2018年1月25日木曜日

安倍首相は、日本で一番、情報を集めることのできる人だ

つまり、他者が知らなくても安倍さんは「すべて知っているのだ」。
 その上での判断だということが分かる。

 そのあたりのことを理解してアレコレ言っているのかな。
 また、安倍さんの言動とか表情からだけでは、「安倍さんの真意」は窺えない。

 以下、新聞から抜粋。

 安倍首相は、首相官邸でインタビューに応じ、韓国で2月9日に行われる平昌五輪の開会式出席のため訪韓する考えを明らかに。
 その際に文在寅大統領と会談し、慰安婦問題をめぐる日韓合意に関し、文政権が示した新方針を「受け入れることはできない」と直接伝える意向を示した。
 核・ミサイル開発を続ける北朝鮮については「高度な圧力の維持を再確認したい」と述べた。

 首相は「五輪は平和とスポーツの祭典であり、日本は2020年に東京五輪を主催する立場だ。諸般の事情が許せば平昌五輪開会式に出席し、日本人選手たちを激励したい」と述べた。
 その上で「現地で文大統領とぜひ会談したい。慰安婦問題をめぐる日韓合意について韓国が一方的にさらなる措置を求めることは受け入れることはできない。この考え方を直接伝えるべきだと考えている」と説明。

 在ソウル日本大使館前の慰安婦像撤去についても「当然強く主張することになる」と述べた。
 南北対話については「五輪は五輪で切り離して考えるべきだ。北朝鮮への圧力を最大化していく方針はぶれてはならない。
 この考え方も文大統領に明確に伝えたい」と述べた。北朝鮮に対する人道支援再開については「間違ったメッセージを与えることになる」と反対する考えを示した。

補足、感想など

 アメリカの軍事の状況の記事もある。

 --ここから--

 18日には、ミズーリ州ホワイトマン空軍基地から3機のB-2ステルス爆撃機と200名の関係要員がアンダーセン航空基地に展開し、現在配備されている6機のB-1爆撃機部隊と合流した。
 超高価なため20機しか保有していないB-2ステルス爆撃機を前方に配備するのは、専門スタッフの配置も必要であることから、まさに実戦を想定した動きに近い。
 116日には、ルイジアナ州バークスデール空軍基地から6機のB-52H戦略爆撃機と300名のスタッフがアンダーセン航空基地に到着した。
 これによってグアムには、合計15機の3種類のアメリカ空軍主力爆撃機が勢揃いしたことになる。

 これらの爆撃機部隊増強は、平昌オリンピック開催期間中の不測の事態を抑止するための威圧目的で、 期間限定の展開とされている。
 ただし、対北朝鮮「予防戦争」を念頭に置く米空軍、そして米太平洋軍司令部としては、奇襲攻撃が迫りつつあるサインを北朝鮮側に悟らせないためにも、 今後恒常的にB-2ステルス爆撃機やB-52をアンダーセン航空基地に展開させるものと思われる。
 このように、南北会談や平昌オリンピック・パラリンピック開催といった動きと平行して、静かながらも着実にアメリカによる「予防戦争」実施準備は推し進められている。
 現実に「予防戦争」が開始された場合、北朝鮮軍による報復攻撃として弾道ミサイルの飛来が十二分に予想される日本としても、心の準備を怠ってはなるまい。

 --ここまで--

 安倍さんは、トランプ大統領から「北朝鮮への攻撃?の凡その期日」を伝えられているだろう。
 対して、韓国の大統領はどう動くのだろうか。

 --ここから--

 安倍首相がインタビューで平昌五輪開会式出席にあわせて、韓国の文在寅大統領と会談する意向を表明したことを受け、日本政府は、韓国政府に首脳会談開催を打診。
 首相の開会式出席を再三求めてきた韓国側だが、日韓合意がテーマになることには消極的なことから、首脳会談には言及していなかった。
 韓国が会談開催に応じるかは見通せない。
 「『よーい、ドン!』でやってますから」
 外務省幹部は、首脳会談の調整は首相が訪韓する意向を表明した後に始まったことを明らかにした。
 通常、国際会議などの機会に外国首脳を受け入れる場合、接遇国の首脳との会談がセットされることから、別の同省幹部は「当然、首脳会談はセットされるという理解で調整している」と話す。

 ただ、韓国の大統領府と外務省の調整能力は疑問だ。
 昨年11月に大統領府がトランプ米大統領を招いた晩餐会で、竹島の韓国側呼称「独島」の名前のついたエビ料理を出したが、韓国外務省は何も知らされていなかったという。
 昨年12月に日韓合意の検証結果を発表したときも、韓国政府内で意思疎通がうまくいかなかったことがあった。

 日本側が「韓国政府内のキーパーソンがわからない」と嘆く場面も少なくない。それだけに、首相は、文氏と直接対話することが重要と判断したようだ。
 韓国側は、安倍首相が開会式への出席を見送ると報じられると与党幹部にロビー活動を展開し、首相出席を求めてきた。
 一方、日韓合意で新たな措置を一方的に発表して空文化をもくろんでおり、日韓合意がテーマに上る首脳会談を避けたがっているとされる。
 首脳会談に応じなければ、開会式出席見送りは再度浮上しかねない。

 --ここまで--

 冒頭でふれた。
 安倍さんは、日本で一番、情報を集めることができる立場にいる。
 記事にあるように、アメリカの北朝鮮への攻撃、韓国大統領の目論見などが錯綜している。
 安倍さんが、「どす黒いまでの孤独」の中で判断するしかないのだろう。