▲原発の再稼働への道筋がボンヤリを見えはじめたようだ。
安倍さんとしては、できるだけ、早期に—と考えているのだろうが、7月の参院選の前だと、攻撃される「的」を自ら作るようなもの。
そこで、参院選後にもっていきたい--ということなのだろう。
だから。
茂木経済産業相が、原発の再稼働を「今秋をめどに」とコメントしたものだろう。
ただなぁ。
ちょっと安倍さんは、この件に関しては”慎重すぎる”気がする。
エネルギー問題は、国家の命運すらも左右するものだ。<いや、もっと言えば、産業界が活況を呈するためには、まず、エネルギーが必要なのだ。電気もなしで工場が動くと思うか>
だからこそ。
だからこそ。
安倍さんがリーダーシップをとって、いま、原発を稼働させるしか、日本が生き残る道はないのだ—ということをもっとアピールして、安全が確認されたものから順次、できるだけすみやかに再稼働に踏み切るべきだと思う。
以下、新聞から抜粋。
茂木経済産業相は、全国で稼働を停止している原子力発電所が再稼働する時期の目処について「今秋になるだろう」と述べだ。
原子力規制委員会による原発の安全審査を経て、電力会社が最短で再稼働する時期の見通しを示したもの。
全国に50ある原発は関西電力大飯原発3.4号機を除いて運転を停止しており、規制委が7月にまとめる新規制基準を満たした原発から再稼働となる。
茂木氏は、「原発の安全性を規制委が判断した上で、再稼働のスケジュールは焼ければ秋になる」との、見通しを示した。
▲補足、感想など
筆者の言いたいことは、原発の再稼働の「決断」は、安倍首相がすべきだ—ということだ。
すべての責任を負って、安倍さんが「再稼働の決断」をしなければならない。
それが国家を代表するという意味だ。
そのことは、「再稼働の責任」を、原子力規制委員会、電力会社に押し付けない—ということだ。
再稼働に踏み切った場合、不幸にして規模は小さいとしても、福島原発と同種の事故が起こらないとも限らない。
その時、ヤレ規制委員会が認めたから、ヤレ電力会社が再稼働を認めたから—という「責任論」にならないように配慮せよ--ということ。<こういう議論になることが予想されれば、誰も怖がって再稼働を許可することができない>
だからこそ。
安倍首相が、国家の指導者として・日本を代表するものとして、「全ての責任を負って」、再稼働すると決断せよ。