▲いや、今ぐらいの年齢となると、子供は皆かわいい。
でも。
30代、40代の頃、そう思っていたかな。
他人の子供って、別にかわいいとか思わない。
ただ、自分の子供だけかわいい。
そんな風に思っていた—--。
何故なのか—は分からない。
以下、新聞から抜粋。
これだけは断言できる。
女子にとって、最もNGな言葉は、「子どもは欲しくない」。
出産礼賛な空気のなか、疑問を持つだけで肩身が狭い。
猛烈に仕事をさばいている時にそれはやってくる。
「きゃー、かわいいー」職場の女子が席を立って、赤ちゃんを連れた同僚を囲む。
育児休業中の顔見せだ。
子どもが好きではないAさん(30)にとっては、つらい時間が始まる。
仕事を続け、不信感を持たれないタイミングで輪に加わる。
自然な笑顔をつくらなければ。
「苦手なんです。結婚も出産も人生のプランに入れないと決めてきた。
顔がかわいいと思う子はいますけど、
子どもなら誰でも『かわいい』とは思えなくて…」
ワーキングマザーが増えることも素晴らしいこと。
でも、そのシステムを維持するための“ルール”が息苦しい。
女性のメンバーは独身のときから、女性上司に“指導”を受けるのが決まり。
男性像にはじまり、新婚生活の大切さ、産むタイミングなど。
特に出産時期については、
自分の体力やキャリア、保育園への入りやすさ、職場の繁忙期や同僚の育休時期とかぶらないことなど、諸条件をクリアしていることが大事なのだ。
子どもを産みたいかどうかという問題は一足飛び。
産める可能性があるなら産みたいはずだ!というプレッシャーさえ感じる。
「子どもが嫌い」なんて、
言えないし、悟られることすら恐ろしいという。
都内の会社に勤めるBさん(28)も、帰省した地元の女子会で地雷を踏んだ。
「子ども欲しくないの?」
結婚したがらないことを不思議がる友人に、こう答えた。
「欲しくない」
その瞬間、場が凍った。
「『今は』という意味だったのに、モンスター扱いですよ。『出た!これだからわがままな独身は!』って怒られました」
▲補足、感想など
いや、別に—と思う。
子供が皆、可愛らしい訳ではない。
文中に、「顔」がかわいい—なんて言葉があって、なにも分かっていないな--と感じる。
冒頭でふれた。
他人の子供をかわいいとは感じなくても、自分の子供はどんなのでも? かわいい—。
顔がどうたら—そんな話ではない。
なんなのだろうなぁ。
自分の生命を引き継いでくれるもの---と見ているのかな。
もう、理屈ではないな。
種の保存—という視点でみたとき、世界中の多くの生物がどれだけ努力しているか--を映像でみる。
おそらく、上で説明した感覚の根底にあるものは、あんな行動から派生したものだろうな。
他人の子供が可愛くみえなくて当たり前。
でも。
自分の子供って、顔がどうたらではなくて—ただただかわいい。