▲高校の無償化なんて、無理なことをするなよ。
できないなら、できないで、速やかに親の収入によってとか—できる範囲に修正すればいいではないか。
こうありたい—という希望と、実際にできるかどうか--ということには、大きな距離がある。
その距離がなんらかの形で埋めることができるならば実施すればいいし、埋めることができないなら、できる範囲に修正するか、無理だ—ということで取りやめにすればいい。
そのあたり、メンツに拘るな。
速やかに修正せよ。
以下、新聞から抜粋。
大阪府の25年度一般会計当初予算案。
生活保護扶助費など経費は増え続け、財政を圧迫している。
その上「私立高授業料無償化」「中学校給食」など橋下徹前知事の“遺産”だ。
貯金の取り崩し、借金に依存から抜けきれず、
府の借金は過去最高の約6兆4千億円に膨れあがる。
現行の私立高授業料無償化制度は橋下前知事が23年度にスタート。
25年度は1~3年まで3学年すべてがそろうため過去最高の約228億円に。
原則として今後も毎年同額が必要になる。
また、23年度から始めた給食施設整備費助成の負担も重い。
市町村に助成を行う計画で、25年度は約35億円を計上。
府は28年度中に府内全市町村で実施率100%をめざしている。
府が施行した財政運営基本条例は収入の範囲で予算を組むと規定するが、税収だけで賄うのは現実的に不可能だ。
そのため、府は地方交付税に頼ってきたが、25年度の交付税は2553億円に。
府は歳入不足を補うため“貯金”にあたる財政調整基金から401億円を取り崩した。
ただ、それでも足りず、臨時財政対策債も3100億円の発行を余儀なくされた。
しかし、府は背に腹は代えられないのが実情で、臨財債を発行し続ける悪循環に陥っている。
▲補足、感想など
橋下さんがどう言おうと、できないものはできない—でいいじゃないか。
無理でした—ということで、変更・取りやめよ。
無理をすれば、必ず、どこかが破綻する。