▲いや、少なくとも中国人には言われたくないものだ。
近い将来発生するであろう中国の不動産バブル崩壊後の混乱とその後の経済を考えると「失われた10年」なんてものではあるまい。
なにか、中国には「お金のなる木」が一杯生えているのか。
バブル崩壊後、山となった不良債権処理(500兆円を越えるという)というものは、国として地道に稼いだお金でボチボチ処理するしかないのだ。
この「地道にボチボチ処理する期間」が即ち「失われた✕✕年」なのだ。
日本はバブル崩壊後、100兆円ぐらいが消えた--とか言われている。
その処理期間が、約15年くらいだった。
上で、触れたように中国は約500兆円を越えるぐらいでは—と言われている。
で。失われた10年てか。
10年ではとても収まるまい。
以下、新聞から抜粋。
清華大学中国・世界経済研究センターのリー主任は、
日本経済には回復の兆しが見えず、3度目の「失われた10年」に陥る可能性があると指摘した。
中国新聞社が伝えた。
米国のリーマンショックをきっかけに発生した世界的な金融危機から
6年余りが経過し、世界各地には発展の多元化を示す新たな動向が
現れている。
英国と米国は金融危機が発生した後、非常に現実的な
通貨政策と経済政策を採用したことによって、経済成長の速度は徐々に
回復した。
就業の質に関する問題は依然として存在しているものの、
失業率も低下してきている。
▲補足、感想など
この記事は一体なんだろうなぁ。
意図的に日本をけなしているのか?
冒頭でふれた。
バブル崩壊後の不良債権の処理というものは、「地道に稼ぐしかない」のだ。
輸出するとして、どこが相手なのだ?
アメリカ まぁ、そうだろうな。
でも、ヨーロッパは失われた✕✕年の真っ最中だ。イギリスだって同じだ。
後、アジアなら日本か。
その主たる貿易相手国に「ケンカを売っているのか」
日本はもう成熟した国家だ。
人口などから考えると、経済成長率がそんなに高くはなるまい。
でも、失われた✕✕年ということにはならない。
ヨーロッパ、中国の「閉塞したような社会」に比べればよほど明るいさ。