2015年4月24日金曜日

お笑い、元慰安婦。疑問に反論。

元慰安婦のおばあさんが、疑問に反論している。
 でも。
 その反論が更に疑問をよぶ—という感じで、回答にはなっていない。

 そもそも、嘘の上にさらにウソを重ねたような話だから、当たり前といえば当たり前だ。
 それでも、韓国から日本に向かってのタカリのネタだから、ネタそのものとしても必死のようだ。

 以下、新聞から抜粋。


 慰安婦問題に関連してさまざまな疑問に金さんは反論。
 例えば、金さんを「挺身隊」として連れ出したのは誰か、という問題だ。

 この点については、「3人が来た。警官、町に住んでいる誰か、日本人。その人は軍服を着ていたが、その服には階級を表すものはなかった」と説明した。

 梁澄子日本軍「慰安婦」問題解決全国行動共同代表によると、 金さんは、男性の標準服にあたる「国防服」を「軍服」を誤認した可能性があるといい、 「当時国防服を着ていれば、朝鮮の子どもには、みな軍服に見えたと思う」と説明。
 この国防服を着ていた男性は、後の調査で軍属だったと判明したと説明。

 慰安所の運営については、
 「普通の市民は入ってこれない。軍の基地で、皆が軍の関係者だった。
 自分たちは言葉が話せなかったので、言われたことをするしかなかった。」と話し、民間人の運営は困難だったとの見方を示した。
 「軍の関与」を主張する狙いがあるとみられる。

 現時点の政府見解は「慰安婦の募集に軍政府が直接関与した資料が確認されていない」というものだ。
 金さんはこういった指摘を念頭に、 「私は生きている。安倍首相は『証拠がない』と言うが、証拠はここにいる。私が証拠だ。『証拠がない』という主張はばかげている」と憤った。

 「慰安婦の給料は高い」という説にも、
 「工場でお金を稼ごうとしていたのに、全然違う環境に置かれた。ほとんどお金を目にする機会はなかった。
 食事や衣服は軍から提供されており、お金は必要ではなかった」と反論。


補足、感想など

 どのあたりから。
 まず、日本軍というのは、公の組織だ。
 いわば、国家公務員に近い存在だ。

 そういう組織の中で、慰安婦を募集し、宿舎に住まわせ、食事を与え、風呂にいれ、また、売春という仕事に対して報酬をもらう—ということをするためには、様々の仕事をする必要がある。
 当然、慰安婦局ぐらいの組織が必要で、多くの人員が必要であった筈だ。

 そうなれば、日本軍の記録の中になければなるまい。
 しかし、日本軍の記録の中にそんな慰安婦を住まわせて、食事をさせて、売春という仕事をさせる類の文書など存在していない。

 つまり、日本軍の組織ではありえないのだ。
 ならば、民間の女衒業者だということだ。

 次に、誰かが若い女性をどこかに連れていったという場合、両親はどうしていたのだ?
 娘がいなくなって黙っている親などいない。
 誘拐が疑われれば、それは警察へいくだろう。

 ところが、元慰安婦のおばあさんの証言では、親がでてこない。
 記事でもそうだ。
 誰がが連れだしてそのまま、いなくなったら、それは誘拐という犯罪ではないか。
 当然、警察が動いて、子供を探し出すであろう。

 親が子供を探しまわった—という話がどこにもでてこない。
 つまり。
 親が、高額の前払い金を受け取って、娘を女衒業者へ売り飛ばした—としか考えることができない。
 記事では警官が立ち会っていたと書いてある。
 誘拐だと周囲の人から疑われないために、女衒業者が若い女性を連れていくとき、そうしたのだろうな。

 親が娘を女衒業者へ売り飛ばした時、高額の前払い金を受け取ったはず。
 売り飛ばされた娘は、売春という仕事をして報酬を受取る訳だが、親に払った相当額まで、仕事をしなければ、本人に渡すはずもあるまい。そこまでは無給であったのだ。

 お客の多くが、日本軍の兵士であろうから、慰安所は軍の基地の近くに建っていたのだろう。
 記事での場所は不明だが、例えばビルマあたりだったら、売春婦の保護というようなことも必要であったろうし、日本軍の現地の司令官あたりと民間の女衒業者が、あうんの呼吸で助けあっていた可能性は充分にありそうだ。
 でも、これを日本軍が関与していたという言い方は、無理であろう。

 元慰安婦のおばあさんが、まるっきりのウソをついているとは思わない。
 でも、肝心な部分を隠して、悪いのは日本軍だとかいうための捏造部分が多すぎる。

 大事なことをくりかえそう。
 1945年までの日本と韓国との間のいざこざ一切合切が、1965年の日韓基本条約で完全に解決済だ。
 日本は、もうすべて解決済だと言い続ければいいこと。

 謝罪も賠償も、お詫びも一切、必要がない。