2016年5月20日金曜日

衆参同日選の環境整う

環境ねぇ。
 あれこれ、まとめて考えると、61日解散、710日同日選、ついでに都知事選と重なるということが。

 安倍さんとすれば、今年の早春、戦後レジームも完全崩壊したことで、邪魔な韓日二重国籍の韓国人工作員国会議員達をまとめて排除してしまおう—と決心したということだろうな。

 やれやれ---中国経済のことはほっておいても、もう、他のことで問題はない--明日は天気だ。

 以下、新聞から抜粋。

 憲法改正を目標とする首相にとって、ダブル選には4つのメリットがある。
 まず、9月の民進党代表選で岡田執行部が一新し、新代表が登場すれば、首相には脅威になりかねない。
 それよりは、結党後、「看板を掛け替えただけ」との批判がつきまとい、支持率が伸びない“古顔”の岡田氏と戦ったほうが得策と判断。

 次に、参院選で共闘する民進党と共産党の間に、くさびを打ち込むことができる。
 参院選では野党統一候補が立つ予定だが、各党が候補者を擁立する衆院選と一緒になれば、野党統一候補の訴えはちぐはぐになる。

 民進党の衆院選候補が選挙戦で、国家観が異なる共産党を念頭に小選挙区はわたしに、比例代表は共産党へ」と訴えることができるか。

 3つ目は、世論調査が、熊本地震への政府の対応を評価し、追い風にできる。
 4月に実施した世論調査では、安倍政権の地震対応を「評価する」と「どちらかといえば評価する」が計64・5%に達した。

 首相が地震対応に目鼻を付けた上で今月の伊勢志摩サミットを成功させ、オバマ米大統領とともに被爆地・広島を訪問すれば、首相への支持率は高まり、衆院解散への環境は整う。

 4つ目は、ダブル選挙をやれば、経費の合計に比べて、選挙費用を節減できる。
 参院選は、「政権与党にお灸を据えよう」という有権者心理が働きやすい。

 9年おきの参院選で時の政権は、退陣を余儀なくされてきた。
 今年を起点とし、9年遡ると、平成19年の第1次安倍政権は参院選で敗北し、首相の座を追われた。

 この、参院選で自民党が負けて政権が退陣する「9年おきの法則」にも例外がある。
 昭和55年のダブル選がそれだ。
 「ダブルをやれば負けない」との神話は、中曽根元首相で圧勝した6年後のダブル選(61年)でも証明。

 安倍首相は「解散の『か』の字も考えていない」と強調。
 だが、永田町では「首相は衆院解散については嘘をついてもいい」との暗黙の了解がある。
 安倍首相が「9年おきの法則」をはね返そうと、ダブル選に打って出ないという保証はどこにもない。

 首相の性格をよく知る地元関係者はこう語る。 「首相は世間とは逆のことをやりたがるけん、どう転ぶか分からんちゃ」

補足、感想など

 まぁ、冒頭でふれたように、61日解散、710日衆参同日選、東京都知事選のトリプル選となるだろうな。
 これで、エベンキ族国会議員達をまとめて、ゴミ箱にポイ---となるだろう。

 ところで、北方領土交渉が、プーチンさんの決断如何にかかってきたようだ。

 --ここから--

 ロシアのガルシカ極東発展相は、ソチで行われた日ロ首脳会談で、 安倍首相が北方領土問題と経済協力を結び付けるのをやめたという認識を示した。
 ガルシカ氏は「日本は二つの問題を初めて切り離した」と主張。
 こうした日本側の立場は、トルトネフ副首相の先の訪日時にも確認されたと語った。

 安倍首相はプーチン大統領に対し、経済分野を柱とする8項目の協力プランを提示。
 「ロシア国民が恩恵を実感できる」というプランを進める中で、領土問題で強硬なロシア世論の 軟化を狙うものとされるが、ロシア側に「経済先行」という誤解を与えた可能性がある。 

 --ここまで--

 要するに、貧乏で能力のない国民を抱えた国家の判断というのは、「おもらい交渉」となるということだろう。
 10与えると、100欲しがり、20与えると300くれないとどうにもならない—と、どんどん嵩だけ大きくなってまともな交渉にならない—ということだ。

 安倍さんも、そんな先の見えない交渉をやめた—ということだ。
 だから。
 もう、プーチンさんの胸三寸にかかっているのだ。
 
 プーチンさんが決断しない限り、日本とロシアの交渉は前には進まない。また、決断できるのはプーチンさんだけであろうに---
 どこかで、安倍さんが席を立って、もう数十年後に交渉しようということになるのかもしれないな。

 でも。
 筆者が何度もいっているように、北方領土という土地をロシアが占領していたってうまく使用できないだろう。
 日本人が利用すれば、様々に利用できる。
 無駄に放置して、もったいない--とロシアも思わないのか。
 充分にお金を生む土地だぞ。

追記。
 プーチンさんが、ロシア国内向けにコメントしている。

 --ここから--

 ロシアのプーチン大統領は20日、東南アジア諸国連合(ASEAN)との首脳会議後の記者会見で、 日本に対し、北方領土を「売ることはない」と発言。
 日本の経済支援と引き換えに、領土を引き渡すことはないとの考えを示したもの。 

 ロシアでは日露首脳会談で安倍首相が提案した「新たな発想」に基づくアプローチの詳細が判明しておらず、憶測が飛び交っている。 
 一方で、プーチン氏は「われわれは、日本を含む各国との対話を望んでおり、それには平和条約の締結や、 その文脈において、領土問題をめぐる話し合いが含まれる」と指摘した。

 --ここまで--

 プーチンさんでも、なかなか「決断」できない程、ロシア内部に影響が大きいということか。
 でも。
 安倍-プーチンという関係の中でしか、この問題は解決しない。
 安倍さんはもう2年くらい(今のところ)だ。
 その中で、プーチンさんが決断する以外にない。
 もう、すべてがプーチンさんの「決断力」にかかっている。