2017年8月6日日曜日

日本人からは、在日韓国人も在日アメリカ人も変わりはない

在日三世とかいう人がなにか文章を書いている。
 内容は、なんやら奇妙なものとなっているが、表題のごとく、日本人にとっては、一律在日外国人ということでしかない。それ以外の何者でもない。

 以下、新聞から抜粋。

2017/08/05()
100%ニッポニズム」時代のヤセ我慢
 林晟一

 いつからこれほど家族の絆礼賛となったのか。
 10歳を対象とする「2分の1成人式」での親への感謝。涙。教師も涙。
 親を持ってない子どもは、そこのけ。シラける者は「いない」ことになっている。
 かつて、家族からの解放をかかげた勢力はどこへ消えたか?
 独身をつらぬけば、「あいつは"こっち"だ」と頬に手の甲をあてられる。
 「子持ちでなければ子どもや親の気持ちなんてわからない」と、上から目線で嘆息される。
 家族持ちの上司や同僚に、独り身は身軽だと忖度され、仕事を押しつけられる。

 あんたに子どもや家庭を作ってくれなんて頼んじゃいない!家族の絆派に囲まれる独り身は、インモラルな一言を胸につつしむ。
 孤独にひたることしばしばの独り身。
 この国では、「ため」「ゆるみ」が日に日に目減りしている。
 ヨーロッパではムスリムの社会的統合がうまくいっていないこともあり、テロが相次いでいる。
 日本では、やっぱり移民なんて害毒だとのムードもただよう。

 少子高齢社会となろうが、外国人労働者の受け入れ拡大は事実上タブーだ。
 すでに巷は外国人労働者に支えられているのに、彼・彼女は「見えない」ことになっている。
 反面、戦後日本でマイノリティの一つ、在日コリアンの統合が「うまくいってきた」面には、目もくれられない。
 7月には、在日コリアンを「ゴキブリ」とみなす一団が、川崎市中原区でデモを行なった。
 急進右派は、日本国という健康体を侵す「異物」の排除にやっきになっている。

害虫を駆除せねば! 病原菌を根絶せねば!
 これは、19世紀後半の社会帝国主義をほうふつとさせる。
 当時のキーワードは「国家の健康」だった。健康を維持すべく、人々のエネルギーと商品のはけ口として、植民地が求められた。
 他方、今日は国外へエネルギーを放出することはむずかしい。
 そこで、国家の健康維持のため、国内の「異物」を排除・摘出することに血道があげられる。
 正真正銘、日本人たることを証すべし。
 1920年代、アメリカでのナショナリズムの大波「100%アメリカニズム」の日本版ともいうべき「100%ニッポニズム」が、この国に広がっている。

 100%アメリカニズムの延長上には、開戦後、強制収容施設に送られた日系アメリカ人の屈辱と苦境があった。
 日系アメリカ人は、米国民として信用ならない存在と認定された。
 ひるがえって、100%ニッポニズムのほこ先は最大野党の代表に向かっている。
 戸籍という、日本国民の証をさらすべし。その圧を受けつづけた蓮舫氏は、戸籍謄本の写しを一部公開した。
 「なぜ公開するんだ? 差別を助長するだけだ」との声が、リベラルからはあがる。
 とはいえ、公党の代表として国民に「異物」扱いされることが、どれほど恐怖だったか......
 この一幕は茶番劇だが、その実、100%ニッポン人を自任する国民が仕立てた重大な悲劇だろう。
 自己に都合が悪ければ、即「在日認定」されるネット世上。
 テロがつづけばそれに慣れてしまって衝撃度が低くなる。
 同じく、自らの価値観に合わない人物へ「在日」という非国民のレッテルを貼る営みが、目くじら立てられることは少なくなった。
 ただ、自他ともに「在日」と認める筆者からすれば、こうした文化は深刻だと思う。
 論理や根拠にもとづいて在日コリアンの存在を批判しようとする人びとの声もまた、圧殺されるからだ。

 「在日」を真面目に語ったり、これに誠実な批判の刃を向けることは、それこそアホらしい所業として放棄されてしまう。
 悪貨が、色とりどりの良貨を駆逐しつつある。
 そのうち、純なる日本国民の再生産に寄与しない独り身、ハーフ、LGBTもまたニッポニズムを疑われ、戸籍を示せと迫られ、あげく「在日認定」される世になるのか? 
 こうなれば、いつか来た道をたどり、ディストピアの喜劇を一億総出で演ずるに等しい。

立場弱き者にとって、この世はいささか塩っ辛い。
 日露戦争へ向かう時期の1901年、福沢諭吉の「瘠我慢の説」が『時事新報』に掲載された。
 「強弱相対して苟も弱者の地位を保つものは、単に此瘠我慢に依らざるはなし」
 「一片の瘠我慢は立国の大本として之を重んじ、いよいよますます之を培養して、其原素の発達を助くること緊要なる可し弱者の「ヤセ我慢」が立国の根本だと、20世紀最初の福沢はいう。
 小国にもプライドがあるし、大国のえじきにならぬよう、立国へ向けて抵抗をつづける精神は大事だ。

 小国の日本人がプライドをかけてナショナリズムを維持することこそ、福沢が説いた「ヤセ我慢」だった。
 では、21世紀の今日、福沢のメッセージをどう再読すればいいだろうか?
 むしろ、100%ニッポニズムというぱんぱんの風船から、空気を抜く営みを地味につづける。
 これこそネオ「ヤセ我慢」だと僕は思う。

 「雑種」文化大国よもう一度、といったところか。
 国民の純潔の追求が仇するシーンが、早晩来るんじゃないかと懸念しながら。
 思えば、アメリカの公民権運動やたびたびの反戦運動では、抵抗者たちが愛国心を否定することはなかった。本当のアメリカはこっちだ、という確信が抵抗者側にはあった。
 同じく、この国はちっともニッポンらしくないじゃないかとの違和感は、大事だと思う。

 もちろん、非国民と名指されたものが、お前こそ非国民だとやり返す泥仕合は痛い。
 「まーまー、まーまー」と、清濁あわせ呑む一片のゆるみを持っていたい。
 ヤセ我慢、雑種文化、白黒つけない曖昧の許容。
 かなたに忘却されたこの国の徳を、再びはぐくむ時が来ているのではないか。

 それには、一人ひとり孤独な弱者が、まずはヨコをまなざすことが重要だろう。
 そこには、100%ニッポニズムを前にたじろぐ昨日の私、あるいは明日の私がいるはずだから。
 そう思えば一抹の勇気もわいてくるし、ヨコの誰かと手をそっとつなぐ気持ちも芽生えるかもしれない。

孤独ではあるけれど、孤立はしていない。
 そんなニュアンスフルな社会に恋する人間が増えたら、それはもう、100%ニッポニズム風船に一刺しされる極細針といっていい。

補足、感想など

 冒頭でふれた。
 在日韓国人も在日アメリカ人、在日カナダ人も日本人にとって「差」はない。
 どれも、在日外国人でしかない。
 いわば、海外からの観光旅行者に「毛の生えた程度」の人ということであろう。
 いずれいなくなる人達だ。

 上の文章では、書き手の視点が歪んでいる。高い教育を受けても、真っ当にものも見られないのだな。
 朝鮮半島からこれっといった偉材・逸材が哀しくなるほど、でてこない--というのは、ものをみる視点が生まれながらにして歪んでいるせいだろうな。

 蓮舫さんの件については、選挙の際、選挙民に対して国籍詐称をした人なのだ。(学歴詐称でも議員をやめるのだぞ。国籍詐称なんて、学歴詐称より重大な違反であろう)

 だから。
 そういう感じで暮せば別に問題は生じない。
 在日アメリカ人もそういう感じで暮らしているだろう。別に、とりわけ問題を起こしている訳ではあるまい。
 日本の戸籍制度は、重要なものだ。これを破壊するとか、骨抜きにしてやろう—なとどいう動きには絶対に反対する。

 ただ、日本にいる帰化した韓国人とか、日本にまで遠征してくる韓国人の行動に問題がありすぎるので、韓国系だということで嫌悪していることは確かだろうな。
 その例を見てみようか。

--ここから--

201784
大嘘つき続ける安倍首相 小手先改造の無意味
 これほど醜悪な内閣改造劇は見たことがない。 
 3日、第3次安倍再々改造内閣が発足。森友学園、加計学園、自衛隊の日報隠蔽問題などで追い詰められ、政権浮揚を狙って人事刷新に踏み切った。

 安倍首相は記者会見で「結果本位の仕事人内閣」と名付け、胸を張っていたが、その表情は冴えなかった。船出するのが泥舟では、それも当然か。
 「地味でパッとしない布陣だよね。“挙党態勢”と言うけど、中身は二線級ばかり。総理が声をかけた連中は、みな断っている。

 伊吹文明さんに文科相就任を断られ、河村建夫さんに打診しても逃げられたらしい。
 泥舟に乗りたくないと思われたら、政権の終焉は近い。大臣になったのは、泥舟でもいいから乗りたい連中だけでしょう」(自民党関係者) 
 「仕事人内閣というのなら、真っ先にやるべきことは、腐臭漂うスキャンダルの解明です。ところが、安倍政権の中枢メンバーは、加計学園問題で子供だましの嘘をつき続け、内閣改造の目くらましで国民をゴマかし、疑惑にフタをしようとしている。

 木の幹が腐っているのに、先端の細い枝だけ接ぎ木して立派に見せようとしているようなもので、こんな小手先の内閣改造には何の意味もありません。首相の反省の弁も口先だけで、一時的に殊勝な態度を見せれば国民をダマせると甘く考えているのがミエミエです。
 本当に反省していれば、内閣改造で延命を図るのではなく、行政を混乱させた責任を取って退陣しているはずです」(政治評論家・本澤二郎氏)
 沈みゆく泥舟と知りつつ、国家破滅内閣の泥舟に乗った連中もロクなもんじゃない。

 福田元首相に看破された最低最悪内閣の正体
 安倍政権の破廉恥体質については、共同通信のインタビューに応じた福田元首相が批判している。森友学園への国有地払い下げや、加計学園の獣医学部新設を踏まえ、安倍政権下で「政と官」の関係がおかしくなっていることを「国家の破滅」という厳しい言葉を使って断罪したのだ。
 <各省庁の中堅以上の幹部は皆、官邸(の顔色)を見て仕事をしている。恥ずかしく、国家の破滅に近づいている>
 <官邸の言うことを聞こうと、忖度以上のことをしようとして、すり寄る人もいる。能力のない人が偉くなっており、むちゃくちゃだ>
 <自民党がつぶれる時は、役所も一緒につぶれる。自殺行為だ>――。

 安倍が第1次政権をブン投げた後を引き継ぎ、「あなたとは違うんです」の迷言を残して辞めた福田から見ても、いまの安倍政権は異常なのだ。
 「福田氏は慎重な発言をするタイプだけに、ここまで言うのはよほどのことですが、最低最悪内閣の本質をよく言い当てている。安倍首相は、一部の仲間内で国家権力を私物化しており、その一端が森友や加計問題で露呈したのです」(本澤二郎氏) 

 自由党の小沢一郎代表も、内閣改造に関して談話を発表。こうつづっている。
 <いま内閣に問われていることは、総理の友人の為の便宜供与や総理を守るための文書廃棄、口裏合わせ等の隠ぺい工作、そして、何よりそういうことを可能ならしめている公務員の「総使用人化」である>
 <安倍総理は内閣改造などという意味のないことをする前に、即刻「すべて」を明らかにしたうえで、今こそ潔く身を引くべき時である>
 真っ先に変わるべき人が居座り、改造人事を断行するという不条理。“死に体”首相の卑しい思惑で政治が愚弄されている。

悪相・暴言で支持率が上がるわけはなし
 「結果重視、仕事第一、実力本位の布陣を整えられた」――。組閣を終えた安倍は政権浮揚に自信を見せているが、この布陣では政権浮揚などあり得ない話だ。
 支持率急落に拍車をかけた菅官房長官と二階幹事長が残ったままなのに支持率が回復するはずがない。菅は加計問題で文科省の内部文書を「怪文書」扱いし、国民の政権不信に火をつけた男だ。
 しかも、批判を浴びた後も態度を変えず、安倍と加計孝太郎理事長の会食が、関係業者との供応接待を禁じた大臣規範に抵触するのではないか――との疑問に対しても「通常の交際」と顔色を変えず言い放っている。いまや、ゴーマン政権の象徴である。国民はあの悪相を見るたびに安倍政権への不信を募らせている。

 一方、二階は都議選の応援演説で「私ら(自民党)を落とすなら落としてみろ」と暴言を吐き、都議選の惨敗後も何ら反省することもなく、派閥の勉強会でも「そんなことに耳を貸さないで」と開き直っている。
 そんな「悪相・暴言」の2人が今後も毎日、テレビカメラの前に出てくるのに、他の閣僚を多少、入れ替えたくらいで国民の印象がガラリと変わるはずがない。
 政治評論家の小林吉弥氏はこう言う。
 「政権の屋台骨は変わらず、イメージ刷新も程遠い。支持率の回復は到底期待できません」
 9月の臨時国会で、野党が再び、森友、加計問題を厳しく追及するのは確実。あの悪役2人がまた開き直れば、さらに国民の怒りに火をつけるのは間違いない。


2017/08/04()
 7月31日午後、富山にある不二越本社前において、戦争犯罪に対する責任追及行動が取り組まれました。
 主催は「第2次不二越強制連行・強制労働訴訟を支援する北陸連絡会」で、結集したのは富山の市民団体や連帯ユニオン関西生コン支部など約40名。
 福井、大阪、東京、神奈川などからも参加者があり、さらに「青少年平和交流団」として来日していた韓国・光州の高校生16名も合流。
 また門前には、亡くなった被害者らの遺影も置かれました。

 そして約1時間、「戦犯企業」不二越に対し怒りの声を叩き付け、強制連行・強制労働に対する謝罪と補償を要求しました。
 他方、門前集会のあいだ、路上で右翼の街宣車4台が「韓国人は日本に入るな」「朝鮮人は出ていけ」などと、典型的なヘイトスピーチを大音量で繰り返しました。
 しかも、富山県警と不二越の警備員は、それを一貫して黙認。

 警察官に抗議しても、「拡声機の使用による暴騒音の規制に関する条例」(拡声機暴騒音規制条例)の説明をするだけで、昨年成立した「ヘイトスピーチ解消法」(本邦外出身者に対する不当な差別的言動の解消に向けた取組の推進に関する法律)は知らないという態度で、最後は「市民と法律の議論をする気はない」と言い放ちました。
 また2014年の不二越株主総会では、日本人株主が原告株主に対して「朝鮮へ帰れ」と罵倒し、それを不二越は黙認しています。

 さらに今年7月、不二越の会長は「富山で生まれて地方の大学に行った人でも極力採らない」「(同県出身者は)閉鎖された考え方が非常に強い」「ワーカーは採ります」などと発言し、後に「不用意で不適切な表現」だったとブログで謝罪しました。
 しかし、これは「表現」の問題ではなく、こうした富山県人や労働者への偏見や侮辱が、外国人への差別発言を黙認する体質につながっていると、思わざるを得ません。
 門前行動終了後、「青少年平和交流団」と参加者による、感想交流会がもたれました。

 韓国・光州の高校生らは、「歴史を正しく理解し、闘っている日本人がいるのを知って驚いた」「自分が現場で泣いたのは右翼の暴言のせいではなく、この闘いを見て感激したから」
 「何もできない、非力な自分が悔しい」「将来、歴史学者になりたいという希望が、いっそう強くなった」「問題解決に力を入れない、韓国政府にも問題があると思う」などと、語っていました。

 ただし、韓国から若い世代が結集しただけで、不二越当局にとっては、相当な圧力になった筈です。彼らは帰国後も、友人や後輩に、日本での体験を伝えるでしょう。彼らは決して非力ではなく、政治や歴史を動かす一つの力だと思います。
 不二越闘争は、日本鋼管訴訟の金景錫さんが、1992年に不二越を訪問し、未払い賃金の支払いと謝罪を要求。当該の被害者らと、不二越を提訴したのが始まりです。
 この第1次不二越訴訟は、2000年に画期的な勝利和解をかちとりました。
 さらに2003年、根本的・全面的解決をめざして提訴されたのが第2次不二越訴訟ですが、2011年に敗訴。

 しかし、2013年に不二越韓国訴訟第1次提訴、2015年に同第2次提訴、同第3次提訴と、法廷闘争は続けられています。
 現在、不二越韓国訴訟の早期進行と、新日鉄訴訟・三菱重工訴訟における大法院判決を促す運動が焦点です。
 同時に当初から、不二越正門前行動、株主総会行動、東京本社行動が継続され、近年では中国の戦争被害者による日本国・戦犯企業との闘いとの連帯行動が実現しました。

 朴槿恵政権を打倒した韓国では、「平和の少女像」の隣に「徴用工像」を建てる計画も進んでいます。共に闘いましょう。

 --ここまで--

 1945年以前の日本と朝鮮半島とのあれこれ一切合切が、1965年の日韓基本条約で完全に解決済みだ。
 日本は、上の記事でいえば不二越は、いまさら、なにをする必要もない。
 謝罪? 賠償? なにそれ、美味しいのか?
 仮に韓国でこの日韓基本条約を無視したような判決がでれば、日本はハーグの国際司法裁判所へ訴える。
 その場合は、ハーグの国際司法裁判所の判決待ちということだ。
 まぁ、好きなだけ、韓国で裁判ごっこをすればいいこと。

 上の記事は、日本にいるevenki族工作員が、悪意をもって、安倍政権をこきおろしている記事だ。
 日本人がウマウマ、だまされてくれればいいけどね。

 話がどこかそれた。
 日本にいる在日韓国人は、在日の外国人達の一つでしかない。
 それ以上でもそれ以下でもない。

 ただ、上の記事のごとく、マスコミに巣食う在日evenki族工作員達、日本まで遠征してくる韓国人達の日本人憎しで日本人を卑しめてやろう、騙してやろう---という悪意に対して、それを反映した視点で、在日韓国人達を見ているということでしかない。