2012年10月13日土曜日

獲らぬタヌキの皮算用。


▲表題は、森さんが石破幹事長へいった言葉だ。ついでに、そう「解散しろ、解散しろ」と野田さんへ言うなと。
 う~ん、と思った。
 そうだろうなぁ。
 次に当選するかどうかも分からないのに、いや、もっとはっきりいえば、「路頭に迷う元国会議員達」を大量生産する訳であるから、そう簡単に決心できる訳もあるまい。
 でも。
 決心する・しないという問題ではおそらくない。
 野田さんの感情と別に、経済とか世界の状況が変化しつつあって、いやでも「決心せざるをえなくなる」。
 まるで、「柿が熟してポトリと落ちてくるように」、解散を決心せざるを得ないタイミングがくる。
 以下、新聞から抜粋。


 「いつまでに(衆院を)解散しろ、とあまり言うべきでない。みっともない」。
 自民党の森元首相は、事務所を訪れた石破茂幹事長と会談し、こう苦言を呈した。
 石破氏が「各種世論調査の数字だと、次期衆院選で政権交代できるのではないか」との見通しを示しても、森氏は「取らぬタヌキの皮算用をするな」と厳しく注意したという。
 先の総裁選で「脱派閥・脱長老支配」をアピールした石破氏に対し、森氏は「君が議員票を取れなかった意味をよく考えなさい」と忠告。
 自身を含む党の重鎮や派閥領袖らへの配慮を忘れるな、と言わんばかりだった。


▲補足、感想など
 記事中の--重鎮への配慮を忘れるな---か。
 でも、これは多分意味を取り違えているな。
 石破さんが安倍さんに負けたのは、自民党の重鎮に人気がなかったという理由ではあるまい。
 安倍さんの方が国民の支持を得やすいと自民党の議員達が、そう判断した結果であろう。
 重鎮がどう思うかなんて---
 それよりも、森さんの「獲らぬタヌキの皮算用」だ。
 確かにと思う。
 どこに自民党が次の衆議院選で勝つという確かな証拠がある?
 世論調査などからの、まぁ、勝手な希望的観測には違いない。
 蓋を開けてみるまで分からない。そこを森さんは突いたのだ。
 そのあたりだな。
 解散しろ、解散しろと言っても、解散は近づいてはこない。
 それより、「柿が熟して落ちてくる」ように、解散を待てということなのかな。