2018年4月30日月曜日

京大の立てカン規制は当然だ。自由ということを履き違えている


なんでも自由をいう言葉を使って、理不尽なことをやろうとしているとしか思えない。
 いや、なにかというと、京大での外向けの立て看板のことだ。
 構内で、学生向けになにをやってもいいさ。
 でも、一般市民には、学生のキチガイぶりを見せつけるな。
 自由ということを履き違えるな。

 キチガイぶりは、学生向けだけだ。

 以下、新聞より抜粋。

 京都大の吉田キャンパス(京都市左京区)の名物「立て看板」が、京都市の屋外広告物条例に違反するとして市から指導を受け、京大は新ルールを5月1日から適用し、大幅な規制強化に乗り出す。
 一部の学生は「表現の自由を奪う」と反発、4月30日に講演会を開いて問題を広く訴える予定だ。 話し合いを求める学生の要求に大学は応じず、両者の対立は深まっている。
■立て看板すべて「違法の恐れ」
 「詳しくはビラか新勧担当」「子どもの居場所ボランティア募集!」「吉田寮への退去通告どうなん!?」。
 百万遍交差点の京大の石垣にカラフルな立て看板が並ぶ。
 運動部や文化系サークルなどの活動紹介や、学生寮に関するアピール、山極寿一総長を風刺するイラストと内容も多彩だ。
 学生だけでなく教職員も含め、学内外に向けてメッセージを発信する手段として定着している。

 しかし屋外広告を所管する市広告景観づくり推進室によると、石垣に立てかけたり道路上に設置されたりしている立て看板は全て条例や法律違反に当たる恐れがあるという。
 市は2012年度から京大に法令違反を是正するよう指導してきた。市によると、市内の他の大学では違反は確認していないという。
 指導を受けた京大は昨年12月、立て看板を大幅に規制する「京都大学立看板規程」を発表した。
 道路に面した場所の看板設置を認めず、大学が撤去できるという内容だ。
 キャンパス内についても、大学の公認団体だけが原則1カ月、指定場所にのみ、大きさ2メートル四方以内の看板を設置できると規定。市の指導以上の制約を課している。

■学生は反発、署名活動も
 反発した学生たちは、2月に自治会などが連名で、公開の場での話し合いや説明会を求める要求書を大学に出した。
 大学側は「既に決定されている」と拒否。3月には「5月1日から、キャンパス周辺の外構への設置が確認され次第、撤去する」という通知を出した。
 山極総長は3月の記者会見で「今回は特に強く文書で指導があった。学生の表現への思いは強いだろうが、われわれは市内の公的機関。何も対応しないということはできない」と強調した。

 学生有志は「立て看規制を考える集まり」準備会を立ち上げ、署名活動を続けている。
 関係する男子学生は「学生の自主的な文化芸術活動の案内や、大学と学生間でどのような問題が起きているかなど社会にアピールする重要な表現方法。多くの人に見られてこその立て看板だ」と強調する。
 30日の講演会は、京大出身の映画監督瀬々敬久氏を招き、午後5時から京大文学部第7講義室で開く。問い合わせは田所さん070(5269)9989。

■学内まで規制強化に違和感
 屋外広告の法規制に詳しい高村学人・立命館大教授(法社会学)の話 憲法は表現の自由を保障しており、京都市の屋外広告物条例でも、非営利よりも営利目的の広告を厳しく規制する価値序列を設けている。
 規制すべき商業広告はまだ多く、何十年と続く立て看板に対しては条例を柔軟に運用すべきだ。 指導対象外の学内まで、京都大が独自に規制を強める方針にも違和感がある。
 安全面に最大限に配慮し、京大生ならではのユーモアあふれる立て看板で通行人をくすりと笑わせ続けることができれば、多くの市民に受け入れられるのではないか。

<京都大立て看板問題>
 京大では道路に面した場所に立て看板を設置する習慣があり、従来から設置主体や大きさを制限する学内の規定はあったものの、柔軟に運用してきた。
 京都市は2007年度、景観保護と安全性確保の観点から市全域の看板の規制を強化するため屋外広告物条例を改正し、指導を強化。市によると、石垣に看板を掲げることは同条例で禁じており、路上に看板を置くことは道路の占有を禁じた道路法違反の可能性が高いという。

補足、感想など

 表現は緩くしてあるが、異様な主張の立て看板もあるということだろう。
 冒頭でふれた。
 自由ということを履き違えるな。
 自由の背後には、責任がついてまわる。
 無責任に、理不尽な主張を市民に向かってするな。
 キチガイぶりは、構内で、学生向けだけにしろ。