▲表題は、森さんが石破幹事長へいった言葉だ。ついでに、そう「解散しろ、解散しろ」と野田さんへ言うな—と。
う~ん、と思った。
そうだろうなぁ。
次に当選するかどうかも分からないのに、いや、もっとはっきりいえば、「路頭に迷う元国会議員達」を大量生産する訳であるから、そう簡単に決心できる訳もあるまい。
でも。
決心する・しない—という問題ではおそらくない。
野田さんの感情と別に、経済とか世界の状況が変化しつつあって、いやでも「決心せざるをえなくなる」。
まるで、「柿が熟してポトリと落ちてくるように」、解散を決心せざるを得ないタイミングがくる。
以下、新聞から抜粋。
「いつまでに(衆院を)解散しろ、とあまり言うべきでない。みっともない」。
自民党の森元首相は、事務所を訪れた石破茂幹事長と会談し、こう苦言を呈した。
石破氏が「各種世論調査の数字だと、次期衆院選で政権交代できるのではないか」との見通しを示しても、森氏は「取らぬタヌキの皮算用をするな」と厳しく注意したという。
先の総裁選で「脱派閥・脱長老支配」をアピールした石破氏に対し、森氏は「君が議員票を取れなかった意味をよく考えなさい」と忠告。
自身を含む党の重鎮や派閥領袖らへの配慮を忘れるな、と言わんばかりだった。
▲補足、感想など
記事中の--重鎮への配慮を忘れるな---か。
でも、これは多分意味を取り違えているな。
石破さんが安倍さんに負けたのは、自民党の重鎮に人気がなかった—という理由ではあるまい。
安倍さんの方が国民の支持を得やすい—と自民党の議員達が、そう判断した結果であろう。
重鎮がどう思うかなんて---。
それよりも、森さんの「獲らぬタヌキの皮算用」だ。
確かに—と思う。
どこに自民党が次の衆議院選で勝つという確かな証拠がある?
世論調査などからの、まぁ、勝手な希望的観測には違いない。
蓋を開けてみるまで分からない。そこを森さんは突いたのだ。
そのあたりだな。
解散しろ、解散しろ—と言っても、解散は近づいてはこない。
それより、「柿が熟して落ちてくる」ように、解散を待て—ということなのかな。