▲石原さんって、経済学部だっけ。
あぁ、違いそうだな。
どうも、石原さんの選挙演説の内容が粗雑すぎて気になる。
そりゃ、選挙演説だから、多少オーバーなことを言ったっていいのかもしれない。
しかし。
演説の内容が粗雑過ぎるとしか、筆者には思えない。
これなら。
まだ、橋下さんの言う方が説得力があると思える。
以下、新聞から抜粋。
アベノミクス、アベノミクスって言うけども、いろんなすき間があって、下手するとハイパーインフレになるかも分からない。
皆さんもうちょっと冷静に見る必要がある。
これ全部役人がやっている。
役人に使われている自民党なの。
今の自民党、もっと変わっているかと思ったら、全然変わっていない。
私たちが変えようとしているのは、物事を丸ごと変える、官僚の国家支配を変えるということ。
何が日本の役人に勝手なことをさせているか。そのゆえんは憲法なんですよ。
憲法を変えると言うと「9条が変わって戦争になる」と思ってみんな逃げていく。
そんなばかなことを言っているんじゃない。
▲補足、感想など
石原さんの曰くはなんなのかな。
あ、アベノミクスは下手するとハイパーインフレになる—か。
ハイパーインフレなる言葉を政治家は好きだけれど、アベノミクスって数十兆円の世界であろう。
日本のgnp
は年間500兆円だ。
日本という国は、国家として黒字だし、内容も健全だ。
そんな国家が、数十兆円のお金を使ったぐらいで、ハイパーインフレになる訳がない。
ハイパーインフレって、いつあったのだっけ。
第一次大戦後のドイツだったか。
供給がない中、お金だけを刷った結果だった。いわば、非常に特殊な「局面」で始めて発生するものだ。
安易にハイパーインフレなどという言葉を使うのは、自分が「経済が分からぬ」ことを自ら、露呈しているようなものだ。
い、あれは役人がやっている—という表現。
それは、役人がやっていることに間違いはない。
逆に、政治家ができるのか。
実務のことは、役人にお願いするしかないではないか。
う、官僚の国家支配を変える—と。
どういう意味なのだろう。
橋下さんの、「地方分権」というようなことを踏まえての表現かもしれない。
道州制のようなことを意味しているなら、まぁ、道ないし州のトップが方向性を決めるだろうから、「官僚の国家支配」ということにはならないだろう。
しかし。
それなら、石原さんの曰くは、「説明不足」だろう。
え、憲法が、役人にかってなことをさせている—と。
いや、筆者にはどういうことを石原さんが言っているのか理解できない。
もっと、説明しなければ、国民には理解できない。
石原さんは、もっと丁寧な選挙演説をすべきだ。