2016年9月26日月曜日

中国、人民元が国際通貨入り

まず、imf の発表から。

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 国際通貨基金(IMF)は10月1日付で加盟国(189カ国)に配分する 仮想通貨「特別引き出し権(SDR)」に中国の通貨、人民元を加える。
 経済規模で世界2位となり、 貿易量と取引の自由度が一定水準に達したことで、ドルや円などに続く5番目の国際決済通貨としての「お墨付き」を得る。

 SDRはIMF加盟国に出資額に応じて配られ、通貨危機に陥った国は外貨と交換できる。
 IMFは、元の信用力向上を目指す中国の要請を受け入れ、昨年11月にSDRへの採用を決めた。

 新たなSDRの構成比率で元は10.92%を占め、ドル(41.73%)とユーロ(30.93%)に次ぐ3位。円(8.33%)と英ポンド(8.09%)を上回る。

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 裏でどんな話合いプラスアルファがなされたかは分からない。

 このところ、中国人民元は随分危なそうだった。
 少し前の記事を拾ってみよう。

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2016.08.19
 国際通貨とは名ばかりの人民元。習近平主席の思惑は外れる
 中国当局が人民元を大幅に切り下げた「人民元ショック」から1年が過ぎ、その後も人民元は下げ止まらない。
 ドル、ユーロに続く「第3の通貨」にのし上がるのが習近平国家主席の野望だったが、市場で人民元離れが加速し、決済シェアはカナダドルすら下回る6位に。
 「国際通貨」とは名ばかりの存在になっている。

 人民元は2015年8月11日から13日の3日間で約4・6%も切り下げられた。
 中国経済失速との見方から世界の株価が大幅下落を招いたのも記憶に新しい。
 その後、中国当局は断続的に市場に介入し、人民元を買い支えたとみられるが、人民元の下落基調は続いた。今年4~6月期の下げ幅は過去最大を記録している。

 人民元は昨年11月、国際通貨基金(IMF)の特別引き出し権(SDR)の構成銘柄に採用が決まった。
 習政権にとっては、アジアインフラ投資銀行(AIIB)と並んで国際金融の世界で存在感を高める大きな成果だったはずが、実態はさびしい限りだ。

 銀行間の決済インフラを手がける国際銀行間通信協会(SWIFT)によると、今年6月時点で決済に使われた人民元のシェアは1・72%と14年10月以来の低水準となった。
 米ドル(40・97%)、ユーロ(30・82%)、英ポンド(8・73%)、日本円(3・46%)を下回るどころか、カナダドル(1・96%)を下回る6位に低迷している。

 15年8月には決済シェアが2・79%と円を上回り、「第4の通貨」となった勢いは完全には失われた。
 今年10月にはSDRに正式採用される予定だが、「国際通貨」とはとても呼べない状況だ。
 経済が減速するなかで、中国当局は人民元安をあえて容認してるフシもあるが、思惑通りに輸出は伸びていない。

 7月の輸出は前年同期比4・4%減、内需も振るわず、輸入は12・5%減だった。
 1~7月の累計でも輸出は7・4%減、輸入は10・5%減と大きく前年割れしている。
 一方で各国と貿易摩擦が激化している鋼材は金額ベースで15・5%減少したものの、数量は8・5%増加しており、中国の鋼材が安値で海外市場に流れ込む状況は変わっていない。

 週刊東洋経済元編集長の勝又壽良氏は「中国経済は企業債務によってかろうじて維持されている。
 不良債権が拡大している金融機関に巨額の公的資金が注入される事態となれば、人民元のさらなる暴落は不可避だ」と指摘。

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 これが、1月前の記事だ。
 こういう通貨をsdr に加えたのだ。
 imf にどんな思惑があるのだろうか。
 丁度、1年前の記事への掲示板の書き込みを転記してみよう。

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2015/12/01()
 中国経済がヤバイから、支えるためにこんな事をしてるのだろうな…
 SDR入りのニュースが流れてるのに、上海市場は下落を政府が買い支えてる 一般人は正直だよね

2015/12/01()
 逆、逆!
 IMFは欧州利権。欧州人が中国に甘く無いのは過去の歴史の通り。
 人民元が世界通貨となるということは、欧州による「世界基準」を中国に押し付け、時代遅れの今の中国を世界に「再編成」させるということ。
 今回のことをアメリカや日本が通したのは今、崩壊しつつある中国を解体し再編成するため。

2015/12/01()
 これが罠だってことに気づいてる奴は少ない。
 構成銘柄入りは中国の人民元を変動相場制に移行させることに等しい。
 次は、中国経済の過剰債務整理で国営企業を売却させる。
 着実に西側に誘導して政府と経済を切り離している。

2015/12/01()
 その通り。
 国際通貨になるということは、国家の透明性を求められるということ。
 要は中国共産党の透明性ということになる。
 現状ではほぼ無理。(ドル建ての債務を人民元で返済、これが一番の目的と思われるが…)

2015/12/01()
 なんか、中国共産党の序列1位から10位くらいまでの連中は、これでドル債務を人民元で支払うことができるって、ホルホルしてるような気がする…

2015/12/01()
 元ユロイラネドル円ヨコセ になるわけ。中共からドル円が大出血になり、
 中共のドル建て債務がとんでもないことに。

2015/12/01()
 中国の思惑としては、元をドルやユーロの代わりとして使える通貨にすること。
 つまり、中国の民間企業が抱えるドル債務を人民元で支払い可能にするってことなのかねぇ?
 それで、欧米の思惑としては、自分達が抱える人民元を無制限にドルやユーロに交換可能な通貨にしたいってことかぁ?
 なんかさぁ、どちらかが根本的な思い違いしたまま、独自の理論を構築しちゃってるような気がするんだよなw

2015/12/01()
 なんか、人民元がSDRに成ればドル債務を人民元で返済可能になるって 中国首脳部がイギリスあたりに信じ込まされてんじゃないの?
 それで、人民元がドルと交換しやすくなったスキを突いて、欧州勢が貸し込んだ債権をサッサとドルに替えて回収しようとしてるとしか思えない…

2015/12/01()
>なんかさぁ、人民元がSDRに成ればドル債務を人民元で返済可能になるって中国首脳部がイギリスあたりに信じ込まされてんじゃないの?

 これは実際その通りでしょ。
 SDRに組み込まれたことで中国のドル債務の不履行はほぼ無くなった。
 中国に投資していたアメリカ人にとってもこれは利がある話。
 中国は今年に入ってからとくに深刻だけどリーマンショック以降ずっと新興国にもSDRの引出し権を与えて欲しいと訴えていたから、 その念願を最高の形で実現することになる。
 それと引き換えに通貨安誘導が事実上不可能になる。

2015/12/01()
 もっと容易くドルと交換できるようにすることも当然要求されるわけだし。
 そうなったら、今のドルペック制だと金庫の中のドルが空っぽになるまで ドル交換が続いて、人民元とドルの交換停止を宣言せざるを得ない状況に追い込まれる可能性があるしなぁ。
 かといって、共産党の管理から離れて市場の意思で値段が決まる変動相場制は、絶対に認めたくはないだろうし…

2015/12/01()
 元が国際通貨になっただけで勝ったとか喜んでるやつバカなの?

 今までの中国の為替操作のようなデタラメなことができないということ。
 為替市場の審判受けて良いことも悪いことも中国経済にもろに影響するってことだぞ?

2015/12/01()
 IMF「来年の10月までに変動相場制にしてね~ あと経済指標の捏造は許しません、できないならこの話ナシで・・・」
 中国オワタ・・・
 変動相場制になれば通貨危機、主要通貨の話がおジャンになれば信用ガタ落ちで、同じく中国は沈む。
 IMF・・・相変わらずエゲつないわー  まさしくハゲタカじゃー

2015/12/01()
 間に合うのかな...。 というか、AIIBSDRとあの手この手で延命政策。
 ドルが凄い勢いで枯渇してるのだけは分かる。

2015/12/01()
 金男ですら1兆円以上の資金を回収してますが、 外貨準備額も減る一方 米国債も日本の方が多くなった
 欧米金融機関も軒並み撤退回収 元の切り下げしたり、買ったりw もうね、金融素人丸出しでお兄さんワクワクしてんのよ

 今回の件はむしろアメリカさんが「しめしめ」と仕掛けた罠だと思う。
 日本のプラザ合意の時みたく外圧で強制的に市場開放出来なかったが、この中国政府のプライドをくすぐる方法なら中国政府は乗らざるを得ない訳で。
 為替操作や介入出来なくなるし、中国政府は本当に大丈夫なのかね?
 まぁ、人民元買わなきゃ大暴落の影響もほとんど受けないしね。
 資産をわざわざリスクの高い人民元で保有するお人よしなんて日本人くらいだろw

2015/12/01()
 だから、おまえら、アホ過ぎるだろ。
 中国の現状を分析すると

 AIIB → バスは止まったまま半年放置状態
 南シナの人工島 → 米軍が睨み効かせたらなんもできなくなった
 中国経済 → インチキGDPで絶賛偽装中
 中国金融 → シャドーバンキングの数百兆円の超絶負債は手つかずのまま
 中国製造業 → 世界中の外国企業が工場をタダ同然の捨て値で売却して撤退

 で、SDRってのは元を決済に使えるようにするってことだ。
 つまり中国資産をどんどんドルやユーロや円に変換できるようになるってこと。
 SDRは中国の国力が素晴らしいので認めたのではなく、最後に搾り取るための搾乳機の役目だ。  もし中国の国力を認めてるなら、G7に入る、AIIBに日米入るなどの実効イベントの方が先に来るはずだよ。

2015/12/02() t
 見当違いも甚だしい。
 欧州が肥え太った豚のような中国を解体するという話だよこれは。
 中国を肥え太らせたのは外資。欧米日だ。
 アメリカの金融兵器であるGSBRICsを持ち上げ、どの豚が一番太るか競争したわけだ。

 これは第二の阿片戦争。
 欧州がなぜAIIBにいち早く参加表明したのか?
 IMF(欧州利権)がなぜ人民元をSDRに組み込むと言い出し、アメリカや日本がそれをスンナリ通したのか?
 中国の強力なロビー活動とか報道されているが、欧州人は甘く無いぞ。
 豚の解体で、「不要なもの」は取り除かれ、上等な肉が選ばれる。
 そしてまた外資からの投資で「新生」中国はピカピカにされ新たな養豚場となっていく。

2015/12/01()
 どいつもこいつもわかってないな これは日本にとって最大のチャンス

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 書き込みにあるとおり、西欧の金融機関、imf が仕掛けた罠ではないのかな。