2019年6月2日日曜日

なんで仕事せえへんのや → 母、妹を襲い→自宅に放火、自分の腹を切る。ひきこもり騒動


自分に自信がないということはこういうことか。
 自分自身の「精神が萎えている」ということだろう。
 それでも、母と妹を襲い、放火し、最後は自分の腹を切っている。

 自分の腹を切る「勇気」があるなら、なんでもできそうだが--
 このあたりになにか、「解決への方向性」がありそうだ。
 このブログでなんどもふれた。

 誰にでも効果があるのかどうかは分からないが、自己暗示で「精神が萎えている」という状態から開放される人もいるのではないのかなぁ。

 筆者は、中村天風さんの話が好きだ。

 --ここから--

 夜、寝際には必ず
 「おまえは元気になれ」
 と命令暗示をかけた。翌朝は、
 「私は元気になった」と断定的な暗示を施す。
 これを電車の中でも、ところかまわずやった。

 「暗かったら、窓を開けろ。光りがさしてくる」
 この言葉は、「心がマイナスになったら、一層の積極精神を心がけよ。すると、大宇宙の生命力が注ぎ込まれ、生きる力が湧き上がる」と。

 --ここまで--
 
 自己暗示は、これくらいにして、表題の記事を抜粋。

 2019/06/01()
◆ 息子が引きこもりで、仕事をしないことで親子げんかになり、頭を殴られた」
 31日午後5時10分ごろ、福岡市博多区板付4丁目の路上で「女性が倒れている」と警察に通報があった。
 駆けつけた警察官が、女性の自宅とみられる近くの市営住宅を訪れたところ、3階の室内で男女が倒れていた。このうち男性の死亡が確認された。
 県警などによると、死亡した男性は40代とみられ、腹部から大量に出血していた。
 室内にいた女性は70代ぐらいで男性の母親とみられ、頭を金づちのようなもので殴られ、意識不明の重体。
 路上で倒れていた女性は40代ぐらいで男性の妹とみられ、胸を刃物で刺されて重傷だという。
 妹とみられる女性は警察官に「自宅で兄に刺された」と説明。
 警官が市営住宅に向かったところ、部屋から黒煙が出ていたという。

 室内にいた女性は意識を失う前に「息子が引きこもりで、仕事をせえ、という話から親子げんかになった」との趣旨の話をしたという。
 県警は死亡した男性が母と妹を襲った後、自殺した可能性もあるとみて、殺人未遂容疑で調べている。
 住民らによると、3人はこの部屋で暮らしていた。
 同じ棟に住む60代女性は、けがをした女性2人は普段よく見かけたが、男性はここ約10年で1度ぐらいしか見たことがないという。
 「(高齢女性は)とても優しい方で自治会の役員をしていた。びっくりしたし、不安だ」と話した。

 市営住宅の隣の棟に住むパート女性(71)は、友人からの電話で事件を知り、隣の棟を見ると、同じ階の玄関から黒い煙が出ていた。
 搬送された高齢の女性とは5月にも団地の掃除で会ったという。
 「ごく普通の方だった。顔見知りだし、ショックです。家庭で悩んでいる雰囲気はなかった」と驚いた様子で語った。
 現場の市営住宅は、JR博多駅から南東約4・5キロの住宅街にある。


◆ 母と妹襲い男自殺か 2人重傷「生活巡り口論」 博多区
 31日午後510分ごろ、福岡市博多区板付4丁目の路上で、通行人から「女性が倒れており、家族に殴られたと話している」と119番があった。
 博多署によると、女性は「帰宅したら兄に刺されたので逃げてきた」と話し、近くの市営板付南住宅の一室で、男女2人が血を流して倒れていた。
 3人は病院に搬送され、男は死亡し、女性2人は重傷。3人は母親と兄、妹とみられる。
 署によると、路上で倒れていた40代の女性は、刃物によるとみられる刺し傷が胸にあった。
 室内にいた母親とみられる70代の女性は署員に「息子は引きこもりで仕事もせず、注意したら口論になり殴られた」という趣旨の話をしたという。
 頭を金づちのような物で殴られていた。

 この団地の一室では、署員が駆け付ける直前に、布団などが燃える火災もあった。
 死亡した男は腹部から出血しており、署は2人を襲った後に自殺したとみて、殺人未遂事件として調べる。
 近所の小学6年の女児(11)は「部屋で友達と遊んでいたら、隣の住民から『火事だから外に出て』と言われた。
 頭が血で染まった女性が救急車に運ばれているのを見た。本当にびっくりした」と話した。
 一家と長年付き合いのある70代女性は「母親と一昨日に会った際も変わった様子はなかった。 
 息子さんは10年ぐらい前に1人暮らしを始めたと聞いていたので、戻ってきたのも知らなかった。最近は会っていない」と驚いた様子だった。

補足、感想など

 冒頭でふれた。
 自分の腹を切る勇気があるなら、なんでもできるだろう。
 ましてや、自己暗示なんてお金がかかるものでもない。
 中村天風さんの本を古本でも探してみて、読んで見ればいい。
 「お前は元気になった」「お前はプラス人間になった」「私はなんでもできる」てな「断定的な言葉」で繰り返せばいい—と導いている。
 
 毎日、毎日、毎日、これを繰り返せば、必ず効果があるさ。
 いわば、自分で自分自身を騙(だま)しているのだ。
 自分で、自分自身を騙(だま)して、いい方向へ転んでいこうという「一種の技術」だ。

 こういうことも「教養の一部」なのだろうなぁ。
 教養とは、苦しい時、自分を内側から支えてくれるものだ。
 そして、こういう「解決策」もあると、家族全員が「常識」として知っていて欲しい。