2016年9月15日木曜日

韓国、朴大統領のコメントは正論ではない

手をこまねいていれば、いるほど損害額が大きくなる。
 朴大統領は、自分では正論だと思っているようだが、正論でもなんでもない。

 朴大統領の無能さは、恐ろしいばかりだな。
 それこそ、韓国という国が潰れてしまおう。

 どこに核心があるのかな。
 今、起こっている現象の「大きさ」というものを的確に把握できないのだな。
 100万のものを「千ぐらい」としか見えないということか。

 常識がないというより、教養の不足だろうな。
 国家指導者に求められているものは、「深い教養と広い知識」ということだが、韓国の朴大統領にはどちらもないようだ。

 以下、新聞から抜粋。

 韓進海運破綻:朴大統領が批判「自助努力が全く足りない」
 韓国の朴大統領は閣議で、韓進海運の経営破綻による物流混乱と関連し「企業が積極的に再建に努めず、政府が全てを解決してくれるだろうと考える企業経営方式は決して黙認しない」と述べた。

 また「韓進海運は自助努力が全く足りない」と指摘し、構造調整対象の企業を正しく再建させるためには、経営者側が懸命な自助努力をして体質改善を図った場合に限り、債権者の金融機関が支援すべきだと。

 朴大統領はさらに、韓進海運の事態を機に、企業の無責任さとモラルの欠如が経済全般にどれほど大きな被害をもたらすかを皆が直視すべきだとし「海運がまひすれば政府は支援せざるを得ないだろうという気楽な考えが、国内の輸出入企業に大きな損失を与えた」と批判。

補足、感想など

 この朴大統領の言葉を正論と思うなら、よほど、常識がないのだな。
 もうそんなことを言っているようなタイミングではない。
 韓進海運の数十という船が世界中で、荷物を抱えたまま、放置されているのだ。

 荷物の中味はバラバラだ。
 生鮮食品などであれば、もう腐敗していよう。

 最終的な破綻処理には、1兆円を越そうという話なのだ。
 もう、一企業がどうこうできる話ではない。

 一旦、韓国政府が負債を肩代わりし、荷物を卸し、レンタルした船なら、返却しなければどうにもなるまい。
 上でふれたように、朴大統領には、今、発生している現象の「大きさ」というものが分からないのだ。
 100万のものが、1000にしか見えないのだ。
 無能と言わずしてなんと言おうか。

 当事者である韓進海運の対応の様子を見てみよう。

 --ここから--

 韓国の韓進グループの趙亮鎬会長は韓進海運に400億ウォン(3600万ドル)の資金を拠出した。韓進海運の船舶で発生している荷下ろしの滞留を解消するため。
 韓進グループは先週、荷下ろしを進めるために趙会長の400億ウォンを含めて総額1000億ウォンを韓進海運に拠出すると表明。

 韓進海運の筆頭株主である大韓航空も、韓進海運が米ロサンゼルスのロングビーチ港の持ち分を担保として差し入れることを条件に600億ウォンを融資する計画を承認。
 ただ規制当局の関係者によると、金融サービス委員会は大韓航空から韓進海運への融資が実行されるにはかなり時間が掛かるかもしれないとの見方を示している。

 韓進海運は8月31日に法定管理(会社更生法に相当)を申請。
 同社の船舶は世界各地で足止めされ、総額140億ドル程度の貨物が荷下ろしできなくなっている。

 --ここまで--

 上から下までアホばっか。
 衆愚政治国家を目の当たりに見ているようだ。

 ちょいと、どの程度の損害となるか—記事の一部分だけを転記しておこう。

 --ここから--

 破綻の仕方が最悪だった。
 8,300社から荷物の仕事を引き受けた状態で破綻したのだ。
 法定管理になったその日、港湾使用料・備船料を600億円ほど滞納していた理由で、韓進海運は外国の港への入港を拒否された。
 現金で払わない限りは入港できず、コンテナも差し押さえとなった。
 その荷物の規模は、総額140億ドルともいわれる。
 日本円で約12,500億円である。

★米国・中国・日本からの「超高額訴訟」という悪夢
 韓進海運を再建するには、6,000億円ほど必要。そして、港湾使用料・備船料などの滞納を含めて7,000億円があれば再生できるが、そんな金はどこにもない。

 荷物を差し押さえや入港拒否を解除するには300億円ほどが必要とされが、現在でも、そのお金すら支払われていない。
 港に入れずにいる韓進海運の船の荷物は、米国・中国・日本で9割を占める。
 米国には、「ハロウィーン」や「ブラック・フライデー」のために用意された荷物が運ばれる予定だった。

 中には、ウォルマートや、Amazonなどの荷物が多数存在している。
 仮にこれらのコンテナがブラック・フライデーの準備に間に合わない場合には、140億ドルはくだらない超高額訴訟が待っているのだ。

 韓国経済はこの時点で自らを死に追いやるような、とんでもないことをしでかした。
 しかも、韓国政府は韓進海運を助けようとせず、あくまでも韓進グループに金を出させるという斜め上の対応を行った。
 この事態を重く見たアメリカ政府は、韓国政府に混乱を鎮めるように要請。
 しかし、全くもって収まっていない。韓国政府がやっているのは、責任のなすりつけ合いである。

 助ける義務はないが、漂流中の荷物を適正に処理しなければ、韓国経済が破綻するほどの超高額訴訟が巻き起こる。そうなってしまえば、もうどうしようもない。
 1日ごとに賠償額は膨れあがっていくわけで、コンテナの中身が生鮮食品ならば、すでに商品価値がないかもしれない。

 そういった意味でも、一刻も早く荷物を降ろすことが重要だ。
 それなのに、どうも韓国政府は事態の緊急性に気付いていない。韓国庶民の認識レベルも低い。

 --ここまで--

 ハングル文字のせいかな。
 この認識ぶりの理由は。

 それも含め、韓国人が自ら、選択した大統領であろうし、選択したハングル文字であろう。
 自分達が選択した結果、実った巨大な果実を自ら刈り取るしかない。