2013年7月15日月曜日

右傾化が進むなら、日本を出て行く—と。

▲いや、どうぞ。どうぞ。
 中国とか、韓国、それともアメリカへ。

 中国とか韓国なら、反日運動が激しくってたいへんだろうなぁ。
 アメリカならアジア系に対する人種差別という問題もあろうなぁ、と思う。
 表題のような「言葉」が簡単に口に出せるって凄いなぁと思う。

 まず、なにを言っているのか—記事を読んでみよう。

 以下、抜粋。


 「心を一つに」気持ち悪い 作家・エッセイスト、nさん

 今の社会を一言で言うと「気持ち悪い」。
 在特会(在日特権を許さない市民の会)っていうの? 
 ここんとこ「朝鮮人を殺せ」とか言って、 デモしてんのよ。
 ここまで来たのか、とびっくりしてるわ。

 3・11以降、妙な流れになってると思わない? 
 日本人の心を一つに、みたいな機運が高まったでしょう。
 全体の利益を第一に考えようみたいな。

 震災によって「私は私でしょ」っていう私みたいな女でも、個人主義の限界が身にしみたわよ。
 個人主義批判の高まりが右傾化を後押しした部分もあると思う。
 愛国的な安倍さんが政権取ったのも、その流れじゃない?

 参院選でも安倍さんが勝って、右傾化みたいな流れが続くんだろうな。
 ヤだけど私、立ち上がろうなんて気、 1ミクロンもないから。
 個人の抵抗がいかにむなしいか、2年前の都知事選でかみしめたの。

 原発事故があって、 多くの都民は原発いらないって思ってたはずよ。
 原発推進の石原さんの圧勝でしょ。
 脱原発とか言っても、みんな石原さんみたいなの好きなんじゃんって思ったのよ。

 でもね、ああいうマチズモ(男性優位主義)自体が悪いんじゃないのよ。
 自己正当化や ルサンチマン(怨念)とか被害者意識と結びついたマチズモが悪いんだわ。
 「日本は悪くない」「中国が、韓国が」って、勇ましいこと言う政治家の虚勢の張り方見てると、よく分かるでしょ。

 そういう人間が権力を握ると、他者や弱者に対して攻撃的、抑圧的にルサンチマンをはらしにかかる。
 私が恐れるのは、マチズモ的権力者のルサンチマンが作り出す「物語」なの。
 「中国や韓国の横暴に対し、 力を合わせて正義の戦いを」みたいな、権力者にとって気持ちいい物語に国ごと巻き込んでいいのかってことよ。

 この構図って、オウム真理教や連合赤軍の事件と同じよね。
 小さな集団の物語に巻き込まれると、 いかに悲惨なことになるか、私たちは見てきたでしょ。
 物語って実際に人間を動かす。だから怖いのよ。

 今の日本てさ、何でメチャクチャなこと言う自分が格好いいみたいなナルシストや、 強権的で抑圧的な自称愛国者が強いリーダーみたいにもてはやされてんの? バカじゃない?
 こんな流れが続くんだったら、税金払うの嫌だし、出て行くわ。
 夫が香港の人だから香港でも行こうかな。
 嫌な人、みんな出てって残った人たちで好きなだけ右傾化すればいいのよ。
 

▲補足、感想など

 いや、香港でもどこでもどうぞ。
 嫌な人、みんな出て行って—という表現が面白い。

 核心はなんなのかなぁ。

 おそらく--と思う。
 戦後、アメリカが対日本・対日本人に向け工作した「呪縛が解けてきた」とでも言えばいいのかな。
 安倍さんのいう「戦後レジームからの解放」とでもいえばいいのだろうな。
 右傾化などという簡単な表現では収まらないことなのだろう。

 昭和20年から27年に掛けて、米軍によって日本は支配された。
 この7年という期間において、米軍が戦前の日本のような状況が復活しないように、将来に向けて様々な工作をしたのだろう。

 そして、その工作員として、在日の韓国人・北朝鮮人を選んだということなのだろうな。
 日本の義務教育の世界に多くの工作員を送りこんだ。
 それが日教組というものであろう。<これが、現在の国旗掲揚・国歌斉唱の際に、起立する・しない--という問題?に繋がっているのだ>

 また、新聞社などの記者などとして、多くの在日の朝鮮系の人間を採用したのだろう。
 それが、今の新聞テレビで多くの朝鮮系の人間が巣食っている現実をつくりあげたものだろう。

 昭和27年で、日本は占領下という状況から外れたわけだが、アメリカ政府からの工作はおそらく昭和30年代一杯続いたものであろう。
 また、そのためにアチコチへお金もばら撒いたものだろうな。

 工作の目的は、「アメリカに歯向かわない日本人をつくること」

 いや、元々、日本人は復讐心のようなものが弱くて、しっこくうらみつづけることができない民族だ。
 工作をしたところで、しなかったところで同じだったろう。

 ニュースソースが新聞テレビしかない時代—2000年くらいかな-までは、上で書いたような朝鮮系の人間が新聞などて日本人の世論を操作できたのだ。
 それが、慰安婦とか南京でなんたら—とかであろう。

 <また、裁判官、日銀の理事、検察、弁護士、医師などとして、日本の社会の隅々に入り込み、陰になり日向となって、相互に朝鮮系の人間を守っているということだろう>

 ところが。
 2000年以降、インターネットが普及しはじめ、ニュースソースが様々なところからとなった。
 お陰で、新聞テレビを牛耳る朝鮮系の記者、論説委員、コメンテーターなどの正体があからさまとなり、日本人自体が朝鮮系の人間によってミスリードされていたという状況を明確に把握したのだ。

 
 追い打ちをかけるように。
 2009年から3年間も、朝鮮系の帰化人によって構成された民主党政権となり、次々と交替する首相達の「能力の乏しさ」に、「陰でコソコソ、後ろ暗いことをしようとする態度」に、ほとほと嫌気がさした—のだ。

 こういう経緯を辿って、記事にある「右傾化」が激しくなった。
 右傾化?
 反「朝鮮系人間」、反韓国 ということであろう。上の経緯を振り返れば、まぁ、やむをえまいな—と感ずる。

 えっ。
 元々の原因は、米軍ではないか—とかいう反論がでるだろうな。
 でも、アメリカからの干渉は、昭和40年代以降はかなり薄まっていると思う。
 しかしながら、朝鮮系の新聞記者達は、それまでの既得権益にのっかって、以降も工作を継続してきた。

 記事に戻ろう。

 要するに。
 米軍・アメリカ政府が構想し、2000年頃まで順調であった対日本・対日本人への「情報工作」が、インターネットというインフラの構築・整備により、効果がなくなった。 → 「戦後」という呪縛が解けた—といってもいい。

 <安倍さんの言う「日本をとり戻そう」という意味が明確に分かるではないか>

 それが、戦後レジームからの解放—という明確な効果として顕在化したということなのだ。

 結果として、日本は普通の国になりつつあるということだ。

 だから。
 日本が普通の国になることが気に入らない人は、どうぞ、香港でも韓国へでも移住・その国へ帰化されればいいことではないか。