▲アメリカの利上げはいつ? という問題だろうなぁ。
トランプ新大統領がイエレン議長をそのまま任命するかどうかも分からない。
でも。
新frb議長がイエレンさんになるかどうかは分からないが、来年春には多分、アメリカの新任frb議長は利上げする。
その時、中国人民元は暴落する? てな予測を中国人自身がもっているのだろうな。
だから。
それまでに中国国内の資産を海外へ持ち出したい。
海外企業を買収する形でもいいし---と。
以下、新聞から抜粋。
2016/11/16(水)
中国政府が資金の国外流出防止に躍起となる中、景気減速や人民元安を嫌い、規制をすり抜け出ていく資金の規模は拡大の一途。
中国の外貨準備は昨年5000億ドル強も目減りし、縮小は止まらない。
今年10月だけで460億ドル近くが失われた。
流出を止めるため当局は海外投資のための主な枠組み、個人富裕層向けの適格国内有限責任組合(QDLP)や機関投資家向けの適格国内機関投資家(QDII)を制限している。
また海外への大型直接投資の承認件数も急速に鈍化した。
金融サービスプラクティスの責任者Yin
氏は「QDIIの新たな割り当て枠は停止され、多額の外貨送金を伴う海外直接投資が認可されるかどうかはケースバイケースとなっている」と述べた。
業界関係者によると、当局の締め付けが緩む気配はないので、投資家は香港経由の貿易取引のインボイス(送り状)水増しなどの手段で資金の海外移動を目論んでいる。
ナティクシス(香港)のチーフエコノミストは「これらの貿易取引量の伸びの大きさは、疑わしい取引が当局に摘発されているとしても、それはほんの氷山の一角にすぎないことを意味している」と指摘した。
当局の資金流出を抑え込む動きは強まっている。
香港の資産運用会2社の幹部は、QDLPは来年半ばまで停止状態が続く公算が大きいとの見通しを示した。
国境を越える取引については、5000万ドルよりも大きい場合は投資家が国家外為管理局(SAFE)に直接出頭して申告するか、分割での支払いを要求している。
こうした取り組みは奏功している。
7─9月の中国企業による海外合併・買収(M&A)総額は384億ドルと、1─3月の半分以下にまで落ち込んだ。
一方、6─7%のリターンを提供する商品もある外国保険会社の投資性保険も中国本土の投資家に人気があったが、当局は「銀聯カード」による香港での保険商品購入額に上限を設定した。
ただある幹部は、投資家はなお規制の抜け道を模索していると指摘した。
法律事務所ラッセル氏は、国際的な資金洗浄を監視する多国間の枠組み「金融活動作業部会(FATF)」が割り出した中国本土から資金を国外に移す主な手段には
(1)直接的な現金の密輸(2)金融チャネル(3)貿易(4)影の銀行──があるとした上で、「最近の人民元安を受けてこうした手段が活発に使われている」と話した。
このうち金融チャネルがふさがれつつある中で、貿易取引における架空インボイス計上の動きが増えてきた。
実際トムソン・ロイターのデータでは、中国本土と香港の取引総額の70%に原因不明の食い違いが生じている。
▲補足、感想など
中国は、追い詰められつつある—という感じだなぁ。
ちょいと、掲示板の書き込みを拾ってみようか。
--ここから--
2016/11/16(水)
f
そりゃ命懸けに逃げ先確保だもの
2016/11/16(水)
またドル上がってるな。
日本はともかく、他の新興国は一斉に通貨危機起こしかねないぞ。
中韓はどうなっても構わないが。
2016/11/16(水)
0
中国から流出しているのは金だけか?
2016/11/16(水)
今の内にやっとかないと、人民元が暴落しますから、市場経済なら当然ですが。
2016/11/16(水)
商取引を隠れ蓑にしたマネー流出の主は、お金持ちやら、中共幹部だったりすんのんな。
2016/11/16(水)
人民元を国際通貨にしようなどと先走って分不相応な事を考えたのが悪かったな
人民元の暴落を防ぐ為にはドルを放出するしかない
2016/11/16(水)
外から普通に見てて、中国はいつも通りの王朝衰退期に入ってる。
4000年前の夏桀の時代から繰り返されてきた例のアレだ。
乱恥気騒ぎは宴たけなわで、宴はいずれ終わる。
上級国民もそれは判ってる筈だ。
困ったことに、昔は30年掛かった事が、今は数年で起きてしまう。
中国は共産党統一100年を迎えることは出来ないだろうが、
問題はその変化が、もっと早く起きてしまうだろう、と言う事だ。
2016/11/16(水)
FRBの利上げでそれも無駄な足掻きになる
残る手段は不動産バブルの崩壊を覚悟して中国も利上げするしかなくなる
2016/11/16(水)
バブル弾ける前に外貨に変えておくババ抜きだろう。
--ここまで--
中国自身で、利上げか。
そうでるかもしれないが---。さぁ、習近平さんは決断できるかな。