2013年2月25日月曜日

安倍首相の訪米の意味。


▲どうも、安倍さんの訪米についての新聞などの論調がおかしい。
 なぜなのだろう。

 アメリカ、オバマさんにまともに相手にされなかった—という印象を与えたい、安倍さんへのネガキャンのようだな。
 それは一体なぜ?
 日本が中国重視?からアメリカ重視へ転換した—という印象を、国際的に与えたくないということか。

 中国への海外からの投資が減少している今、日本が対米重視という方向へいくと、他の国も反射的に「中国軽視」となると考える—ということなのだな。

 なるほど、だから中国様からお金をもらっている日本のマスコミが叩くわけが。
 ついでに、tpp についてもなにかミスリードをしていたな。
 安倍さんはtpp に参加するとか言っていないではないか。
 聖域なき—という表現ではなくて、聖域もあるよ--ということをアメリカとの間で確認しただけではないか。

 以下、新聞から抜粋。

 安倍首相は24日午後、初訪米を終えて政府専用機で羽田空港に帰国した。

 首相は帰国に先立つ現地時間23日午前(日本時間23日深夜)、ワシントンでの滞在先である米大 統領賓客施設「ブレアハウス」で、オバマ大統領について「同盟国として一緒に 仕事をしていくという意味においては、大変ケミストリー(相性)が合ったような気がした」と述べた。

 また、環太平洋経済連携協定(TPP)への日本の交渉参加では、大統領に対して「帰国してから、参 加するかどうかをあまり時間を置かずに判断したい」と伝えたことを明らかにした。

 首相は「TPPもそうだが、これから日本がどう実行していくかが全てだ」と強調した。


▲補足、感想など
 -- 参加するかどうかをあまり時間を置かずに判断したい—と安倍さん。
 これのどこか、tppへ参加した—ということになるのだ。
 マスコミのミスリードもほどほどにせよ。

 今回の訪米は、新首相としての「挨拶」であろう。
 2009年の夏から鳩山さん=ルーピーが首相をしていたものだから、日本とアメリカの間が完全におかしくなった。
 以来、3代に渡って朝鮮系帰化人の首相となった。
 ところが、この人達各々が「ルサンチマン」のようなものを心中深くもっていて、根暗な指導者としてまともな政策もまともな行動力もないままだった。

 <ついでといってはなんだが、この朝鮮系の人達の中から「逸材」がでないのは何故なのだろうなぁ。歴史を振り返っても、朝鮮半島からこれといった人が出ない。上でふれたルサンチマンを持ち続けることによるためなのかな。まぁ、英雄が暗殺者だからなぁ>

 昨年末に、3年ぶりに自民党が大勝し、安倍さんが5年ぶりに首相として復活したことで、世間がいっぺんに明るくなった。
 アメリカ・オバマさんとしては、とにもかくにも「話が通じる」人が、日本の首相となったことで安心しているのだ。

 Tpp とか、確かに日本とアメリカでは、利害が一致しない。
 それでも、その違いを理解した上で、どこか共通のウイン-ウイン関係となれる部分はないか—と考えているということであろう。
 余りに日本が不利というならば、安倍さんはtpp への参加を拒否するであろう。
 もう、このあたりは、安倍さんの判断にまかすしかない。

 この夏の参院選を自民党圧勝で乗り越えれば、安倍政権は5-6年は充分に維持できる政権だ。
 そんな長期政権を狙っている人間が、迂闊な判断をする訳がない。

 あぁ、隣の国にいたなぁ。
 10年くらいやる予定だったのだが、最初の最初に「判断ミス」をした、習なんたらという国家主席が。