▲識字率の差だし、中国語と日本語との差だ。
これが核心だと思うのだが、どうしても中国人にはそう思えないらしい。
これが核心だと思うのだが、どうしても中国人にはそう思えないらしい。
なぜなのだろう。
なぜ、これだけの「現象」を見ても、推論がそういう方向へいかないのだろう。
中国人って、バカなのか。
以下、新聞から抜粋。
日本と清国との間でぼっ発した日清戦争で、日本に敗れた清国は領土を失い、賠償金の支払いなどによって国力を失い、その後の滅亡へとつながった。
清国は、世界から「眠れる獅子」と認識されていたが、なぜ日本に敗れたのだろうか。
中国メディアの捜狐は、日清戦争で日本が勝利し、清国が敗れたのは「清国が海国図志を軽視し、日本が海国図志を重視したこと」に原因があると主張。
海国図志とは、清国の思想家である魏源が編纂し、当時の英国の情勢なども含まれた地理書だ。
アヘン戦争に敗れた清国は洋務運動を展開し、約30年にわたって国力増強に取り組んだとしながらも、日清戦争で日本に敗れたのは「日本が海国図志を手にして、その内容を重視したため」と主張。
むしろ日本がアジア唯一の近代国家へと成長できたのも海国図志によるものとの見方すら存在すると。
続けて、海国図志は当時の欧州各国の歴史や制度、文明などが詳細に紹介されていたと伝えつつ、海国図志を編纂した魏源の意図は「相手に勝つには、相手がどれだけ強大な国かを徹底して知る必要がある」というもの。
当時の日本人は海国図志に触れることで、「欧州各国の強大さと脅威を認識すると同時に、その先進的な思想と文化を学ぶべきであると認識」と紹介し、海国図志は吉田松陰など明治維新の精神的指導者にも読まれたことを伝えた。
一方で、清国国内における海国図志に対する反応は「極めて冷淡だった」とし、数千冊も印刷されたものの、3年間で売れたのはたった1冊だったと紹介。
むしろ保守的な政治家から冷遇されたことを伝え、「海国図志で中国は何も変わらなかったが、日本に海国図志が渡って30年後に清国は日本に敗れた」という指摘すらある。
日本人は学ぶことに長けていると言われる。
「海国図志」という書物に触れ、そこから危機感を感じ取り、多くを学んで成長につなげることが出来たのは学ぶことに長けている日本人ならではと言えるだろう。
一方、清国が海国図志を冷遇せず、そこから何かを学び取ることができれば、歴史は大きく変わっていたかもしれない。
▲補足、感想など
学ぶことに長けている—ってなにさ。
この部分が、日本人と中国人の差であり、冒頭でふれた識字率の差であろう。
日本の武士階級は、殆どが文字が読めた。
中国人の識字率ってどのくらいだったのさ。
多分、10%とか1桁とかの状況だったのだろう。
核心は、日本人と中国人の「能力の差」の問題ではない。
単なる「文字が読める人間の数」の差なのだ。
意図的にミスリードしているのか、本当に理解が及ばないのか分からないが、こういう認識の仕方に中国人の問題点があるのではないのか。
最近の問題についての文章を見てみよう。
--ここから--
2016-08-30
中国は世界の工場としての役割を果たしてきた。
多くの日本企業が中国に進出し、生産活動を行ってきたが、人件費の上昇によって中国で生産を行うメリットは薄れている。
また、日本企業にとって中国には反日感情という大きなカントリーリスクも存在する。
中国に投資を集中させるのではなく、投資を分散させるチャイナ・プラス・ワンという考え方も広く知られているが、中国メディアは、日中関係が低迷するなかで日本企業の脱中国が始まっていると伝える。
日本国内の書店では「中国関連の書籍が販売されている」と伝え、書籍の内容としては中国崩壊もしくは中国脅威論を煽ると主張。
日本における書籍は「中国が強大となることは日本にとって脅威」との主張か、「中国はまもなく崩壊する」という主張の2種類が中心。
続けて、日本経済は高度経済成長の後にバブルを迎え、そして経済成長を失ったと指摘、そのため日本は中国も同じ道を辿ると主張し、政治的にも日本は中国に対して強硬な態度を堅持していると主張し、「日本企業の中国事業に対する考え方も脱中国が既定路線となる」と主張。
さらに日本国内では中国の経済成長率が10年後に2-3%まで低下する可能性があると報じ、中国崩壊論を煽る世論が存在する一方、「それでも日本の経済成長率より高く、米国と同等の成長率だ」と反発。
一方、日本は米国の経済成長率を理由に米国崩壊論を煽ることはないと指摘、日本は故意に中国崩壊論を煽っていると主張。
また、日本企業の脱中国化は理性的な判断とは呼べないと指摘し、脱中国化を進める背景には「日本企業は中国が発展を維持できないと考えている」と主張し、その証拠として日本国内では中国の過剰生産能力やシャドーバンキングなどの問題が取り上げられていると指摘、日本企業は中国経済は今後成長の勢いを失い、低迷すると判断している。
--ここまで--
ある現象があるとき、それを科学的に突き放してみることができるかどうか—ということが、日本人と中国人の「差」なのだろうな。
そう言えば、こんな類の文章を読んだ記憶があるなぁ。
昔のソ連の文章そっくりだ。
なにか、ある現象を見て、それを解釈するとき、「個人の感情」を絡めてしまうのだ。
感情を絡めるから、現象の核心部分が分からずに、なにか妙な方向へ進んでしまう。
アメリカ崩壊論がどうたら書いてあるが、基軸通貨を押えている国と、国際的に信用もされない通貨を発行している国では、そもそも話の土台が違うだろう。
日本企業の脱中国がどうたら書いてあるが、2012年夏、習近平国家主席が「官製反日運動」を起こして、日本企業・日本人を叩いたではないか。
この事件を境にして、日本企業の脱中国が進んだのだ。
全体からの印象からいうと、視野狭窄、個人の感情を絡めて科学的・合理的な見方ができない、個人の感情を絡めるから実際に発生している現象の核心部分を捉えそこねる—ということなのだろうな。
これは、中国人の受けている教育がおかしいのだ。
識字率を上げること、教育システムをもう一度見なおせ。