2013年7月27日土曜日

代表を投げ出すことはない—と松井さん。

橋下さんが維新の会の代表を辞任する云々—という騒ぎとなっている。
 さて、と思う。

 確かに個人の個性というか怨念だけで一つの政党をひっぱっていくのは、いずれ無理がくる。
 しかし、今というタイミングがどうなのかな。

 やはり、時期尚早という気がするな。
 維新の会は、橋下さんの個性・怨念の影響の大きい党だ。
 橋下さんがなんらかの形で大きな展望をつくっていかなければ、政党としての「個性」を失ってしまう。

 それを考えると。
 代表といわなくても、トップに近い形にいなければ今は、政党自体が瓦解しかねまい。

 あっ、もしかしたら。
 噂にある民主党の前原さんあたりを引きぬいて維新の代表にし、自分は副代表という形を狙っているのかもしれないな。
 それなら、ありえそうだ。

 以下、新聞から抜粋。

 日本維新の会は、橋下、石原両共同代表が出席して都内で執行役員会を開いた。
 8議席にとどまった参院選結果を総括する予定で、「勝ちではない」との認識を示している橋下氏の 進退が焦点となる。

 松井幹事長は27日、「責任感が強いので(共同代表を) 投げ出すことはない」としつつ、「ポジションにこだわっているわけではない」とも語った。
 維新の会は、橋下氏のいわゆる従軍慰安婦発言の影響で、目標としていた「10議席以上」に届かず、 橋下氏は「民間企業で言えばトップの責任が問われる話」と述べて自らの進退を執行役員会に諮る考え を示していた。

 また、橋下氏は野党再編に積極的な考えを表明しているが、「新しい政党になった時に僕らが執行部になることはありえない。国会議員でやればいい」と述べるなど、国政から距離を置く 可能性も示唆している。
 これに対し、党国会議員団は現体制の維持を確認しており、橋下氏が辞意を表明した場合は慰留する。

 石原氏は、「彼が辞めることは絶対にない。もっと大きな責任 がある」と語った。


▲補足、感想など

 まぁ、筆者が思うに。
 橋下さんが辞任するのは時期尚早だろうな。

 冒頭で書いた、前原さんを代表にするという話も、落下傘で舞い降りた--式のようなことができる訳もない。
 やはり、時間が必要だ。

 党自体の瓦解を招きかねないこと。政治家が代表となるとしても、すぐにはできない—時間が必要だ--と考えると、
 結論的には、「辞任は時期尚早」というしかない。