2019年6月17日月曜日

香港の混乱激化 → 習近平国家主席は、途方にくれ頭を抱える →?


トコトン追い詰められた時、その本人の「本当の実力」というものが問われる。
 さぁ。中国の習近平国家主席は、どうやら、どれだけの能力者なのかその実力を発揮する土壇場に追い詰められたようだ。
 いや、いいさ。
 天安門広場のごとく、戦車で1万人くらい轢き殺すという手もあるぞ。
 あぁ、デモで100万人規模か。1万人なんて数字じゃ収まるまいなぁ。
 やってみればいい。

 でも、もう、中国・中国人は、世界では相手にされなくなる。第二の阿片戦争なんてものじゃないぞ。
 1950年代の大躍進時代へ戻っていくしかあるまい。
 お好きにすればいいことだ。

 以下、新聞から抜粋。

 香港で身柄を拘束した容疑者の中国本土への移送を可能にする「逃亡犯条例」改正に関して、反対派の民主派団体が16日、香港で大規模デモを行った。
 香港政府は改正の無期限延期を決めたが、デモではあくまで「完全撤回」を主張。
 デモ隊の一部は立法会(議会)周辺の道路を占拠した。
 参加者数は未発表だが、一部香港メディアは、9日の100万人デモを上回る見通しと伝えている。
 午後3時(日本時間同4時)に始まったデモでは、香港島中心部の公園から立法会前までの約4キロを「延期ではなく撤廃を」などと叫びながら行進。
 香港政府トップの林鄭月娥行政長官の辞任と、12日の大規模な抗議行動で警察が催涙弾などの武力を行使したことへの憤りも併せて訴えた。
 参加者の多くが黒い服を着用し、政府や警察への「怒り」を表現。
 友人と参加した女子学生(17)は「同じ学生に暴力を振るった警察が許せない。改正案も、完全撤廃されるまではまたいつ審議が始まるか分からず、今の状態では納得できない」と話した。

補足、感想など

 いや、狡くて悪賢い中国人のことだ。
 一旦、退いて、めぼしい活動家を個別逮捕勾留---てな手段にでるだろうな。
  
 だから。
 香港の騒動は、香港の行政長官の辞任と選挙の仕方まで変えてしまわないと、かならず、活動家が個別に攻撃・殲滅される。

 そこまでデモでやれるかどうか---がこの騒動の結末を決めるだろうな。
 おそらく、習近平さんは、まともには対応できない。どうすべえかと単に頭を抱えているだけだろう。
 「行政長官の辞任プラス選挙制度の改正」 と 「香港人数万人規模を戦車で轢き殺す」 という天秤だろうな。

 どちらをとるか?
 習近平さんの胸先三寸次第だ。
 なんせ、情報を制限できないものだから、その分、習近平さんはやりにくそうだな。

 ※追記
 上の状況にあって、中国の行動が以下。
 --ここから--

2019/06/17(月) 
https://jp.reuters.com/article/usa-trade-china-idJPL4N23N0EG

 中国共産党中央機関誌「求是」は16日、米国は、貿易戦争を戦う中国国民の意志を過小評価していると指摘し、中国は米国との長期的な貿易戦争を戦う用意があると表明した。
 さらに、米国との貿易交渉において主要原則で譲歩することはないと強調した。
 中国との貿易で米国の消費者やビジネスは大きな利益を享受しており、貿易摩擦による米経済への深刻な打撃は必至だとし、「グローバライゼーションの時代に貿易保護主義は万能薬ではなく毒だ」と警告した。
 高関税は米企業の製造業コストを引き上げ、インフレ率を押し上げるとし「貿易摩擦による恩恵を受ける米国民はほんのわずかで、大半の米国民は被害をこうむる」と強調した。

2019年06月17日
 習近平のトランプ牽制策が失敗確定の酷い内容で日本側失笑 よりによって北を頼るか
【北京=羽田野主】中国国営の新華社は17日、中国の習近平(シー・ジンピン)国家主席が6月20日から21日まで北朝鮮の首都・平壌を公式訪問すると報じた。金正恩(キム・ジョンウン)委員長と会談する。習国家主席が平壌を訪問するのは初めて。
 米中貿易戦争のさなかに北朝鮮を訪問し、トランプ米政権をけん制する狙いがあるとみられる。
 北朝鮮の非核化の進め方などを巡り協議する見通しだ。 

 --ここまで--
 もう、と思う。
 習近平さんを補佐する人間の能力が低すぎる。
 中国の最大のお得意先がアメリカであろう。そのお得意さまと喧嘩して勝てる訳があるまい。
 アメリカ人は、卑怯というかゴロツキの様な奴を嫌っているだけだ。得だ損だという話ではない。
 また、北朝鮮は、トランプ大統領の制裁などでもう身動きもつかない状況だ。手足を縛られたような金委員長と習近平さんはなにをしゃべるのか? 牽制なんてものには絶対にならない。
 これは---と思う。
 習近平さんの凡庸な頭脳ではもう対応できない。優秀な補佐官を周りに揃えよ。