▲外資の中国離れが鮮明となったようだ。
特に、日本からの投資が減少した。
いや、中国の(習近平国家主席の)日本叩きは、それを狙ったものではなかったのか。
少々殴ったところで、日本資本は逃げやしない—と甘く見たのか。
別に、日本のメーカー等は、「中国脱出」なんて言葉を使っていないだろう。
ここらが、日本人はサイレントボムと言われる所以なのだ。
以下、新聞から抜粋。
中国商務省が発表した今年1月の外国直接投資(FDI、実行ベース)は、
前年同月比7・3%減の92億7千万ドル(約8640億円)で8カ月連続のマイナス。
賃金高騰などを背景に、製造業など外資系企業の“中国離れ”が鮮明になった。
中でも日本の投資は、同20・0%減の6億4千万ドルと大きく落ち込んだ。
尖閣諸島をめぐる昨秋の反日デモで、中国各地の日系企業の拠点が放火や破壊の被害を受けた問題が影を落とした。
日中経済関係の冷え込みも、改めて浮き彫りになっている。
対中投資全体の約半分を占める香港は同10・2%減の57億1千万ドル、米国も同20・0%減の2億7千万ドルと低迷した。
一方、欧州連合(EU)27カ国の対中投資は、
同81・8%増の8億2千万ドルと大幅に拡大した。
対中投資の見通しについて、商務省の沈丹陽報道官は
「不確実な要因が多く、情勢は総じて厳しい」との見方を示した。
昨年1年間の対中投資は前年比3・7%減で3年ぶりに前年割れ。
外国投資の鈍化で、中国経済の先行きに不透明感が出始めている。
▲補足、感想など
だから、昨年の夏、反日騒動をやろう—と決断した時、習近平国家主席はどう考えていたのか。
ちょっと殴りつけてやれば、日本は・日本人はすぐに折れてくるさ、すぐに鳴きをいれるさ—と考えたのか。
まぁ、中国人自身の見方は違うようだが。
--ここから--
2013年2月18日、人民日報によると、日本を上回って世界第2の経済大国となった中国だが、
その「世界の工場」としての優位性は10年先も維持されているとの見通しを、
中国のシンクタンク・中国社会科学院経済研究所の裴長洪所長が明らかにした。
成長著しかった10年前と比べると、現在の中国は労働力コストが4倍近くになり、コスト面での優位性は失われつつある。
製造業の一部は東南アジア諸国への移転あるいは先進国の再工業化も進んでおり、「世界投資報告2012」によれば2011年に東南アジアへ流入した海外直接投資は前年比26%増の1170億ドル(約11兆円)だったが、中国は8%増にとどまった。
2000年には世界全体で販売されたナイキの靴の40%を中国が製造し、ベトナムは13%だったが、
現在はベトナムが最大の製造国となっている。
しかし裴所長は、中国は人的資源全体の数で絶対的な優位性を維持しており、これに代わる存在は他にないと指摘した。
また、労働力の質の高さも絶えず向上しており経済競争における新たな優位性を生み出しているとし、
「世界の工場」たる中国は今後10年間も優位性を保つと予測。
特に中国中西部の労働力コストは一定期間にわたって東部沿岸地域よりも低い状態が続くとの見通しを示したほか、
新たな労働力を開拓する余地もあるとしている。
--ここまで--
中国人というものは、「こうありたい」という願望と、「現実がどうか」ということが、明確に区別できない---いや、できても、それをむりやり同じだと糊塗してしまうのだな。
ご都合主義というか、「知的正直」の価値がどうしても理解できない民族というか。
まぁ、トコトン痛い目に会わなければどうしても分からないということなのだろう。
でも、日本人は、「中国を軽視する」とか「中国から資本を脱出させる」などという言葉は、絶対に言わない。
ただ、静かに静かにコトは進行していく。
一年くらいでは目立たないかもしれない。しかし、2年くらい経過すると、アレいつのまに—という感じとなる。
中国人は、日本人の「サイレントボムぶり」をいやという程、知ることになるさ。
✦追記。
上の文章に関連して、中国人と日本との関係にふれた書き込みをご紹介したい。
--ここから
◇中国人は物を考える力がないから、自分らで売れるものを見つけられないんだよ。
中国が物作って世界中に売っているといっても、「こういうものを作れ」と手とり足とり教えてもらって、工場まで作ってもらって、実際やっているのは全部外国企業。
だから、外資撤退したら、自分らでは何も作り出せない。
いい例が最近あったレアアース騒動。日本が買わなくなったら、自分らで持て余している。
あれって実は、何にしたらいいのか、世界で売れるものが分からないからというのが最大の理由なんだけどね。誰も指摘しないけど。
◇レアアースは原料は掘れても精製が出来ない。
だからレアアースの値段が上がると、精製品の日本製の値段が上がり それを輸入して使ってる中国製品の値段も上がる。
しかもレアアースは中国以外でも取れるのが多いし、実際リスク回避で拡散している最中だから 一度逃げた客(日本)は、元のレベルに戻ることは決してない。
--ここまで--
中国と日本との関係を適確につかんでいると思う。
中国人には、まぁ、お好きにすれば--としかいいようがない。
✦追記。
上の文章に関連して、中国人と日本との関係にふれた書き込みをご紹介したい。
--ここから
◇中国人は物を考える力がないから、自分らで売れるものを見つけられないんだよ。
中国が物作って世界中に売っているといっても、「こういうものを作れ」と手とり足とり教えてもらって、工場まで作ってもらって、実際やっているのは全部外国企業。
だから、外資撤退したら、自分らでは何も作り出せない。
いい例が最近あったレアアース騒動。日本が買わなくなったら、自分らで持て余している。
あれって実は、何にしたらいいのか、世界で売れるものが分からないからというのが最大の理由なんだけどね。誰も指摘しないけど。
◇レアアースは原料は掘れても精製が出来ない。
だからレアアースの値段が上がると、精製品の日本製の値段が上がり それを輸入して使ってる中国製品の値段も上がる。
しかもレアアースは中国以外でも取れるのが多いし、実際リスク回避で拡散している最中だから 一度逃げた客(日本)は、元のレベルに戻ることは決してない。
--ここまで--
中国と日本との関係を適確につかんでいると思う。
中国人には、まぁ、お好きにすれば--としかいいようがない。