2018年1月4日木曜日

最終的に判断するのは相撲協会。その3

元日馬富士関の暴行問題に関して、様々な情報が錯綜する。
 しかしながら。
 表題にあるように、最終的に判断するのは、相撲協会しかない。
 そして。
 判断基準は、ただ一つ。
 日本人が相撲というものを支持しつづけ、愛しつづけるためにはどうすればいいのか—ということだ。
 一番、肝心なところを間違えない限り、相撲は大丈夫さ。

 以下、新聞から抜粋。

 貴乃花親方理事解任 池坊議長理由語る
 「相撲道は礼に始まり礼に終わる」
 大相撲の元横綱日馬富士が十両貴ノ岩を暴行した問題に関し、日本相撲協会は、東京で臨時評議員会を開き、貴ノ岩の師匠・貴乃花親方の理事解任決議を審議し承認。
 史上初の理事解任が正式に決定した。
 昨年12月28日の臨時理事会で協会への報告の怠り、聴取への再三の拒否など同親方の責任を問い、全会一致で評議員会の招集を決議していた。

 評議員会は日本相撲協会の最高意思決定機関であり、理事の選任や解任、理事の報酬額など重要事項を決議する強い権限を持つ。
 議員数は5人以上7人以内で過半数が外部有識者で構成される。
 理事解任は過半数の出席で出席者の過半数をもって決議される。

 議長の池坊保子氏は会見で以下のように解任理由を述べた。
 「解任理由は元日馬富士の暴行問題に対して報告義務を怠り、また危機管理委員会による捜査への協力を拒否したことです。
 これらは公益法人の役員としてはおよそ考えられない行為であり、役員の忠実義務に大きく違反していると思います。また貴乃花理事が協会員としての報告義務を怠りまた危機管理委員会の捜査を拒否し続けたことによって今回の問題がここまで大きくなりここまで長引いているとも思います。

 よって評議員会としてもその責任を重く考え、理事解任という結論にいたりました。
 相撲は国技であり相撲道は礼に始まり礼に終わると言われております。
 貴乃花理事の本件に関する多くの行為、多くの言動は相撲協会に対する理事の忠実義務に反していると同時に明らかに礼を失していたのではないか、と思います。

 特に上司でありかつ先輩でもある八角理事長が何度携帯電話に電話しても全く応答がなく、折り返しの電話もないというのは著しく礼を欠いていたのではないかと思います。
 貴乃花元理事にはぜひ評議員会の理事解任の決議を厳粛に受け止め真摯に反省し、今後は協力し合い、礼を持って動していただきたいな、と私は切に希望しています」

補足、感想など

 冒頭でふれた。
 最終的に判断し、実行するのは相撲協会なのだ。
 不満があるなら、相撲協会へ向かって堂々と主張すべきであろう。
 相撲協会こそが最終的な判断をする機関なのだ。
 そして、判断基準は、「相撲が日本人から支持され、愛されつづけるためにはどうするか」だ。

 貴乃花親方からの主張も、上の判断基準から考慮し判断すべきものであろう。