2017年8月27日日曜日

中国が日本を凌駕する先進国だとアメリカ人

ふ~ん。
 これってなんだろう。
 アメリカ人がこう言ったということ? 中国人が金をばらまいて、アメリカ人にこう言わせた—ということなのか。

 お金をばらまけば、ホイホイ、それに乗るアメリカ人か。
 まぁ、文章を見てみよう。

 『ニューズウィーク』81522日合併号のカバー・ストーリーは「日本の未来予想図/人口減少2050年の日本」で、論文「日本を待ち受ける2つの未来」の中で元CIA諜報員のグレン・カールがこう書いている。
 中国(清朝)がアヘン戦争に敗れた1842年以降の歳月は、中国が歴史上最も弱かった期間であり、日本が一貫して優位に立つ状況が続いた。

 しかし今後は、大陸中国こそが超大国で、日本は周辺に位置する中等国という1000年来の力学が復活するだろう。
 ……地理的制約からは逃れられない。
 中国は地理的大国で、この30年で人類史上最も目覚ましい発展を遂げ、日本を昔ながらの中規模島国に押し戻した。

 なかなか薀蓄深い一文で、第1に、中国が地域の超大国であって日本はその周辺にある中等国であるというのが、1000年来の東アジアの「常態」であり、従って第2に、日本が優位に立ったのは中国がアヘン戦争に敗れて衰退した1842年以降の175年間だけで、それは長い歴史から見てほんの一時の「特異」な状況だった。
 そして第3に、最近の30年間を通じてその特異は解消されて常態が戻りつつある、というのである。

 日本こそアジアの中で飛び抜けた優等民族であり、だからこそ独りアジアを尻目に先進国となって欧米に伍して列強の仲間入りをしたのだという脱亜論に取り憑かれている日本人にとっては、 到底受け入れがたい世界史観、アジア観かもしれないが、本誌の読者ならご存じのように、私はもう10年以上も前からこの説をとってきた。

 中国がどん底まで墜ちたのは1949年の人民共和国建国でようやく日本の侵略と蒋介石との内戦という地獄の苦しみから抜け出した1950年頃のことで、 逆にその時に米国はピークを迎えている。
 日本は、アヘン戦争で敗れた中国を蔑視して、そこから対中優越意識を芽生えさせてきたのは事実であるけれども、実体的に経済体力が中国を上回ったのは、1960年代から2000年代までの約50年間だけである。
 これが東アジア史の日本にとってのまことに不都合な真実である。

 なぜ日本は中等国に戻って行くのか。
 答えはシンプルで、人口減少のせいである。
 日本は縮みゆく大国だ。日本の出生率は世界最低レベルで、この傾向が続けば65年までの人口減少率は未曾有の31%。
 人口は現在の約12,700万人から8,800万人に落ち込み、65歳以上が4割を占める超高齢化社会となる。
 生産年齢人口は約5,000万人と推定されるが、これは100年前の水準だ。
 対照的に中国とインドの人口はどちらも10億を優に超え、アメリカも4億人程度まで増える。

 同じ『ニューズウィーク』誌の別の論文「先進国陥落は間近/戦後幻想の終焉」の筆者デービッド・アトキンソンによると、戦後の日本の経済的成功の最大の要因は、日本人がそう思いたがっているように技術力とか勤勉さではなく、人口の多さにほかならない。

 日本のGDPは英国のそれの1.8倍だが、それは日本の人口が英国の1.9倍であることを反映しているだけで、別に日本人が英国人に比べて特に優れているということの証拠ではない。

補足、感想など

 まぁ、そう外れている訳ではないか。
 でも。
 なにか、意図的に中国のマイナス要素を無視して、「人口」のみを重視した論調だな。

 中国人って、英国の産業革命に200年も遅れる大ノロマ民族だぞ。
 実際の識字率30%強。国民の半分以上が無学文盲、無知蒙昧という黄巾賊のような民族だ。
 また、漢字という複雑な概念を伝えることができず、子どもの時に、習得が難しい言語を利用している民族だ。

 そういう民族が順調に先進国となれるものなのか。
 それは10数億人という数があるからgdp は当然大きくなる。
 それでも、本当に日本を追い越しているかどうかさえ、不明な国家だ。

 対して、日本は識字率ほぼ100%。漢字という中国由来の文字のもつポテンシャルを最大限引き出した「漢字かな混じり文」というツールを使って、「日本人のもつ能力」を極力引き出している。
 19世紀後半、明治維新というリセットを経て、英国の産業革命に100年遅れで出発し、明治維新以後150年で、欧米列強諸国と肩を並べ、産業革命組の諸国を追い越そうとしているところだ。

 日本の未来の形はよく見えない。
 でも、ロボットとか人工知能をフルに利用した産業が隆盛となろう。

 上のアメリカ人の文章が意図的に中国を持ち上げ、日本人をおとしめた文章となっているのではないのかな。

 ポテンシャル最大の漢字かな交じり文を利用し識字率ほぼ100%の民族を、漢字のみという不完全言語を利用し、実質的な識字率30%強の民族が、そう簡単に追い越せる訳がない。

 上のおべっかアメリカ人の文章を読んで、中国人が反応している。それをご紹介したい。

 --ここから--

1.
 日本「アメリカは中国に超えられているという現実を受け入れるべき」

2.
 日本は目を覚ませ。
 日本は古代から小さな島国だったじゃないか。

3.
 俺たちに日本に認めてもらおうとは思っていない。日本に犯した罪を認めてほしいだけだ!

4.
 日本より先進国というのはさすがにどうか?

5.
 日本は過去も正視できないんだから、今の現実を受け入れる事などできないだろうな。

6.
 そうそう、中国はこの100年くらい落ちぶれてるだけで、何千年とずっと大国だったよな。

7.
 中国もここ4、5年は衰退してるんだけどな。

8.
 日本政府がそう思う事はありえないだろうなぁ。

9.
 いいね!
 現実になりますように!!

10.
 それよりもまず日本は謝罪しろよ!

11.
 日中韓が協力すれば、地球上で最も強くなると思うんだけどなぁ・・・

12.
 中国と日本は、古来より主人と犬の関係。時々、犬が主人を咬んでるけど。

13.
 >>12
 中国は長いこと犬以下だったということか?

14.
 島国と我々中国とを比べんな。

15.
 日本人は蛮人。
 宗主国に敬意を払わない民族は、早いうちに滅亡させるべきだ。

16.
 俺は途上国日本へ移民したいぞ。

 --ここまで--

 これが、イギリスの産業革命に200年も遅れ・識字率30%強の黄巾賊のような中国人の「言いざま」だ。
 識字率100%の日本の背中は、まだまだ遠いだろうな。