2013年7月8日月曜日

どうも、維新の会の石原さんの言い方が粗雑すぎる。

▲石原さんって、経済学部だっけ。
 あぁ、違いそうだな。

 どうも、石原さんの選挙演説の内容が粗雑すぎて気になる。
 そりゃ、選挙演説だから、多少オーバーなことを言ったっていいのかもしれない。

 しかし。
 演説の内容が粗雑過ぎるとしか、筆者には思えない。
 これなら。
 まだ、橋下さんの言う方が説得力があると思える。


 以下、新聞から抜粋。

 アベノミクス、アベノミクスって言うけども、いろんなすき間があって、下手するとハイパーインフレになるかも分からない。
 皆さんもうちょっと冷静に見る必要がある。
 これ全部役人がやっている。
 役人に使われている自民党なの。

 今の自民党、もっと変わっているかと思ったら、全然変わっていない。
 私たちが変えようとしているのは、物事を丸ごと変える、官僚の国家支配を変えるということ。

 何が日本の役人に勝手なことをさせているか。そのゆえんは憲法なんですよ。
 憲法を変えると言うと「9条が変わって戦争になる」と思ってみんな逃げていく。
 そんなばかなことを言っているんじゃない。


▲補足、感想など

 石原さんの曰くはなんなのかな。

あ、アベノミクスは下手するとハイパーインフレになる—か。
 ハイパーインフレなる言葉を政治家は好きだけれど、アベノミクスって数十兆円の世界であろう。
 日本のgnp は年間500兆円だ。
 
 日本という国は、国家として黒字だし、内容も健全だ。
 そんな国家が、数十兆円のお金を使ったぐらいで、ハイパーインフレになる訳がない。

 ハイパーインフレって、いつあったのだっけ。
 第一次大戦後のドイツだったか。
 供給がない中、お金だけを刷った結果だった。いわば、非常に特殊な「局面」で始めて発生するものだ。

 安易にハイパーインフレなどという言葉を使うのは、自分が「経済が分からぬ」ことを自ら、露呈しているようなものだ。

い、あれは役人がやっている—という表現。
 それは、役人がやっていることに間違いはない。
 逆に、政治家ができるのか。
 実務のことは、役人にお願いするしかないではないか。

う、官僚の国家支配を変える—と。
 どういう意味なのだろう。
 橋下さんの、「地方分権」というようなことを踏まえての表現かもしれない。

 道州制のようなことを意味しているなら、まぁ、道ないし州のトップが方向性を決めるだろうから、「官僚の国家支配」ということにはならないだろう。

 しかし。
 それなら、石原さんの曰くは、「説明不足」だろう。

え、憲法が、役人にかってなことをさせている—と。

 いや、筆者にはどういうことを石原さんが言っているのか理解できない。
 もっと、説明しなければ、国民には理解できない。

 石原さんは、もっと丁寧な選挙演説をすべきだ。