2016年11月6日日曜日

目が死んでいる。洗脳されている---か

洗脳されている—はどうかなぁ。
 孤独な国家指導者にとって、頼るべきは己の蓄積した教養だ。

 韓国の朴大統領にとって、頼るべき「自分自身の教養があまりにうすっぺらい」ものだったのだろう。
 だから。
 目が死んでいるではなくて、己の教養の「薄っぺらさ」への「恐怖」の表情なのだろうな。

 別の言葉で言えば、己の教養では、己の判断を支えることができない—という自信の無さに繋がっているのだろう。

 以下、新聞から抜粋。

 ダウンタウンの松本人志が、トーク番組『ワイドナショー』で、“国家機密の情報漏洩”の問題で批判を浴びている韓国・朴槿恵大統領(64)について、「洗脳されている」と言及。
 この日のゲストはHKT48の指原莉乃(23)、お笑い芸人の小藪千豊(43)、フリーアナウンサーの古舘伊知郎(61)の三人。

 朴大統領の友人で実業家の崔順実容疑者(60)が、民間人でありながら国政の機密情報を入手し、大統領にアドバイスしていたことが発覚した騒動を取り上げ、松本は「洗脳されている。ヌルプム体操やっている姿を見ると、完全に目が死んでいる。このまま続けていっても、戦っていけるのかは疑問」と感想を漏らした。

 “ヌルプム体操”とは韓国の文化体育観光省が決定し、PRに務めている国民的体操のこと。
 この国民的体操は当初、別の”コリア体操”になる予定だったが、発表の1か月前になって突然、ヌルプム体操に変わったという経緯がある。
 この不自然な変更には多くの利権が絡み、崔容疑者が無理やり押し込んだと伝えられるなど韓国では批判の的になっている。

補足、感想など

 国家指導者というものは、小泉元首相のごとく、「ドス黒いまでの孤独」の中にあり、「彼に友人なんて誰もいませんよ」という世界なのだ。

 そんなドス黒いまでの孤独の中にある指導者にとって、頼るべきは「蓄積した己の教養」しかない。
 ところが、この「己の蓄積した教養」が頼りにならないと考える指導者がいる。
 それが、韓国の朴大統領のような人だ。

 その頼りにならない教養の隙間を埋めるものが、朴大統領にとっては「ウサンクサイ占いばばぁ」だったということだ。

 洗脳されたもクソもない。
 要するに、読んだ本の量が足らないのだ。
 不足した「本の量」を、占いばばぁが埋めたということでしかない。

 教養というものは、一朝一夕ではできない。
 昨日、教養が不足したといって、一日、本を読めば、今日は、不足分を解消したということにならない。

 朴大統領は、退陣せざるを得ないだろうな。