以下、新聞から抜粋。

 ケリー米国務長官は12日、ソウルで外交部長官と会談した後に行った記者会見で、 朝鮮半島の平和のため、北朝鮮と対話する準備ができていると話した。

 ただ、国際義務を順守することが対話の前提条件になるとした。


▲補足、感想など

 もう、失うものなどなにもない—と北朝鮮。
 う~ん。
 世界の最貧国って強いなぁ。(いや、皮肉だけど)

 つまるところ。
 一発、ミサイルを発射してしまえばそれでおしまいなのだ。
 だから.
 「発射するぞ、発射するぞ詐欺」なのだ。

 北朝鮮としては、なんとかミサイルを発射する恰好をみせ、対するアメリカは、冒頭でふれた原潜をずらっと並べた—そんな形の中で「対話する準備はできている」ということなのだな。

 金第一書記はさて、どうするかな。
 まぁ、膠着状態か。
 北朝鮮としては引き下がれない。アメリカは「対話する準備はできている」と言い続けるだけだろう。

 音を上げるのは「韓国」か。
 隣国にリスキィな人間が存在する国家へ投資する企業なんてある訳がない。
 日本は円安で輸出が楽になると、製品が競合する韓国企業の業績は落ちざるをえない。
 で。
 苦しい。本当に苦しい。

 そこで、アメリカ、中国、日本へ泣きつく—ということだろうなぁ。
 日本、アメリカはまぁ、知らん顔。

 すると、中国様へ一層泣きつき、なんとかしてくれ—というしかない。
 いよいよとなると。
 中国は強行的に北朝鮮へ特使を送るかも--
 結局、朝鮮半島全体を元のように中国の支配下におくしかないか。