2016年6月5日日曜日

安倍さんが衆議院の解散を見送った理由

表題のことにふれた記事があった。
 まず、その記事の抜粋を。以下。

 国会会期末(6月1日)政局は、安倍首相が決めた「消費税再増税の2年半延期」と「衆参同日選の見送り」で決着した。
 麻生太郎副総理兼財務相は、「同日選断行」などを安倍首相に主張したが、最後は容認に転じた。
 安倍首相が決断に至った「3つの理由」と、麻生氏のダメージとは。

 今回、「再増税延期」は野党も賛成するため、最大の焦点は「同日選の断行か見送りか」だった。
 安倍首相は当初、《相乗効果で参院選の議席上積み》と《野党共闘つぶし》が期待できる衆参同日選を視野に入れていた。
 通常国会を1月4日に召集したのも、7月10日の同日選を可能にするための日程設定だった。

 ところが、4月に発生した熊本地震が、カレンダーを狂わせた。
 自衛隊の熊本撤収は発表されたが、被災者がまだ避難生活を続け、被災地の復旧・復興はまだ途上にある。

 官邸周辺は「東日本大震災の発生直後、民主党政権は党内政局に明け暮れていた。安倍首相は野党時代、その醜態を観察していた。 『災害時に政局的動きはしない』『民主党と同じ轍は踏まない』という思いはある」と。

 同日選に踏み切れば、メディアから「復興より政局優先」との批判は免れなかった。
 伊勢志摩サミットや、オバマ米大統領の広島訪問で上昇した内閣支持率も影響している。
 世論調査で、安倍内閣の支持率は55・4%で前回調査から6ポイント上昇した。
 自民党の調査でも、野党の低迷は明白で、「参院選単独でも勝てる」との判断もあった。

 公明党・創価学会の意向も大きそうだ。

 自民党関係者は「公明・学会側から、自民党側に対し、『同日選には対応できない』と伝わっていた。
 つまり、『同日選なら、自公の選挙協力は難しい』と。官邸と公明・学会のパイプ役である菅義偉官房長官は『同日選反対』だった」と。

 麻生氏は、最後まで「同日選をやるべきだ」と迫った。首相時代に、任期満了近くまで衆院解散ができず、政権を失った経験があるからだ。メディアは「麻生敗北」「盟友関係に傷」と分析。
 自民党関係者は「麻生氏としては、増税派の財務省内に対して最後まで抵抗した姿勢を見せる必要があった。
 『ポスト安倍』の存在感も発揮できた。安倍首相と麻生氏は連絡を取り合っている。盟友関係は簡単に壊れない」と。

補足、感想など

 記事を読んでいてどうも分からないことがある。
1.麻生さんの「ポスト安倍」の存在感がどうたら—ってなに?
2.麻生さんが同日選をすべきとの主張と、財務省に最後まで抵抗した姿勢を見せる—という意味が分からない。

 →あぁ、ちょいと考えてみると。
 記事の文章で省略しすぎて、説明不足なのだな。
 麻生さんは、財務省と同じく増税派の立場だよ—と安倍さんに対して抵抗している「姿」を財務省幹部に見せつける必要があったという意味か。
 また、ポスト安倍って、麻生さんが安倍さんの後を狙っているという意味か?
 年齢からしてどうだろう。まぁ、健康が維持されるなら石破さんより、麻生さんの方が余程、優秀だ

 全体を少し、整理してみよう。
1.安倍さんは、参院選は十分に勝てると踏んだということ。
 今夏の参院選は、戦後レジームの完全崩壊後の最初の選挙となる。
 同時に11千万人の日本人 対 1千万人のエベンキ族の真っ向勝負となる。

 また、同時に、安倍さんの本当の狙いは、国会からのエベンキ族(韓日二重国籍の韓国人)国会議員達の「大量廃棄」だった。
 対して、廃棄されるエベンキ族で最優秀の頭脳は岡田さんであろうが、どうもその最優秀の頭脳の言動が冴えない。
 で。こんなコメントが出てくるのだ。

 --ここから--

 高須クリニックの高須克弥院長が様々な話題に提言するシリーズ企画「かっちゃんに訊け!!」。
 今回は7月の参院選に向け、現在の政局について語っていただきました。

──今回は7月の参院選に向けて、政局についてお話をうかがいたいと思います。まず、流れとしては、今年3月に民主党かと維新の党が合流し、民進党となりました。

高須:民進党ねえ…。まあ、普通に考えたら、大惨敗しちゃうんじゃない?

──大惨敗…ですか。

高須:やっぱり、岡田代表の人相がちょっとねえ。どんどん悪くなってきちゃってて、正直言って勝てる顔をしてないもん。

──もはや政策うんぬんよりも、ルックスの問題ってことですね。

高須:政治家もなんだかんだで人気商売だからね。人に好かれる顔をしていないとダメ。
 今の岡田さんは全然笑顔もないし、ずっと厳しい顔をしているし、人前に出て何かを訴えかける顔はしてないよ。もうね、民進党の代表は明るい顔だったら誰でもいいんじゃないかと思うね。

 --ここまで--

 民進党の議員からはこんな話しがでてくる。

 --ここから--

2016/06/04()
 ・gという人がしばき隊リンチ事件について関係者を批判。
 ・しばき隊メンバーらがg氏の自宅を訪れ何度もチャイムを押す。
 訪問した証拠画像もアップする恫喝まがいのつぶやき。
 ・しばき隊メンバーらが民進党・有田芳生議員の街宣車を使ってg氏の自宅を訪れていた疑惑が浮上。
 g氏がツイッター上で抗議。
・g氏のツイッターアカウントがなぜか凍結されるも別アカウントで復活。

 --ここまで--

 もう、国会議員がヤクザ顔負けの「脅し」まで、一個人に対して行うのだ。<ましてや、ツイッターのアカウントが凍結されるって、どこにエベンキ族の同志が潜り込んでいるのだ?>
 エベンキ族達が、どれだけ追い込まれているか—理解できよう。

 どうやら、エベンキ族の「大量廃棄」が、まぁ、とりあえず「一部廃棄」でもいいや--と安倍さんの頭の中で、整理されたのだろうな。

2.上掲の記事で安倍さんが衆議院の解散を避けた理由を、
 あ、熊本地震の復興が先 
 い、公明党が反対する 
 う、麻生さんのメンツを立てて漸く説得できた --と整理しているのかな。

 素直に考えて、熊本地震への復興作業の最中にあるから、同日選で大騒ぎするくらいなら、先にすべきことがあるだろう—と指摘されればそのとおり。
 公明党がらみは分からないが、まぁ、多分、公明党の主張どおりなのだろうな。

 麻生さん絡みの話しは眉唾だろう。
 そもそも、麻生さんってマクロ経済学がきっちり分かっている人だから、増税派であるという姿勢すら、怪しいものだ。(たまたま、財務相というポストにあるだけに、増税派のフリをしていると受け取るのが妥当だ)
 経済が拡大していけば、当然、税収は増えるじゃないか。生活保護なんぞ、外国人に対しての支給をやめてしまえばいいこと(最高裁の判決がある)—ぐらいに考えている筈。

 いずれにせよ。
 今年、(もしかしたら)衆議院選と参議院選があるのだ。
 要するに、二回に分けて、邪魔なエベンキ族である韓日二重国籍の国会議員達を「大量廃棄」してしまえば、上で書いたような問題が解決しやすい環境を作ることができる。

 そう考えている筈。
 安倍さんも麻生さんも。