2016年11月20日日曜日

ロシア人ってアホだろう。シベリア鉄道の延伸計画

シベリア鉄道の延伸って。
 じゃ、誰が乗るのだ? どう使うのだ?
 あぁ、鉄道で日本 →欧州への貨物を運ぶってか。

 まず、シベリアの極東地域って、人口の少なさで知られた地域であろう。
 膨大な費用をかけて建設したところで、誰が乗車するのだ?
 日本の北海道でも宗谷線とかを廃止しようとしているのだ。

 また、鉄道で貨物(日本-欧州間での)を運ぶとして、当然、船で運ぶ場合の運賃との比較であろう。
 船で運ぶということに、鉄道で運ぶ運賃が比較になるかな。

 1週間くらいで、日本から欧州へ届くとしても、大きな貨物を運ぶことはできないので、中小の貨物となろう。
 どう考えてみても、鉄道で荷物を運ぼうというのは、少数だろうなとしかいいようがない。
 まず、採算のとれるものではあるまい。

 なぜ、こんな資本主義の初歩の初歩のようなことが理解できないのか。
 表題に還る。
 ロシア人って基本、アホだろう。

 それならば。
 ウラジオストク付近を経済特区にして、発電所、下水などを整備して、日本の企業を誘致するとかの方が余程マシだ。
 また、鉄道についていうならば、新潟-ウラジヲストク間に列車の乗る大型フェリーを運航し、日本の列車にのったまま、シベリア鉄道に接続した方が余程マシだ。

 以下、新聞から抜粋。

 来月の日ロ首脳会談に向けロシア側が提案したシベリア鉄道を北海道まで延伸するプランの詳細が判明。
 第一段階として、シベリアとサハリンを鉄道で結び、第二段階で北海道をつなぐ。
 日本と欧州を結ぶ動脈になるとして日本からの出資を求めているが、日本側は慎重な姿勢だ。 

 日ロ両政府が開いた閣僚級の「貿易経済政府間委員会」で、ロシア側が「他の経済協力の実現にも貢献する中核プラン」として説明。
 ロシア側の説明によるとシベリア鉄道延伸は、五百八十キロ強の新たな路線を敷いてロシア本土とサハリンを結ぶ。

 タタール海峡(間宮海峡)については、橋とトンネルでつなぐ両案があるが、橋(六キロ)の場合は開通まで七年半、トンネル(一二・六キロ)は九年半かかる。
 完成すれば、低コストの物流路線になり、日本とロシア、欧州との物流や人的交流が飛躍的に増加し、市場競争力も増す、としている。

 ロシア側の試算では、第一段階で、ロシアとサハリン間で九百二十万トンの貨物が行き来し、北海道までつながれば、 日ロ両国間で二千六百万トンの貨物量が見込まれるという。
 しかし、工期の短い橋でタタール海峡をつないだ場合でも、第一段階だけで総工費は約三千九百億ルーブル(約六千五百億円)と巨額になる。経済協力はロシアの医療や生活面の向上、極東の産業振興など八項目ある。

 十二月十五日に山口県で予定される安倍晋三首相とロシアのプーチン大統領との会談で、文書として発表される予定だ。

補足、感想など

 シベリア北部の気温とかの環境を考えてみよ。
 鉄道という施設は、その維持だけでも膨大な費用がかかる。
 冬季の猛吹雪の中を、一日数本の列車通過のために、レールを、橋梁をチェツクしなければならなくなる。
 その人件費・苦労等を考えてもみよ。
 シベリア鉄道の延伸は、もっとも、無駄というか意味のない投資となろう。

 だから。
 そんなことを考えるくらいなら、ウラジオストク周辺の鉄道の整備とか発電所の建設を考えた方が、余程意味がある。