▲麻生さんのキャラが、こう随分と見慣れたものになった。
2008年-2009年に架けての首相時代の時より、こう肩の力が抜けた感じがする。
今の副総理・財務相という肩書きが、余程しっくりくるみたいだ。
肩から力が抜けた分、口が軽くなって、絶好調。
三千人からの聴衆を飽きさせなかったようだ。
以下、新聞から抜粋。
「どうだい? テレビで見るよりいい男だろ?」-。
安倍晋三首相の後見人である麻生太郎副総理兼財務相が、
大分入りし、“麻生節”を炸裂させた。
正午すぎの大分市の百貨店前は黒山の人だかり。
街宣車に麻生氏が立ち、手を振ると約3000人がどよめいた。
「政権交代は手段であって目的ではない。民主党は『政権交代』を言い続け、
何をやるか全然分からないまま政権取ったから悲惨なことになったが、
我々は違う。経済再生、景気回復。株価は半年で6割も値上がりした。
国内総生産(GDP)も増えた。大分でもジワジワとくる。
参院でねじれが解消すれば、もっとスピードアップして経済を回復できる」
麻生氏の演説が始まるとますます人だかりは増え、身動きできないほど。
麻生氏は大分選挙区の自民現職候補で首相補佐官の礒崎陽輔氏をほめちぎった後、演説を終えようとして、
大分出身で比例代表の衛藤晟一氏がいることに気づいて苦笑い。
「あっ、もう一人いた。衛藤晟一。顔は悪いがいい奴なんでよろしく…」
▲補足、感想など
テレビでみるより---か。
大分なら地元みたいなものだな。
麻生さんは、マクロ経済学がきっちり分かっている人なのだな。
だから、「国の借金が1000兆円」とかで、個人の家の借金と混同させるような財務省の「誘導」にひっかからないのだな。
えっとなにか言っていたなぁ。
お札を刷って、返せばいいだろう、簡単じゃないか—とか。
国の借金の返済って、つまるところ、これだ。(いや、国と個人という単位で、明確な違いはこれなのだ。国家には通貨発行権がある、個人にはない--と。だからお札を刷って云々という言葉につながるのだ)
財務省の個人と国家の借金を混同させる誘導にひっかからない分、国債の発行にためらいがないし、安倍さんも「アベノミクス」なる政策を進めやすいということがありそうだ。
まぁ、このあたり、麻生さん、さまさまだな。
ついでながら、指導者というものは—とつくづく感じる。
なにより「明るくなければ駄目だなぁ」
未来がきっと切り開けるさ—と国民に思わせるような--そんなキャラクターでなければなるまい。
民主党の首相は、どれもこれも「根暗」で。
自分が朝鮮系だ—という怨念を背中に背負ったような人ばかりだった。
政治家のキャラクターの「大事さ」をつくづくと感じる。