2020年7月15日水曜日

アメリカが中国へ仕掛ける第二の阿片戦争が更に激化する。香港への優遇措置を廃止する


アメリカが香港の優遇措置を廃止した。
 アメリカのし掛けている「第二の阿片戦争」の「核心部分」であると思える。
 
 しかし。
 中国の習近平国家主席は、アメリカに「香港の優遇措置の撤廃」まで追い込んだ理由は一体なんだろうか。
 明快な理由があるのだろうか? もしかして、メンツ?とやら。

 これだけ、中国という国家の命運を左右するほどの「決断」をアメリカにさせるというできごとなのに、事前にさほど検討したという感じがしない。
 これも、また、三峡ダム方式か。
 トウ小平さんが、「造りたいから造る」--ってヤツか。
 習近平さんが、「アメリカのやり方が気に入らない」だから、やってしまえ---と決断するのか。2012年頃、前任の胡錦涛さんが、次期国家主席の習近平さんの能力をかなり疑っていたという噂があったが、どうやら、当たっていたようだな。

 中国政府の「決定方式」は、実に、前近代的だな。
 21世紀に入っても、秦の始皇帝が「ここからここまで万里の長城をつくれ」と決断したら、不合理な無駄の多い構造物ができてしまう「やりかた」と同じなのか。
 なんという時代遅れな「決断方式」であろうか。
 もう、中国のこういう「皇帝様がこう決めた式の決定方式」しかないという状況をみれば、長くはもたないな。この中国共産党は。

 表題の記事をみよう。

 アメリカ政府が中国の既得権益の剥奪を公式決定して香港市の金融センターの機能が消滅確定
2020/07/15

【ワシントン時事】トランプ米大統領は14日、ホワイトハウスで記者会見し、香港への優遇措置廃止に関する大統領令に署名したと発表した。「香港を中国本土と同様に扱う」と強調した。
 また、中国当局者らによる香港の自治侵害に対して制裁を科す「香港自治法案」に署名し、同法が成立した。中国が対抗措置を取り、報復の応酬につながる恐れもある。

 トランプ氏は、11月の米大統領選での再選に向けて、支持者受けする「中国たたき」を重視する姿勢を鮮明にしている。今回の対応もその一環だ。大統領選で民主党候補指名が確定したバイデン前副大統領の過去の対中政策について「中国への贈り物だった」と指摘。バイデン氏批判を繰り返した。
 自治法は6月30日に施行された「香港国家安全維持法」への対抗措置。香港の自治侵害に関わった中国当局者らへの資産凍結のほか、制裁対象者と取引した金融機関への2次制裁も盛り込まれた。

補足、感想など

 アメリカには、習近平さんの隠し財産もあったはず。

 -ここから-

2013/12/18()

<ブルームバーグ報道(2012年6月29日)>
習近平(シーチンピン)国家主席の親族(姉夫婦)が、その地位を利用し、3億7600万ドル(約300億円)の財産を蓄えている。
香港に高級マンションや邸宅など七つの物件(推定総資産価値5560万ドル)を所有。 レアアース(希土類)を扱う会社の株式を、間接的に18%保有するなど。
この報道を受け、シナはブルームバーグのニュースサイトへのアクセスを遮断。
もちろん、万一に備えて、娘の「習明沢」はアメリカへ亡命させています。 (ハーバード大学ケネディスクールに留学ということで)
なお、この報道を受け、娘を中国へ戻したと、身内のマスコミがステマ報道を行う。


2012/10/29()

蓄財一覧
習近平一族 1兆円~2 兆円
温家宝一族 2100億円
薄熙来一族 8000億円
トウ小平一族 8500億円(10年前)
(鉄道)劉氏一族 1500億円
(鉄道)張曙光 2300億円

中国の首相やその親族、 韓国大統領とその親族が 蓄財に狂うのは両国の伝統です。

  -ここまで-

 習近平さんが、国家の命運を左右するような決断を実に簡単にしているのは、「国家の繁栄」を願っている訳ではないからだろう。
 習一族の「繁栄」さえ確保できれば、自国を簡単に捨てるという覚悟をしているからだろうな。
 まるで、砂でできたような国家だな。中国という国家は。

 上の記事には、日本人からの書き込みがあった。いくつかを拾ってみよう。

 -ここから-

32020/07/15()
ドルベック終了なのか。。。

5>>1マジに習近平を失脚させないと世界が危ない

7:香港を中国として扱うなら香港人からすると逆効果やろw

8:来年は世界中の空母が南シナ海(※香港沖)に集結しそうだなω・`)

12>>8G7の支那包囲論議の前に、英仏は艦隊派遣する気満々なのね。

10共産党が不快に感じたら令状なしで外国人でも逮捕OKとか、もうまともな経済都市じゃないからな。これはやって当然というか、むしろやらないとまずいレベル。

11>>1スレ建て乙
トランプ米大統領は14日、ホワイトハウスで記者会見し、香港への優遇措置廃止に関する大統領令に署名したと発表した。
「香港を中国本土と同様に扱う」と強調した。これ地味に大きい話だぞ香港の状況が一変する

17>>11アメリカ国内での取引をしてる企業で、香港もしくは香港経由で商売してた場合、全て中国との取引になるから、かなりの制約を課される事になるからね。

13:小者からじわじわと制裁範囲を広げていくのだろうかなイランとシナが組んだしどうせ衝突は避けられないからキンペー制裁しちゃえよ

19:外から見てる分には制裁いいと思うけど短期決戦で勝てなかったら民主派の負けでしょ世論が互角の状態で強引過ぎたゆるふわ平和デモ続けてもっと圧倒的な得票差を作り出さないと勝ち馬の吟味が始まる
特に的の外れた暴力はやめろという価値観は普遍だから落ち着いて冷静になるほど分が悪い香港経済とドルペッグ制を破壊して中共にダメージを与えるというのも実際に生活が苦しくなると賛成できるか国家安全法も両陣営の世論調査で盛るから謎だけど賛否は46ぐらいと思うそして民主派の調査でもキャリーラムの支持率が30%ぐらい民主派の支持は下がってる

33>>19今となっては、まともに選挙できるかも分からん

20:トランプ政権よか議会が共和民主ともに過激なんだよなぁ 支那も引くに引けないみたいだし

26:金融ハブの機能も消滅?

24これ中国へ核ミサイル撃ち込むぐらい破壊力あるのに全然ニュースなってないのが怖いw(´ω・`)

29>>24中国の工作機関であるマスゴミが騒ぐわけない

38:人民元が紙切れに

32:さて元宗主国の大英帝国がこの流れに乗るかどうか
香港経済が崩壊して困るのは中華だけじゃないが一国二制度だから特例で出してた恩恵を制度だけ潰して恩恵だけタダ貰いの中華を見逃すかどうか
やり方の是非はともかくこういう無茶を平気でやってくるあたりトランプがアメリカ大統領になった価値ってあったと思うできればあと4年続けてもらったほうが面白いことになるんだが…

36>>32香港は中国が守るというので優遇していたのを地方都市と同じ扱いにするねという話だからねあと中国から資産を流して確保した幹部の資産を凍結するということだし北とロシアみたいな扱いになる

45:習近平一族の金も徴収かw胸熱だなwww

50:期限が切れるまで一国二制度続けますっていう世界的な約束破ったってのもデカくないかな香港独立とか言ってもあと30年も待てば合法的に中国になったし誰も苦しまずに済んだのにテメーの都合だけで国際的約束破って叩かれる名分与えちゃったのは駄目だろう

51:アジアの金融センターは東京になりそうだな

54>>1オバマ政権時代に中国を担当してたのが副大統領だったバイデン。
その政策は一貫して中国との共存。息子は中国ファンド会社の取締役(トランプから攻撃されまくって最近辞任)。こいつが大統領選で勝利したらどうなるか分からんね・・・。

1 優遇されなくなってどんな感じで吠えるんだろうね、楽しみ

2 >支持者受けする「中国たたき」を重視する姿勢を鮮明にしている。今回の対応もその一環だ。もう少し尻尾隠せよChinaの犬の時事さんよぉ。野党含む米国の主だった機関が一致して対中路線なんだよ。挙国一致なの。程なく日本にも対中圧力来るから首洗ってまってろフェイクメディアグループが。

3 香港に関しては「一つの中国」を認めるんだから喜べよ。

 -ここまで-

 麻生さんが、かって中国はもうすぐダメになるという話をしていた。
 いつか—と どのようにして--が分からないだけだと。
 いつか—と どのようにして--がどうやらぼんやり見えてきたようだ。

 ★追記

 中国側の反応をみよう。

 -ここから-

【地球コラム】習近平 「香港の乱」への怯え

 中国外務省は15日声明を出し、同法成立について「断固反対し、強く非難する」と表明した。声明は「中国は正当な利益を守るため必要な対応を行う」として、米側の関係者や団体に制裁措置を取ると明言した。

 -ここまで-
 習近平さんは、トランプ大統領が香港への優遇措置の撤廃にでると予想していなかったのか。おかしいだろう。常識というか国際感覚が---。胡錦涛さんの危惧が大当たりだな。
中国共産党の終焉へまっしぐらというところだろう。