2019年6月21日金曜日

ひきこもりは、本を読め、自己暗示をかけろ。その3


ひきこもりを巡ってあれこれ記事がある。
 それを見ていていつも思うのは、子供がひきこもりになりかけた時の親側のあまりの「対応策の無さ」だ。
 どうしていいか。途方にくれてしまうらしい。<ボーと生きてんじゃねーよ>
 親自身が、いい加減に年齢がいっているだろう。
 自分の経験などから、アドバイスできないのか—と思う。
 表題でふれた。
 「本を読め」、「自己暗示をかけろ」---簡単ではないか。
 その時点でやれば、十分に回復の可能性が高いさ。

 ひきこもりがこじれると様々な問題が生じる。それをみてみよう。

 2019/06/19()
 無理やり自宅から連れ出され、軟禁状態に――。引きこもり支援の“引き出し業者”、人権侵害との批判もひきこもり支援か軟禁か 親が頼る引き出し業者、裁判も
 無理やり自宅から連れ出され、軟禁状態に置かれた――。
 東京都にあるひきこもり自立支援施設の運営会社を相手に、元入所者の30代男性が2月、550万円の損害賠償を求める訴えを起こしました。
 こうした民間事業者は一部で「引き出し業者」と呼ばれ、子どものひきこもりの長期化に苦悩する親が契約しているといいます。
 一方で、人権侵害の疑い、親子関係の断絶などの弊害があると批判も受けています。

「悪い夢のようだった。心の傷は一生消えない」
 6月6日。東京地方裁判所の傍聴席で出会った原告の男性は閉廷後、そう記者に語った。
 昨年5月のことだ。原告の説明や訴状によれば、自室で食事をしていたところ、突然見知らぬ4~5人の男と父親が部屋に入ってきた。
 父は「これからこの人たちのお世話になりなさい」と言い、部屋を出た。
 家を出るのを拒み、知り合いに電話で連絡をとろうとしたが、男たちに体を押さえつけられた。 
 「助けて」「拉致だ」と叫び抵抗したが、両脇をおさえられ、車に押し込まれたという。

 連れて行かれたのは東京都新宿区の施設。何度もスタッフに解放を求めた。
 だが施設側は「あなたは『未成熟子』なので権利はない」などと言い、拒否された。
 当初8日間は内側からあけられないカギがかかる監視付きの部屋で軟禁状態に。
 恐怖から食事にも手をつけられずにいたところ、説明も同意もないまま精神科病院に医療保護入院させられた。入院後しばらくの間、拘束帯をされオムツをつけられた。入院は50日間に及んだ。
 退院後に施設に戻る際「誓約書」を書かされた。
 英会話やパソコンなどのカリキュラムへの参加、家族に連絡をしないことなどを約束させ、守れなければ再入院に同意するという文面だった。
 原告は、入所者仲間と施設近くの法テラス(日本司法支援センター)に駆け込み、その後現在の弁護団メンバーにつながって、施設から脱出した。連れ出しから3カ月が過ぎていた。
 「なぜあんな施設と契約したのか、親へのしこりもある」
 弁護団によると、入所者の多くは携帯電話や財布を取り上げられ、外部への連絡を制限されている。
 本人のSOSを受けて、この会社の施設から数人を弁護士が「救出」した。
 この原告男性とは別に、同じ施設に子どもを入所させていた親が、半年間の研修費などとして支払った685万円の返還を求める訴えを起こしている。
 弁護団は逮捕監禁罪での刑事告訴も視野に入れている。運営会社は暴力的連れ出しや違法行為を否定、裁判で争う姿勢だという。

補足、感想など

 人並みに生きたい---と思ってはいる。
 でも、世間の目が怖い---ということだろう。
 だから。
 本を読め。中村天風さんばりの自己暗示をかけろ---
 対応策は至って簡単だ。

 でも、それもできない人がいる。
 で。
 戸塚さんのところにお世話になるという人もいる。
 戸塚さんの記事をみてみよう。

 --ここから--

20190621
 【ひきこもり】戸塚ヨットスクール校長…「子どもには体罰を加え不快感を与えることが必要」「中高生は手遅れ。日本は潰れる」
 戸塚ヨットスクール校長が「中年引きこもり問題」にもの申す! 「日本は潰れます」
 令和を迎えるやいなや、凄惨な事件が続いて顕在化した、中年のひきこもり問題。
 社会の闇に巣食っていた問題が臨界点を迎えた格好だが、そこで昭和に袋叩きに遭った男が吠えた。
 戸塚ヨットスクールの戸塚宏校長(78)である。

 昨今の中年のひきこもり問題に、戸塚氏の歯軋りすまいことか。
 「40年前、私がマスコミに叩かれたとき、世間が教育についてもう少し考えてくれていれば、日本はここまでひどくならなかったと思いますよ。ひきこもりが多いと話題の40代、50代なんて、あの時、私が治してあげられなかった世代じゃないですか」
 戸塚氏は2度、時の人になっている。1975年(昭和50年)、単独太平洋横断ヨットレースで優勝し、翌年、戸塚ヨットスクールを開設すると、スパルタ訓練で登校拒否や家庭内暴力の子供を立ち直らせたとメディアが報じ、治療依頼が殺到した。これが最初。

 次に時の人になったのは、ご存じのように、訓練生が亡くなったのを機に、メディアが反戸塚キャンペーンに転じたときだ。
 結果、836月、傷害致死容疑で愛知県警に逮捕され、31カ月の勾留を経て、懲役6年の実刑判決を言い渡されたのである。
 戸塚氏は“唾棄すべき体罰”の象徴になり、おかげで“治療”ができなくなったため、ひきこもり予備軍を放置することになった、と言いたいらしい。
 「中年のひきこもり問題について、社会性がないからだのなんだのと言われますが、そもそも人間性あっての社会性。正しい教育によって人間性が培われていないのに、社会性を身につけさせるなんて無理です」

 では、どうすればよかったと言うのか。
 「リベラルな教育、ほめて伸ばす教育が正しいとされてしまっていますが、ほめて子供が伸びるわけないじゃないですか。学校の先生も文科省や教育委員会から“子供たちのほめるべきところを見つけましょう。叱ってはいけません”と指導されていますが、こんな教育で、人として必要な能力や人間性が身につくわけがありません。叱ったり、体罰を加えたりして不快感を与えることが必要で、子供に不快感を与えない教育は間違っています。子供が自分の力で不快感を取り除く過程で、進歩する能力が身につくんです」

■中高生は手遅れ
 戸塚ブシの評価は読者に委ねるとして、平成を経て令和になっても、戸塚サンがいささかもブレずに一貫していることだけは、疑いの余地がなさそうだ。
 「うちの教育の基本は大和魂。これは心身一如、精神が肉体を動かすという考えに基づく科学的な進化論です。かつて登校拒否児たちを預かっていたときも、大和魂で教えたからこそ、彼らを治すことができました。それなのにマスコミは私たちを潰した。“力による教育はイカン”と唱える連中が、力でもって私たちを潰したのです」

 その結果、もはや手遅れなのだという。
 「日本は潰れます。もう立て直すこともできませんから、うちではこう言っています。“日本が潰れた後に盛り返していける人材を育てよう”。だからいま、うちのスクールでは幼児教育が中心です。 
 日本の教育が失敗している原因は38歳、幼稚園から小学校低学年の子供たちの教育がきちんとできていないところにあるからです。昔と違って、中学、高校からうちで預かっても手遅れ。ない袖は振れない。進歩する能力が備わっていない人間を教えても、意味がありません
 戸塚ヨットスクールが昭和、平成、令和と続いているのは、極論のなかにも説得力があるからか。

 --ここまで--

 戸塚さんのやり方を批判している人もいる。
 どう批判しているか、その内容をみよう。

 --ここから--

顔出してるけど、私はこんな預けた親達になりたくない。

そそ。何になりたくないって、この親のようになりたくないよな。戸塚自体は人間じゃないので論外だけど。

強い子供を育てる✕ 大人が怖くて何も言えなくなる〇

ライフジャケットがあるから大丈夫と大人は思うかもしれないけど、足のつかない水の中に投げ出されるってのは子供にとっちゃ命に関わる事態なんすよね。そんな自分を周りの大人が助けてくれないとあっちゃもう地獄っすよ。しかも終盤に出てきた親。疲れきった子供に重たい荷物を持たせて自分は軽い方を持つ。厳しくするのとパシリ扱いは違うんだよなぁ…アメとムチの使い分けもできないようじゃねぇ…

1979年から1982年にかけて、訓練中に訓練生の死亡・行方不明事件が複数発生。
1982年に起きた少年の死亡に関し、警察は当初は過ぎた体罰による事故と見ていたが、遺体から無数の打撲・内出血の痕跡・歯2本の損壊などが確認された。警察は捜査の時期を伺っていたが、1983年に5月にスクール前の道路を走っていた暴走族に対して一部のコーチが暴行して逮捕されたのをきっかけに、傷害致死の疑いでスクール内を捜査が始まった。

その後、指導員が舵棒(ティラー)と呼ばれるヨットの艤装品(舵取りのための道具。一部では「角材」と報道された)で少年の全身を殴打し、その後ヨットでの訓練を続けていたことがわかり、組織ぐるみの犯行として6月には校長が、その後もコーチや元訓練生、そして支持者等の関係者が逮捕され、他の死亡事件についても起訴された。こんなんやるのは教育者ではない、唯の鬼畜や

支持者どもは死んだのはコロされて当たり前のクズなんだって暴言吐いてますからね。
戸塚を信じて志願入校した普通のご家庭の普通のお子さんのどこが殺されて当たり前の存在なんですかってんだ。 

戸塚は「体罰は教育」とか言いながら、「刑務所に入ってた時に不当な扱いを受けた」とか言い訳してるからな。結局、自分が被害者になるのは嫌なんだろ?

金をドブに捨てて子供に体罰を受けさせにいかせる意味がわからない

自分はいい人で居たい、虐待して嫌われるのは嫌だ、というゲスな親たちでゲス。

親が厳しくすることに意味があるんじゃないのか?親が自分を甘やかしてるわ
ほんと、それ。
子供を戸塚に預ける前に親が入って体験すべきだなw

最後の方の泣き虫君「だずげでぐれぇぇぇぇ」(´;ω;)
見てて泣きそうだわ。これのどこが美談だよ。人間の精神は負荷がかかると反対向きに動くんだよ。こんなところに行かされたら一生海に近づけなくなっちゃうよ。

そもそもこのスクールが発足した理由が、オリンピックでメダルを獲得するアスリートを養成するために作られた施設なんですよね・・・それで引きこもりに何故か効果があると評判になって今に至るらしいです
そもそも戸塚はアスリートとしては一流かもしれませんが、教育者としての教育を受けたわけでは無いみたいですし、こういう方でも教育が出来るのはいかがな物かと思いますね
メディアにも責任がありますね、大して根拠のない精神論で更正に効果がある!とかはやし立てて、そんなのただの気のせいでしかないのにも関わらず、メディアはこういうことが多すぎです

現代は子どもが子どもを産む時代になっちゃってるからね。
子育てをきちんと行う覚悟がなく、人任せにしかできないのであれば子どもを産もうとするな。普通に一種の虐待だろこれ。

はあ!!???
突き落とす所とか、修学旅行の時に船から落ちた時に逆さまになって、オールで頭を打って気絶してしまって、そのまま溺死したクラスメイトがいたから背筋が凍ったよ!!!例え大人でも、ベスト着けてても溺死するんだよ。
保護者の皆は、この老いぼれ親父と太った中年女性が、自分の可愛い34歳児が溺れた時に助けてあげられると思うのか???

恐怖を克服するどころか新たな恐怖を植え付けられているんですがそれは…

トラウマになりますよ〜止めてくれよな〜

両手ビンタはちょっと...鼓膜とか損傷してないかな...

なんで死人が出たような施設に我が子を預けられるんや?死んだら取り返しつかんのやぞ?頭腐ってんのか?

預ける親は自分の子供が大切じゃないってはっきりわかんだね

このビデオ見るとギョッとしますね。小さな子供たちがホントかわいそすぎる。帰りに子供の憔悴しきった様子に気が付かないバカ親に反吐が出ました。こんなの単なる虐待であり、育児放棄ですよ。

憔悴しきった息子に気がつかないで、笑顔で車で寝るでしょうねとコメントしていた父親を見て、私も恐怖すら感じました。あの息子さんが将来、ちゃんと人の気持ちとかをわかる人に育ってくれる事を願うばかりです。

サイコパシーでしょうね。

親が超絶狂ってる。入会金だけで300万以上だってさ。

ああ、それであの志願入校を望んだ普通の家庭のお子さんに対して「お引き取りください」と言わなかったんですね。金になるから。
そして挙げ句の果てに殺しておいて、自分の取り巻きどもに「あのガキは殺されて当然のクズなんだ」とほざかせてるんですね。どこまで腐ってるんだろうね。

…と、そのように思われても仕方がないことやってますわ。
更正施設なら、なおのことあの子に対して「お引き取りください」と言うべきでしたよ。

あたかも美談のように報道するマスゴミにも腹が立つ

確かにVTRのナレーションや音楽からして番組は美談にしたかったみたいだけど、スタジオの男性キャスターとコメンテイターの女性は、言葉を選びつつそれに精一杯抵抗してるように感じた

絶対は絶対にない。
即ち、体罰は絶対にダメではない。
戸塚何某が悪いのではなく、ここに預けて安心している親がアホウ。

「わたしはもうお嫁に行けません」って絵ゾ怖いからやめようね!

このGGは絶対擁護しないが、俺も、親が狂っていると思う。
子供が死んだり、障害おったら、訴えるんだろうなあ・・・。変な親。


こんなとこに入れる親の元に生まれてきた子供たちに心底同情する。こういう親に限って自分の子供がぐれたら子供が全部悪いって決めつけるんだよね。
私はまともな両親でよかった。本当に。この動画見て心から思った。

親のヘラヘラ笑いながらするコメントにいらいらがとまらんわ(笑)

老害「今の若者は根性がない!昔はこれが普通だった!」

「今の老人は長生きでしょうがない。昔はもっと早く死んだ!それが普通だった!」
って言ってやれよ w

そういえばこれ「怪しいお米セシウムさん」の東海テレビか?
男性アナウンサーに既視感がある

4、5歳の子供を雨の降る空の下海でヨットとかありえねぇ‼
コイツ過去に何で自分が捕まったのか分かってんのか?


戸塚ヨットスクールではないですが、似たような保育園に3年間通っていました。
下着1枚になって泥水の中に投げ入れられて「這い出た奴から帰れるぞ!」みたいな事や、夏祭りがあればその2ヶ月程前から毎日何時間も踊りとマスゲームの練習をし、昼休憩(昼食)の時にあまりの疲労で帰る教室が分からなくなって徘徊した事もありました。

正直軍隊みたいな保育園で保護者達(自分の親含め)は若干引いていたのですが、他に預けられる所がないので仕方なく預けてる感じでした。

卒園して、小学生になってからはそろばん塾に5年ほど通っていましたが、そこも生徒が計算が分からず指が止まったり計算ミスをしたりすると先生が指をボールペンで叩いたり、頭を殴ってくるような所でした。(ちなみに小学校でも田舎なので先生がよく生徒を殴ってましたが、自分を含め宿題を忘れたり誰かに迷惑かけたりした結果なので自業自得と思ってました)

そういう経験から体育会系のような根性・気合神話が自分の中に生まれて、学生時代は根性で勉強も課外活動も何とかなったのですが、社会人になってからはそれまでの我慢の限界が来てしまったのでしょうか、長時間労働の結果、自律神経失調症とうつを発症し、20代半ばの現在、恥ずかしながら無職です。

これが体罰や根性論で培われた教育の1つの結果です。
(もちろん同じような経験を経て成功されていらっしゃる方もいるでしょう)

私の周りには上記のような話をすると「信じられない!」と反応する正反対な教育を受けてきた友人達がいますが、どの子も本当に素直で明るくて、大企業に就職していたり、自分で会社を立ち上げていたり、仕事が評価されてビジネス雑誌でインタビューを受けていたりするのを見ていると微笑ましいと共に自分も育ち方が違えば同じようになれたのかな・・・なんて少し寂しい気持ちになります。単なる「甘え」だと思いますが。


恐怖を更なる恐怖を与えて、乗り越えたと言えるのでしょうか。
また、海に放り投げる事をやらないではなく出来ないのはマスコミのせいと仰っていますが、マスコミに体罰がダメだと大きく伝えさせたのは戸塚ヨットスクールのせいでしょ。
それに過去に2人行方不明になっていて、2人亡くなっているのだから。
助ける事が出来ないのに、海に放り投げるのは傷害致死ではなく殺人です。
また、未来ある子供の命を奪ってしまう前に一刻も早く廃校してください。

その理屈だとお前海外に行くとマイノリティだけど差別されていいの?
お前事故で障害者になるかもしれないけどいいの?
選挙で選ばれた政党はいつも正しいの?
自分のマイノリティ的属性が発覚するリスクなんて常にあるけどいいの?

マジョリティマイノリティはさておき、その口の悪さは何なの?主張には関係ないし必要もないと思うが。

自分が親になったら死んでも子供をこんな所行かせない

こんな所に行かせる親の気が知れん

 --ここまで--

 ふ~んと思う。
 筆者は、戸塚さんのやり方に対して、別に否定的ではない。
 海に放り込んでなにが悪い—と思う。

 自分で生きたい—と手足をバタバタし、あっぷあっぷすることこそが、生命力というものだと思う。
 その生きたいを思う力を「本を読む」「自己暗示をかける」---という方向にすればいいだけだ。

 なにが大事なことなのか—確認したい。
 こんな無力な自分でも生きて・暮らして、そして、社会の中でなにかお役に立ちたい---その願いをかなうような精神にするということだろう。
 海の中で溺れかけて、心底、生きたいと思え。
 そして、その生きたいと思う気持ちを、「本を読む」「自己暗示をかける」という方向へ昇華しろ。