▲なんだろうなぁ。これは。
先日の安倍-習会談のフォローではないのかな。
おそらく、中国の習近平国家主席には、安倍さんが会談を要求する目的が理解できなかったのだ。
日本人が中国人に劣等感をもっていて、それで「拝謁したい」てな感じで、会談を求めているに違いない—とか、習国家主席も、王外相あたりも考えていたのではあるまいか。
だから。
思い切り、オレの方が上なんだ—というディスプレイを示しながら、安倍さんと握手した。
ところが、会談が終わって、後から各国のニュースなどを見ていると、安倍さんの会談の目的が、東アジアの海域で「当面、武力衝突は起こりませんよ」ということを、世界へ向けてアピールし、トラブル発生が予想されることによる「不利益」を回避しようとしたのだ—ということをようやく理解した。
えっ、安倍さんの会談要求の目的って、そうだったのか—と初めて理解して、それじゃ、中国側も世界へ向けてアピールしなくっちゃ--というのが表題ではあるまいか。
中国も当然、東アジアの海域で、武力衝突はおこしませんよ---と。だから、心配しないで欲しい。観光客なども東アジアに来てほしい--と。
以下、新聞から抜粋。
11月17日
中国の習近平国家主席は、
オーストラリア連邦議会で演説し、領有権問題の解決も含め、中国は目的を達成するために武力に訴えることは決してないと明言。
オーストラリアで開催されたアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議への
出席を終えた習主席は、豪議員らを前に、発展を続ける大国である中国にとっ
て必要なのは平和だと指摘。
紛争によって得をする者は誰もいないことは歴史
が証明していると述べた。
▲補足、感想など
安倍さんという人は、自分の意図とか、行動の目的を完全に秘匿してしまう。言葉も殆ど意味をなさない。
だから。
結果しか分からない。
後になってみて、あぁ、そのためか—と分かる。
今度の、安倍-習近平会談もそうだったのだろうな。
安倍さんは、習近平国家主席と「握手」をして、「当面、東アジアの海域で武力によるトラブルは発生しませんよ」ということを世界に向けてアピールできればそれでよかったのだ。
習近平国家主席は、頭がも一つというか鈍いものだから、安倍さんの言動の「意図、目的」というものが、どうしても理解できなかったのだ。
で。
肝心な時点での対応をミスってしまう。
後から、あぁ—と外国から指摘されて気がつき、慌ててフォローする---。
さて、この習近平さんの「鈍さ」というものは、自分の政治生命の短さを暗示しているのではないのかな。