▲指導者がどうこうではない。
もう一度、原則に戻るしかない。
経済の根底にあるのは「信用」だ。
韓国国民自身が、他者からの信用を得るように、地道に働き地道に稼いでいく—という生き方をするしかない。
騙しだまされ、裏切りうらぎられる社会から脱出せよ。
それ以外に、韓国が生き残る道はない。
お天道さまが見ているのだ。お天道さまに恥ずかしくないような生き方をせよ。
以下、韓国の新聞から抜粋。
先週末、全国各地で開かれたろうそく集会で確認された感情は明快である。
朴大統領が辞任しなければならないということだ。
国をこの有り様にした責任者の朴大統領は辞任すべきで、その道だけが解決のスタートラインだと。
世論調査でも朴大統領の辞任要求は50%を超え、一層高まる勢い。
市民は朴大統領の退陣を望んでいるのではない。内側に韓国社会の改革に対する熱望が込められている。
「チェ・スンシル」事件は国民の怒りを爆発させる起爆剤であった、市民の胸の中に、我々の現実社会に対する挫折と怒りが凝縮される。
「ヘル朝鮮」という言葉に代弁される社会の不条理や不平等、不正や特権、政・官・財の既得権体制、基本的権利を無視した命令通り無条件に従う現実など、矛盾にまみれた韓国の現実に対する怒りが爆発した。
今、国民の視線は退陣の先を見つめる。
韓国の社会を根本から作り直し新しい秩序、共同体を作ろうと熱望が噴出している。
そして民主主義と人権を取り戻し、政治・経済・外交・安保などを革新しようという叫び。
「朴大統領を引きずり下ろすことが民主主義の第一歩」とは、思いが詰まった表現。
問題は爆発的な熱望と現実の間のかい離が大きい点だ。国民の熱望に答える責任は朴大統領をはじめとする政界にある。
朴大統領は自身の権力基盤を維持することに気をとられている。
彼女の態度は立場を弱め没落の道を早める。
実際、朴大統領が直面する状況は辞任の他に方法はない。
一線から退くとか、内政と外政の分離などという話も実際には言葉の遊びに過ぎない。
国政の運営能力の欠落が確認された大統領が、国家の重要な業務である国防や外交を受け持つということからしてナンセンス。
大統領の軍の統帥権を認める軍人がいるわけがなく、自分の国で疎んじられる大統領が外国から相手をしてもらえるはずがない。
傍観者であり擁護者でもあるセヌリ党は、変化を語る資格もないので論外。
しかし野党も国民の熱望を実現させる準備ができてないのは同じ。
突然押し寄せた状況の前でどうしていいか分からないまま、とまどっているだけ。
市民の思いをリードしていく能力も、国民の意思を政治の現実に具体化する構想もない。
新しい世の中を建設するビジョンや準備がないことの現れである。野党の未来も、国の将来もない。
すでに国民の思いの堰は破られている。集会に参加した市民はそのように話している。
「国民の参加で大きな変化がなされるだろう」。
熱望は川の水になって流れ始めている。
今の混乱した有様を、禍転じて福となすきっかけにして、社会を根本的に変えていくための手立ては何か、皆が深く考え悩むべき時である。
▲補足、感想など
は、は、は、は。
根本的に変える手立てねぇ。
そんなものがこの世にあるものか。
しかし、韓国の新聞人の攻撃って激しいなぁ。
そもそも、新聞の記者だって、朴大統領と同罪であろう。人のことが言えるのか。
韓国の国がうまく運営できる方向性すら示すことができなかったという点で。
根本的に変えなければならないのは、生き方だ。暮らし方だ。
冒頭でふれた。
経済の根本は「信用」なのだ。
他者からの信用を得るように、地道に働き、地道に稼いでいくしかない。
だましだまされる、裏切りうらぎられる—という生き方を変えていくしかない。
それが、出来なければ、今までと同じさ。
ヘル朝鮮を根本的に変える妙手なんてものは、存在しない。
お天道さまに見られているのだ。お天道さまに恥じない暮らし方・生き方をするという以外に、ヘル朝鮮を切り替える方法はない。