▲う~ん、と思う。
おそらく、根底にあるのは制度の問題ではない。
核心を見間違えるな。
安倍内閣の女性閣僚が、雇用の際の女性雇用拡大を—とか極端なことをいっていたが、違うだろう--。
そうじゃなくて。
単純に言えば。
「男性が外で働き、女性が家を守る」--という実に日本的な「古典的な形」に戻りつつあるだけだ。
それは働きたいという女性もいる。
だから。
そんな人には、充分に最早、門戸は開放されているだろうに---。
いや、もっとはっきり言えば。
じゃ、自民党の議員の半分がなぜ女性議員ではないのだ?
実際にそうなってはいないではないか。
まず、そのことを考えよ。もし、着手するならそれを試みてみたらどうだ? 結果としてそうならないだろうが。
極端な議論をしても、無理なことは無理。
日本には、日本なりの「落ち着く場所」がある。
そのことを直視せよ。
以下、新聞から抜粋。
国際通貨基金(IMF)は4日公表した雇用と成長に関する
報告書で、日本で女性の労働参加率が低いことを指摘し、日本社会の高齢化に
対応するため雇用対策や規制緩和で女性の就業を拡大すべきだと提言した。
報告書は、高齢化と労働人口の減少によって日本の経済成長や財政の安定が
妨げられると警告。
2010年現在で63%にとどまっている女性の労働参加率を、
先進7カ国(G7)の平均を上回る70%まで引き上げることで、潜在成長率が
0・25ポイント上昇するとの試算を示した。
▲補足、感想など
この欧米諸国から、日本の女性達は、男性から虐げられている—とかいう偏見というか、思い込みのようなものがあるのだな。
なぜ、そう思うだろう。
日本人の目からみると、よほど、欧米諸国の女性達の方が「虐げられている」と思うのだが。
だって、お金の管理とか旦那がやっているのだぞ。
日本人の場合、殆どが「妻」がお金の管理をしているだろうに。
これは。
明治期に日本に来た外国人の目からみて、「虐げられているように見えた」ということなのだろうな。
なぜだか知らないけれど。
外で自己主張が激しくないから—か。
でも、家庭内では「主婦として君臨」しているのだ。
いや、話がどこかへいった。
冒頭でふれたように、日本の女性達は、「夫が外で働き、妻は家を守る」という実に日本古来の形に戻りつつあるということでしかない。
当然、そんなことが嫌いとか、金銭的な意味で妻が働かざるをえない—という場合があろう。
そんな人達への雇用を守るということで充分ではないか。
Imf
がなにを言おうが、安倍政権の女性閣僚がなにを言おうが、「無理なことを強制してもそうはならない」。
自然体で対応するしかあるまい。