▲北朝鮮の体制維持はいいとして、核爆弾の放棄なんてどうやって確認するのだろうか。
体制維持を確約するとしても、現金委員長にはどこかに亡命(スイスあたり)してもらって、クビの挿げ替えというところで落ち着くのかな。
別に世界としても、体制維持というのは、言わば民族自決の原則であり、不満がある訳ではない。
専制国家であろうと、共産主義であろうと勝手といえば勝手。
他国からどうこう言う問題ではあるまい。
だから。
北朝鮮の場合、核爆弾の放棄というものをどうすれば、確実なものになるか—というあたりがポイントではあるまいか。
そこで、現金委員長にはスイスに亡命してもらった後、甥の金氏に次の委員長になってもらい、中国が後見するという感じとなるのではないのか。
以下、新聞から抜粋。
トランプ米大統領は、ポンベオ米中央情報局(CIA)長官が訪朝し、北朝鮮の金正恩 (キム・ジョンウン)委員長と会談したことを認めた。
5月末にも予定する史上初の米朝首脳会談に向けた詰めの調整を進めたとみられる。
米高官の異例の訪朝は水面下の米朝交渉が情報機関主導で進んでいる実態を浮き彫りにした。
トランプ氏は18日朝のツイッターで「マイク・ポンペオが先週、北朝鮮で金正恩と会談した。会談はとても順調で、良い関係を構築できた」と指摘。
「首脳会談の詳細を今、調整中だ。非核化は世界にとってだけでなく、北朝鮮にとっても良いことだ」とも記した。
■訪朝高官で最高レベル
2000年10月のオルブライト国務長官以降、訪朝した最もハイレべルの米政府高官となったポンベオ氏。
当初は実現を疑問視する向きもあった史上初の首脳会談を巡り、米朝双方の本気度を示す動きだ。
ポンペオ氏の訪朝は17日に米紙ワシントン・ポストが最初に報じた。
トランプ氏が安倍晋三首相との首脳会談の際「私たちは北朝鮮との直接対話を始めたところだ。
極めてハイレベルの対話だ」と語ってから数時間後のことだった。
同紙によると、訪朝時期は3月末から4月1日のイースター(復活祭)休暇の間。
ポンベオ氏は3月13日に国務長官に指名されたばかりで、正式に就任していない。
トランプ氏の説明では訪朝時期は報道よりも遅い時期になるが、訪朝がCIA主導で調整が進んだのは明らかだ。
訪朝の詳細は不明だが、政権内でトランプ氏に最も近いポンペオ氏は事実上の大統領の名代として金氏と会談したとみられる。
その後の議会証言では首脳会談成功に自信を見せており、金氏から直接、非核化の意思などの言質を取り付けたと見るのが自然だ。
トランプ政権の米朝交渉が通常の外交チャンネルに依存していないことも裏付けた。
国務省も二ユーヨークの国連代表部を通じた北朝鮮とのパイプがあるが、トランプ氏はティラーソン前国務長官が率いる国務省を軽視。同省の主要ポストも埋まっていない。
国務省が機能不全となる中でCIAは対北外交へ着々と準備を進めた。
昨年5月にはCIA内に北朝鮮の核・ミサイル問題を専門に扱う「朝鮮ミッションセンターを創設。
CIA職員が韓国や北朝鮮の情報機関と頻繁にやりとりしてきた。
■米、早期に意向把握か
韓国メディアによると、今年2月にハスペルCIA副長官が平昌冬季五輪期間中に訪韓し、情報機関・国家情報院の徐薫院長らと会談。
北朝鮮応援団に付き添って韓国を訪れた朝鮮労働党統一戦線部副部長と接触したとの見方もある。
米側は北朝鮮側の意向を早い段階で把握していた可能性が高い。
しかし外交当局や外交チャンネルを介さない交渉はリスクも伴う。
国務省ではベテラン外交官が・相次ぎ辞任した。
外交交渉には過去の政策の積み重ねも必要なだけに、情報機関外交が今後の首脳会談で吉と出るかはまだ分からない。
▲補足、感想など
どこらに落ち着くのは、分からない。
ただ、言えることは、かってのカーター元大統領のような弱気の交渉にはならないということだ。
決裂すれば、ミサイルを打ち込むぞ---という意志をアメリカがチラチラさせながらの交渉であるから、生ぬるい結果とはなるまい。
やはり、現金委員長には、スイスに亡命してもらうしかないのではないのかな。
そこが、この交渉の「核」の部分だろうなぁ。