▲核心は、経済の根底にあるものは「信用」だということだ。
信用がなければ、物事はうまく進まない。
今のジョコとか、ジャコとかいう大統領は、中国系(客家らしい)のインドネシア人で、中国と親和性(慣習のようなところで)があるのだろう。
国が富むより、自分の懐が富む方が大事だと考えている人であろう。
中国人から言えば、ちょいと3セルするば、簡単に転んでくれて扱いやすいとか思っているのではあるまいか。
だから。
どうぞ、その親和性の高い国と援助でもなんてもしてもらえばいいことではあるまいか。
以下、新聞から抜粋。
インドネシアのバスキ・ハディムリヨノ公共事業・国民住宅相は、「日本インドネシア国交樹立60周年記念シンポジウム」での討論で、「インフラの整備で日本との連携をさらに強化したい」と述べた。
ジョコ政権が50兆円規模の大規模なインフラ開発を進めるなか、
日本による資金・技術面の一段の支援に期待を示した。
バスキ氏は「東南アジアの中でインドネシアのインフラ整備は遅れてきた。インフラ開発の競争に勝つため、資金や人的資源が必要だ」と強調。
そのために国家予算や円借款など海外からの資金支援に加え、「民間資金を使う官民パートナーシップ(PPP)方式など新しい手段で資金を調達していく」と述べた。
バスキ氏はインドネシアが日本と同様に島国であり、水害など災害の多さも共通すると指摘。
これまでも日本の協力を受けて島と島を結ぶ橋梁や空港、
砂防ダムなどが整備されたと述べた。 日本の支援でダム建設に携わったインドネシアの人材が「経験を生かして様々な政府組織で活躍している」と紹介し。
日本に対する謝意も示した。
▲補足、感想など
もうすぐ、現大統領の任期も切れてしまおう。
日本としては、次期大統領との間で、信頼関係を築き、円借款などの話に入っていこう。
そういえば、高速鉄道工事の遅れについて、なんか弁解していた。
それをご紹介したい。
--ここから--
2018-04-20
中国が受注したインドネシア高速鉄道。2016年1月にジョコ大統領も出席し、華々しく起工式を行ったものの、工事は予定より遅れており、19年の開業は難しい状況だ。
中国メディアの快資訊網は、このインドネシア高速鉄道に関して、インドネシア側はあきらめムードだとする記事を掲載した。
記事はまず、中国のインフラ建設がいかに素晴らしいかを強調。
インフラ建設において、中国は次々と世界記録を塗り替えているという。中国の三元橋で行われた架け替え工事がその一例で、他国では普通3、4年かかるところを、わずか43時間で完成したというものだ。
そんな中国がインドネシアの高速鉄道を受注したわけだが、思うように工事が進んでいないようだ。記事は、インドネシアでは高速鉄道以外のインフラ建設も遅れており、外国メディアは、現大統領の任期が切れる2019年に14のインフラ工事が打ち切られる可能性について報道していると紹介。
記事が例として挙げているのが、カリマンタンとスマトラ島の鉄道工事、およびジャワ島の空港や港の建設工事などで、これらはキャンセルの対象となるかもしれないという。
そして、工事に遅れが出ているのは、中国が受注したジャカルターバンドン間の高速鉄道も含まれていると指摘した。
この高速鉄道建設プロジェクトは、着工からすでに2年が経過したものの、今年初めに工事が大幅に遅れていることが明らかになった。
これについて記事は、「責任はすべてインドネシアの側にある」と主張。土地収用の問題とジョコ政権が本来の計画路線を見直し延伸するとしたためだとし、「これが工事の遅れている主な原因で、中国は契約通りに履行している」と中国側の責任を全否定し、むしろ、中国が迷惑していると言わんばかりの口調で結んだ。
日本との受注争いの結果、中国はインドネシア政府の財政支出や債務保証を必要としないという破格の条件を提示してまで受注を勝ち取ったものの現在はこのような状態だ。
中国は高速鉄道輸出に力を入れており、イメージを守るためにもあくまでインドネシアに非があるとしたいところだろう。
もしかしたらインドネシアは、今になって日本にしておけばよかったと後悔しているかもしれない。
--ここまで--
まぁ、どっちもどっちという話だろうな。
アブナイ中国人に仕事を依頼するアブナイ・インドネシア人というところか。
上の記事にあるように、ジョコとかいう大統領の任期中には無理だろう。
次期大統領と日本との間で、信頼関係が結べるなら、そこから出発ということだろうな。