2019年6月23日日曜日

日本の奇跡的な発展の背景にあるものはなにか—と人食い中国人


日本の奇跡的発展ねぇ。
 なに、普通の発展過程だろう。

 むしろ。中国人の「のろまさ」こそ、奇跡的な「のろま」であろう。
 英国の産業革命に200年も遅れるなんて、そもそもなんでだ? と聞きたくなるぐらいだ。
 だから、そこにあるのは中国の歴代王朝が続けてきた「国民への愚民化政策」があるのだろう。
 漢字を国民が読めないように意図的に難解にして、識字率が20世紀なかばでも5%くらい。
 難解にした漢字だけの漢文という不完全言語では、高度な情報を正確に他者に伝えることができまい。
 先の大戦後でもロクな文字改革を行わず、今もって識字率30%。国民の大部分が無学文盲・無知蒙昧。ヤクザとゴロツキばかりが跋扈する荒涼たる無頼社会。それが中国・中国人。

 数千年にも及ぶ愚民化政策を受け続けてきた中国人がなにを言っているかみてみよう。
 
 中国メディア・今日頭条は20日、日本の台頭や成長の源泉となった「3つの改革」と、その共通点について論じる記事を掲載した。
 記事は、日本は狭い国土や乏しい資源、そして自然災害の頻発など、必ずしも地理的な条件が優れていたわけではないながらも歴史的には独特の地位を確保し、特に近代ではアジアで数少ない独立を保って欧米列強と肩を並べ、戦後には長きにわたり米国に次ぐ世界第2の規模を持つ資本主義国にまで成長したと紹介。
 その源泉となったのは3つの改革であるとし、それぞれの改革について解説した。

 1つめの改革は古代に起こったと紹介。世界で最も強大な封建国家を作り上げた中国と向かい合う日本は、当時の唐王朝に学ぶべく使者を何度も送り込み、未発達の造船、航海技術を使って非常に大きなリスクを払いながら計20回近く中国に人員を派遣して制度、技術、文化、建築、宗教などさまざまなものをを学び、日本社会の進歩に大きく寄与したと説明している。
 2つめの改革は、幕末から明治にかけての近代化である。日本も清朝同様19世紀中ごろに欧米に不平等条約を結ばされると、中下級武士らが江戸幕府を倒す運動を成功させ、天皇が実権を握る政権を実現させたと紹介。
 その背景にあったのは「中国と同じ轍を踏むな」という考え方であり、日本は明治維新後欧米に使節団を派遣し、現地の先進的な工業社会や政治制度を学んだとした。
 そして、中央集権を強化して国をまとめ、殖産興業で国を豊かにし、文明開化で社会を進歩させることで国力を強化し、封建国家から近代の資本主義強国への転身を成功させたと伝えた。

 そして3つめの改革は、ファシズムによる軍部の暴走により日中戦争や第2次世界大戦に突入して焼け野原と化した日本で始まった、米国主導による民主化改革だとした。
 米国の社会や政治制度に学びながら民主化を進め、朝鮮戦争の特需で経済を立て直すと、技術の発展に伴って急速な経済成長を実現したと紹介している。
 記事は、「日本の発展の歴史はこの3つの改革に由来している。いずれも改革前に日本は時勢を冷静に分析し、強い国に学んだ。
 そして、強い意志や不撓不屈の精神でそれを徹底した」とし、「学び、消化し、発展させる」というモデルを繰り返してきたと評した。

補足、感想など

 まぁ、当たっていない訳ではないが、皮相な文章だな。
 日本はユーラシア大陸から更に太平洋側に入った島嶼国家だ。
 日本人は、日本語をしゃべってはいたが、自ら文字を作ることができなかった。
 文明の光の差し込まない草深い島嶼国家であるゆえであろう。

 朝鮮半島などとの物々交換などの交流から、論語などを介して少しづつ「漢字」が伝わり、漢字の「音」を利用した万葉仮名を経て、漢字かな交じり文というものが8-9世紀くらいに完成した。
 
 遣隋使が600年ぐらいから始まり、遣唐使の終わりが800年代、約200年以上、日本は、使節を出して、隋および唐から学び続けた。
 丁度、日本において万葉仮名 → 漢字かな交じり文の完成まで過程が並行しているようだ。
 こうして、漢字というものが本来的にもつポテンシャルを100%現出させうる世界最強言語が完成したのだ。

 日本の発展というものは、漢字かな交じり文の日本語と日本人の識字率に乗っかったものだ。
 18世紀後半、明治維新の時点で、日本の識字率についてふれてみよう。

 --ここから--

 江戸末期の識字率は武士はほぼ100%、庶民層でも4954%

 --ここまで--

 対して、中国人は5%程度。
 これだけみれば、日本の明治維新が成功し、中国の戊戌の変法が成功しなかった理由がよく理解できるだろう。

 こうして、日本と中国とを比較しながら、振り返ってみれば、上で「日本の奇跡の発展」たらというのがおかしいことがわかる。
 日本は、歴史的に国民に対して愚民化政策をおこなったということはない。
 ただ、9世紀頃に完成した漢字かな交じり文という世界最強言語を利用し、識字率が高いまま、順調に発展してきただけだ。江戸時代でも順調に発展しつづけていた。(まぁ、日本は世界の辺境にあるもので、自ら、産業革命を起こすことはできなかった。この産業革命に100年も遅れるということが、先の大戦での惨めな敗戦につながっていくのだ)

 対して、中国人は、歴代王朝が愚民化政策を継続し、識字率は5%と低いまま、不完全言語である漢文を利用しつづけてきて、発展を阻害され続けてきた。<中国の歴代王朝は、バカほど制御しやすいと思っていたのだ。国として発展するなんてことを重要視していなかったということだろう>
 上の事実が、19世紀、英国との阿片戦争での敗戦などとして顕在化してくる。