2014年11月17日月曜日

日本の嫌中本のブームが下火になった—と中国人。

どうも。
 最近、中国人の日本へのアプローチが微妙に変化したようだ。
 なにか、日本に近づくというか、なだめるというか---単純な喧嘩腰ということでもないようだ。

 まぁ、不動産バブル崩壊が間近なこともあって、日本人を騙してまた日本から中国への資金の投下を勧めるという感じなのかな。

 まぁ、今の時点で中国へ投資するなんて、溝に金を捨てるようなものなのだろうが。そこはそれ、中国人はお人好しの日本人なら騙せるとか考えているのだろう。

 以下、新聞から抜粋。

◆日本で流行を見せた「嫌中本」、下火で社会的インパクトは微小に―中国紙

 日本ではさまざまな「嫌中本」が数年出版され、コーナーに置かれている。
 環球時報が伝えた。
 日本の学者は、「日本の文明は独特かつ高尚で、どこの文明圏にも属さない世界で唯一の国である」と文明論を主張している。
 彼らは中国を批判することが多い。

 「嫌中本」は出版されているが、日本の国民もこれらの著書に真剣に取り合っている訳ではなく、それら内容は真実味に欠けるものだという認識を持っている。
 最新調査によると、日本人の約5割は、「嫌中本は日中関係の悪化を招く」と思っており、約2割が「日本への不安や不満のはけ口になっている」と答えた。

 中国を毛嫌いし、ののしるような内容の本を出した著者は、日本で自分の身の置き所がなくなってしまう結果となり、せいぜい内輪の中だけでしか 影響力を保つことしかできなくなった。


▲補足、感想など

 まぁ、中国人特有のご都合主義の解釈で結構なことだ。
 環球時報だから、中国人へ向かって上のようにアピールしたということなのだな。それをレコードチャイナで日本人向けの記事にする---か。中国人は日本人をこう見ていると。

 中国人は、日本のマスコミにも金をばらまき、中国よりの記事を書かせている。
 それをご紹介したい。

--ここから--

 北京のAPECとそれに続く2国間首脳会談、ミャンマーでのASEAN 会議、東アジアサミットとアジアを舞台にした国際会議が相次いだ。
 一連の会議で、日本の対アジア外交のもろさを露呈した。
 東南アジア諸国を巻き込んで構築しようとする「中国包囲網」の限界だろう。

 南シナ海問題では、ベトナムやフィリピンなどASEAN諸国が領有権をめぐり中国と激しく対立している。中でも、今年5~7月に中国が石油掘削作業を始めたことでベトナムと中国の関係は極度に悪化。両国の公船や漁船が衝突し、一触即発の状態に陥った。

 しかし、ベトナムは、グエン共産党書記長の特使を中国に派遣するなど関係改善に動きだした。

 ベトナム国内には対中強硬論はあるが、輸入の約30%を中国に頼る経済関係を重視すれば関係改善に動かざるを得ない。
 他のASEAN諸国も同様だ。

 今や中国なくしてこれらの国々の経済はたちゆかない。
 中国の潜在的、歴史的脅威感はあるものの、現実問題として、中国との関係改善を優先するのは当然だろう。

 そもそも、東アジアサミットの参加国にしても、ASEANプラス日中韓の13カ国体制を主張する中国に対し、日本は当初からインドなどを含む16カ国体制を譲らなかった。
 結果として、東アジアサミットは日本の主張通り16カ国で発足したが、中国に主導権を握られることを警戒し、カシミール地方の国境問題で中国と対立するインドを中国へのけん制役、 防波堤とする思惑があったのは明らかだ。

 しかし、そのインドのモディ首相は日本を訪問、5年間で3・5兆円の投資を取り付けた直後に中国などが主導する上海協機構への加盟を申請した。
 安倍首相はモディ首相の古都観光に同行したのだが、あの“蜜月”は何だったのだろうか。

 さらに北京でオバマ米大統領と習近平国家主席が会談、米中両首脳は地球温暖化の原因となる温室効果ガスの大幅削減で合意した。
 これまで米国や中国の温暖化対策の遅れを口にしてきた日本は置いてきぼりを食った形だ。

 「中国包囲網」の発想には、ASEAN諸国やインドなどの周辺国を巻き込んで中国を“仲間はずれ”にしようという印象がぬぐえない。

 日本も中国もASEAN諸国の囲い込みを図る。
 しかし、ASEAN諸国は柔軟でしたたかだ。
 片手に米国、もう一方の手に中国を置き、絶妙なバランスで自国にとって最も利益のある道を模索する。
 大国の思惑に翻弄された小国が生き抜くための知恵だ。
 残念ながら、そこに日本の姿は見えてこない。

 ASEAN諸国では、いたるところに中国の存在感がある。
 経済支援、労働力で日本が中国にかなわないのは誰の目にも明らかだろう。
 政府開発援助(ODA)に依存した従来の対アジア外交は破綻しつつある。
 人的資源の育成や格差の解消など、相手の国を念頭に置いた外交政策が求められている。

--ここまで--

 全体を読んで、これはなんだろうなぁ。
 
 とにかく、中国とは当分距離を置こう。
 全体から、ウサンクササとか、脅しとか、騙してやろう—てな気分がプンプンしている。

 中国の不動産バブル崩壊まで、こういう記事が続くのだろうな。
 にっちもさっちもいかなくなれば、また、変化があるかもしれない。
 あぁ、中国人はメンツの国か。絶対に他者に弱みを見せまい—とするか。