2016年8月28日日曜日

安倍さんが、李克強首相と面談

このところ、習近平国家主席の顔を見ないなぁ。
 あの顔だ。どうみても賢そうには見えないものなぁ。
 昨年までの経済政策の失敗の責任をとらされて、第一線から退かされたかな。
 で。
 今は、李克強首相が最高権力者ということか。
 そこに、安倍さんがアプローチしようとしている。

 核心は一体なんだろう。

 中国を、200年先行する産業革命組がこしらえたシステムに「組み込もう」としている—ということではあるまいか。
 産業革命組の尖兵となって安倍さんが、李克強首相を説得にかかっている—ということではないのかな。

 2012年夏の反日暴動なんて、習近平さんが仕掛けたものだろう。
 あの反日暴動をきっかけにして、日本の資本は中国から引き上げを開始した。
 2012年の夏頃か。
 中国の新聞に、いくら日本を叩いても日本は逃げ出さない、それだけ中国にはメリットがあるから—なんて、ご都合主義の記事が載っていた。

 これを習近平さんは、うかうか信じて、官製の反日暴動を引き起こしたのだ。
 ちょうど、胡錦濤さんから国家主席のポストを引き継ごうとしている最中だった。
 ここで一発、日本を叩いておけば、「日本を操縦しやすい」とか思ったのだ—あの顔だからなぁ。
 結果として、案に相違して、日本の企業が中国を脱出しはじめた—。

 その後を追うようにして、尖閣諸島問題だ。
 坂を転げ落ちるように日中関係は悪化し、同時並行的に中国の不動産バブル、株式バブルが崩壊した。

 aiibもうまく機能しないし—ということで、習近平さんは実権を李克強首相に奪われたのだろう。
 李克強首相の方が、習近平国家主席より多少は賢く見えるものなぁ。

 この追い詰められた中国を、産業革命組がこしらえた仕組み・システムに組み込んでやろうとしているのだ。
 「どうだ、そろそろ、この従来の仕組みの中でやってみないか」--と言おうとしているのが、安倍さんではないのかな。

 以下、新聞から抜粋。

 来月45日、中国杭州で開かれる主要20カ国・地域(G20)首脳会議を控え、中国と日本が首脳会談の開催に向けた事前作業に乗り出す。
 中国の李克強首相は、中国を訪問した谷内正太郎・国家安全保障局長と面談した。

 李首相はこの場で「現在、日中関係は改善されていく状況だが、脆弱である。再び正常な発展軌道に乗れるように推進・努力しなければならない」と述べた。
 李首相が「一日も早く中日関係を正常な軌道に復帰させる必要がある」と述べたと。
 谷内局長は「互恵で安定的な日中関係の構築を望む」と盛り込まれた安倍首相の親書を手渡した。

 谷内局長は、安倍首相の「外交策士」と呼ばれる人物で、中国や韓国と対立した安倍政権の外交が転換点を迎える度に全面に登場してきた。
 彼は2014年にも中国の北京で開かれたAPEC会議の開幕を控えた時点で直接中国を訪問し、習近平・国家主席と安倍首相との初めての首脳会談を実現させた。

 谷内局長は、今回も楊潔チ国務委員と日中首脳会談など主要懸案について意見を交わした。
 G20サミットをはじめとする外交日程を控え、中国と日本が接近する姿は、高高度防衛ミサイル(THAAD)配備の発表以降、対話チャンネルが十分に作動していない韓中関係とは対比を成している。

 王毅・外交部長が、「交渉を通じた解決策を模索」に言及したことと関連し、陸慷・中国外交部報道官は、記者会見で 「韓国政府が米国のTHAADの半島配備の決定に同意して以来、中国は外交的に様々なレベルで韓国と接触を維持し、交渉を提案した」とし、「交渉過程は現在、始まっていない」と明らかにした。

 韓中の「THAAD交渉」がなかなか実現しないのは、基本的に「自衛的手段」を強調する韓国と「配備の撤回」を要求する中国との間で、接点を見出すのが難しいからだ。
 米国を排除したまま、韓国とだけ在韓米軍のTHAAD配備問題について交渉するという中国の主張も障害となっている。
 しかし、中国では、中国からは対話に向けた韓国政府の努力不足を指摘する声もあがっている。
 中国社会科学院の王俊生・研究員は「韓国はTHAAD配備決定の発表前にも、決定後にも中国と適切な疎通をしようとしなかった」と。

 G20杭州サミットの開催を控えた中国が日本と接近するのは、主催国としの「危機管理」に過ぎないとの見方もある。
 2014APEC会議でも習主席と安倍首相が会談を行ったが、それによって日中対立が電撃的に解消の局面に入ったわけではなったからだ。

 中国が表面的には国際会議の開催を控え、情勢の安定を強調しているが、内部的には強硬対応に向けた論議を進めているとする見方もある。
 スコット・スナイダー研究員は「 ヴォイス・オブ・アメリカ」放送のインタビューで 「中国軍部も、米国との衝突の際に必要な潜在的対応策を準備する過程で、在韓・在日米軍基地を攻撃するかどうかについて選択を迫られているだろう」と。

補足、感想など

 韓国の新聞かぁ。
 なにか、ものごとの核心を外しているなぁ。韓国の新聞記者の頭が、低レベルなのだろう。
 あぁ、上から下まで皆アホの衆愚政治国家か。

 今、安倍さんがやろうとしていることは、例えば、imfとか、世界銀行とかアジア開発銀行とか—そういう産業革命組がこしらえたシステムの中で、中国もやれよ--と言おうとしているのだ。

 いつまで、好き放題、暴れ馬なようなことをやっているのだ? 暴れ馬のようなことを継続できるわけがないだろう。
 自分のaiib の失敗を直視しろよ—と言っているのだ。

 第一、西欧諸国の金融機関から借りたお金をどうやって返すのだ? そこからもうお手上げ状態ではないのか?--と。
 いや、こういう指摘をして中国がどういう反応を示すのか分からない。
 でも。
 やっと、こういうことが外から言えるようなタイミングとなったことも確かだ。

 後は、李克強首相の判断・才覚次第だな。