▲橋下さんが、自分を追い込んでいる。
都構想が市民の賛同を得られないならば、政治家をやめる-と。
こういう政治家を筆者は今まで見たことがない。
さて。
どこらに核心があるのかな。
橋下さんが政治家として、これからステップを上っていくためには、どうしても必要な関門なのだろうな。
都構想をやりぬく—という実績をひっさげて国政に挑めば、向かうところ敵なし--という状況となろう。
文字通り、橋下さんの人生において、政治家としての正念場—と言えるだろう。
筆者は、基本的には「都構想」というものに賛成だ。
いや、うまくいくかどうかはさっぱり分からない。
でも、座して衰退を待つよりは、なにかに挑み続けるという方を選択する。
それは、個人でも、都市でも同じであろう。
また、都構想に反対している人間の理由が気に入らない。
要するに、市会議員という安定した「食い扶持」を失いたくない—それだけであろう。
大阪市の将来がどうどか、市民がどうとか--など、考えてはいない。
また、都構想に対抗するたけの「対案」がある訳でもないのだ。
毒饅頭かなにやら知らないけれど、大きく大阪市というものを考えているのではなく、単なる個人的な理由で反対し、それを「大阪市のなんとか」と言い換えている部分が気に入らない。
以下、新聞から抜粋。
大阪市を解体・再編する大阪都構想を巡り、大阪市議会で、代表質問が始まった。
「協定書を白紙に戻して議論すべきだ」と迫る自民党に対し、橋下市長は「住民投票で負ければ政治家を辞める」と改めて表明。
逆に「住民投票で負けたら辞めてください」と激しく対立した。
「一度否決された毒まんじゅう。市民に出すのは無念」。
自民の北野妙子市議の訴えに、橋下市長は「今の大阪市こそ毒だらけだ」と切り返した。
北野市議は「都構想による効果額はゼロに等しい。大ばくちだ。特別区の財源は保証されず、市町村より下になる」と批判。
橋下市長は「前からこういう議論をしたかった」と応じ、バブル期の市政の失政を例示して「二度と同じことを起こさせないよう、統治機構を変えなければいけない」と唱えた。
一方、維新の丹野壮治市議の質問に対し、橋下市長は「市長は直接住民と会話しなければいけない課題が多いが、無理だ。
5人の公選区長を置き住民の声をくむべきだ。住民サービスは上がることはあれ、下がることはない」と意義を語った。
協定書の内容に反対の一方、住民投票容認の公明は、都構想に触れなかった。
ある公明市議は「問題点を指摘しても答弁をすり替えられるだけだ」。
府議団の清水義人幹事長は「否決した協定書と変わっていない。時間の無駄だ」と語った。
▲補足、感想など
住民投票の結果がどうなるかは分からない。
そんなに橋下さんが不利という訳ではあるまい。50:50ぐらいの感じだろう。
だから。
人生で恐らく一度あるかないかの「大博打」であろう。
ならば、のるかそるか—やってみる価値はある。
のれば、もう、日本で同じ世代で対抗できるような政治家はどこにもいやしない。
15年後ぐらいには、日本の政治家としてトップに近いところにいるだろう。
それば、元の弁護士へ戻ればいいこと。