2018年5月7日月曜日

北朝鮮金委員長とアメリカ・トランプ大統領との会談って、実施されるのだろうか


evenki族の人たちの特徴である 感情・情緒>>>>合理性・科学性 という性向は、自分自身の足元を崩していくものだろうなぁ。

 トランプさんの抱く「非核化」というものが、北朝鮮の金委員長も抱いている「非核化」と随分違うようだ。

 この齟齬は、仮に米国と北朝鮮との間で「下交渉」のようなものがあったとしても、埋められないのではないのかな。
 すると、喧伝されている5月に予定されている? とかいう「米・北朝鮮」の会談自体が、なされない—という可能性が高かろう。

 非合理な「夢」を見ている、北朝鮮からの記事を見てみよう。

2018/05/06()
◆北朝鮮紙、圧力維持の日本を非難「悪癖捨てろ」

北朝鮮の朝鮮労働党機関紙、労働新聞は6日の論評で、日本が北朝鮮への圧力維持を掲げながら、米国や韓国を通じ日朝対話を模索していると非難し「悪い癖を捨てない限り、1億年たってもわれわれの神聖な地を踏むことはできない」と主張した。

補足、感想など

 どうもと思う。
 北朝鮮の金委員長の回りにいる人達って、頭が悪そうだな。
 常に判断が「甘い方へ」「緩い方へ」ずれてしまう。

 アメリカのcia なんて組織がどれだけのブレインを揃えているか。
 昨年からの斬首作戦の記事と金委員長の記事をみてみよう。

 --ここから--

2017/03/10()

 金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長率いる北朝鮮への包囲網構築が進んでいる。
 国連安全保障理事会は8日、「重大な決議違反」である北朝鮮の弾道ミサイル発射を受けて緊急会合を開き、制裁決議の着実な実施と、新たな行動を目指すことで一致した。
 この直前、マレーシアで暗殺された金正男(キム・ジョンナム)氏の息子、金漢率(キム・ハンソル)氏を名乗る男性のビデオメッセージが公開されたが、その背景とは。
 ドナルド・トランプ米大統領はついに、「斬首計画」「限定空爆」を決断するのか。 

 「正恩氏は理性的な人間ではない」「極めて無責任で傲慢(ごうまん)だ」「すべての選択肢を検討している」「われわれは適切に対処する」
 米国のニッキー・ヘイリー国連大使は8日、国連安保理の緊急会合後に記者会見し、明言した。
 ロイター通信などが報じた。
 「すべての選択肢」に、「斬首計画」や「限定空爆」などが含まれるのは間違いない。最後通告に聞こえた。

 記者会見には、日本の別所浩郎国連大使も同席し、弾道ミサイルの一部が落下した日本の排他的経済水域(EEZ)で漁民が操業していた可能性もあったと指摘し、「到底容認できない」と述べた。
 日本政府関係者によると、北朝鮮が発射した弾道ミサイル4発のうち1発が、石川県・能登半島の北北西約200キロの地点に落下したと推定しているという。
 これまでのミサイル発射で、最も日本本土に接近した可能性があるとみられる。
 北朝鮮は、核兵器の小型化にほぼ成功し、弾道ミサイル発射で周辺国を恫喝し続けている。
 国際社会の平和と安定を脅かす危険な存在である。

 加えて、正恩氏には、マレーシアで化学兵器を使用したテロ、それも異母兄である正男氏の暗殺を指示した「兄殺し」の容疑が強まった。
 正男氏の息子、ハンソル氏を名乗る男性のビデオメッセージが公開され、「数日前に私の父親が殺害された」と訴えたのだ。
 韓国情報機関、国家情報院は「男性はハンソル氏自身だ」と認めている。
 先月中旬ごろ撮影されたとみられる動画が、北朝鮮のミサイル発射を受けた国連安全保障理事会の緊急会合の直前、そして、レックス・ティラーソン米国務長官が北朝鮮問題を協議するため15~19日の日程で日本と中国、韓国を歴訪する前に、公開されたのは偶然とは思えない。

 元公安調査庁調査第2部長の菅沼光弘氏は「国家情報院の『正男氏暗殺は北朝鮮の国家テロだ』という主張に対し、北朝鮮はしきりに否定している。
 マレーシア政府や警察も確実な証拠を持って、北朝鮮の関与を実証する方向にいっていない。 
 ハンソル氏の登場で『北朝鮮はテロ国家である』ということを、世界に示そうとしたのではないか」と語る。

 確かに、マレーシア警察の事件捜査は足踏みしている。
 国際政治学者の藤井厳喜氏も「常識的に考えて、米国を中心として『対北朝鮮包囲網』を構築したい側が公開したのは、ほぼ確かだ。
 正男氏暗殺に北朝鮮が関与したことをアピールし、より厳しい圧力をかける狙いだろう。中国への引き締めや、北朝鮮と裏でつながっている欧州各国にも圧力をかける思惑もあるのではないか」と話す。
 弾道ミサイルの発射に加え、猛毒の神経剤VXを他国で使用して、国家ぐるみで暗殺テロを実行したとなれば、米国による「北朝鮮の『テロ支援国家』の再指定」は避けられない。トランプ氏の「正恩氏排除」の決断を後押ししそうだ。

 注目のハンソル氏は、一体どこにいるのか。
 東京基督教大の西岡力教授は、動画を掲載した団体「千里馬民防衛」(チェオリマ・シビル・ディフェンス)が、ハンソル氏らの逃亡・亡命などに関係したのではないかとの見方を示し、次のように解説する。

日米韓の国連大使がそろって北朝鮮を非難した=8日、国連本部
 「正男氏と家族の韓国亡命の話が進んでいた-という情報を聞いた。
 国家情報院が『第3のルートで危険を通知していた』と語っていたが、このことかもしれない。
 黄長ヨプ(ファン・ジャンヨプ)朝鮮労働党書記の韓国亡命の際も、最初に民間団体が接触した。 
 今回、北朝鮮が正男氏亡命を察知して、暗殺したのかもしれない。
 ハンソル氏の動画がネットに上がったということは、すでに逃亡・亡命先に到着したのだろう。北朝鮮と一番敵対している、韓国と米国が一番安全だ」
 ハンソル氏はかつて、「私はわが人民が飢えていることを知っている。彼らを助けるために何かをしたい」とネット上に書き込み、祖国・北朝鮮への思いを披露していた。
 今回公開された動画でも「私は金氏一家の1人だ」と明言している。
 動画を掲載した団体は、オランダ、中国、米国、匿名の第4の国から支援を受けていると説明している。
 トランプ氏率いる米軍が「正恩氏排除」を果たした後、米国や中国の後ろ盾を得て、ハンソル氏が北朝鮮再建のキーマンとなるのか。

(おわり)

2017/12/30()
北朝鮮の金正恩がアメリカの斬首作戦にびびり逃走準備 移動も幹部のレクサスを使う
 北朝鮮の労働党委員長が外部と接触するスケジュールが昨年に比べて3割も減っていることが発覚した。
 これは米韓連合の「北朝鮮金正恩斬首作戦」を警戒しているものと思われ、スケジュールを昨年よりも減らし、また移動も夜明けに移動することが多いと言う。
 早朝に移動する理由は、金正恩は米軍の偵察衛星に監視されるのを避けるためである。
 また自分の愛車であるベンツには乗らずに幹部にプレゼントしたレクサスで移動している。
 しかし側近の車に乗っていることは既にバレており、韓国のメディアなどはそのことを報じている。

 2017年の金正恩の主なスケジュールは弾道ミサイルの発射時や軍事訓練の視察など軍関連が50件と約半分。
 これは2015年や2016年に比べて10%増えている。
 しかし年末にかけて露出が減っており、また韓国メディアは「金正恩は斬首作戦を恐れ逃げる準備をしている」と報じている。
 アメリカの斬首作戦が先か国内からクーデターが先か……。

●世界最強の部隊
 この斬首作戦に参加する軍は世界最強の部隊と言われており、連合訓練には、レンジャー、デルタフォース、ネイビーシールズ(DEVGRU)、グリーンベレーなどが参加することが分かった。
 この内、ネイビーシールズはテロ組織アルカイダの創設者であり9.11の主犯であるウサマ・ビン・ラディンの射殺に参加した部隊。
 大統領が直接指示する特別任務を遂行しており「Ninja フォース」とも呼ばれる。
 また、斬首作戦という名前だが、即殺すことは無く、捕まえることを優先している。

 --ここまで--

 トランプ大統領は、金委員長のスイスあたりへの亡命を考えているということだろうな。
 そうでなけれが、到底、満足のいく非核化は無理であろう。
 非核化=現、金委員長の亡命 ということではあるまいか。
 下交渉でそのあたりの着地点が可能でなければ、トランプ大統領-金委員長の会談そのものが、開催されないということであろう。