2018年1月28日日曜日

お笑い、刺し身もサクラも相撲も中国がルーツだとさ

いや、一概に否定する気はない。
 そうかもしれないなぁと思う。

 でも。
 だから、どうだというのだ。
 実際に、刺し身とか、サクラとか、相撲とか、中国にあるのか?

 中国人は、長い歴史の中でそういうものを保存・継続できなかったのであろう。
 その理由を考えたことがあるのか。
 ホンの半世紀前に、文化大革命なる「キチガイ沙汰」「焚書坑儒の最新版」をやって、その自分の手で、その自分の指で、なにもかも破壊してしまったではないか。
 日本でいえば、国宝級の文化財も、京都にある名刹のようなものでさえ、自分達で破壊し、灰燼と帰してしまったではないか。
 そんなキチガイ沙汰をする民族に、刺し身が相撲がサクラが残る訳がないではないか。

 これって、一体理由はなんだろうなぁ。
 核心は識字率の低さか。
 従前でもせいぜい5%、現在時点でも30%だものなぁ。
 「文化を守る」といったって、「文化」ちゃなんのこっちゃい—という人間が95%もいる状態では、文化も文化財も残せまい。

 つまり、中国民族には、単なるマボロシのような話だろう。
 そんな夢マボロシのようなことを考えるくらいなら、漢字を従前から推定がつくくらいに簡略化するか、日本のような「かな」という表音文字を介在させる形式にしたらどうなんだ?

 識字率を上げる以外に、文化をまともに未来へ残す方法はあるまいな。

 以下、新聞から抜粋。

 海外の人から「日本を代表する文化とは何か」と尋ねられたら、何を挙げるだろうか。
 着物や懐石料理、障子や畳など、衣食住について紹介する人もいるかもしれない。
 しかし、中国メディアは、今日において日本を代表する文化の多くは「日本生粋のものではなく、ルーツは中国にあるものばかりだ」と主張する記事を掲載。

 記事は、中国人にとっては「もともと中国が発祥であるのに、現代では日本の文化」と認識されているものが多々あることが我慢ならないようで、たとえば、西洋の外国人が「盆栽は日本の文化」と認識していることは不満であると指摘。
 そして、悠久の歴史を誇りとする中国からすると、日本はあらゆる文化を中国から学んだのに、後にそれらを自国の生粋の文化としていることに対して「受け入れがたい感情が存在する」と論じた。

 続けて、すでに日本の文化として世界に浸透しているものとして「刺身、相撲、桜、和服、下駄、畳」を挙げて、それぞれ中国が起源の文化であると主張し、中国人としてはこれらの文化が日本文化として世界に浸透してしまっていることに不服を感じると論じた。
 例えば、刺身については、中国「商、周の時代の文献に中国料理として存在していたとし、唐の時代多くの高貴な人々が好んで食していた記録が残されている」と指摘。
 日本の多くの文化の源が中国にあることは周知の事実ではあるが、日本に伝来してから現代に至るまでの間に日本の風土の中で育まれ、保存され、定着したゆえに日本の文化と称しても虚偽にはならない。

 しかし、海外から評価される中国のイメージが中国人の抱いているものとは異なり、自らが誇る悠久の歴史ある文化のイメージを「日本に奪われてしまった」という感があるのかもしれない。
 中国には非常に多くの世界遺産があることから分かるように、貴重な文化や遺産が数多く存在している。
 急速な経済発展によって中国は目まぐるしく変化しているが、多くの文化が急速に失われつつあるのも事実だ。
 中国の人びとがこうした貴重な文化の価値を知り、育んで行くことを期待したいところだ。

補足、感想など

 冒頭でふれた。
 文化大革命のような「焚書坑儒」を続ける国家・民族に、「文化を継続・保存」できる訳があるまい。

 まず、識字率を上げる工夫をせよ。
 漢字の簡略化、「かな」の導入などの対策を講じなければ、なかなか難しかろう。

 中国人の誇りとかなんとか言ったって、要するに「夢のようなことを言っているだけだ」。
 まず、足元から着実に改良していくしか、文化を保存・継続していくことはできない。

 まぁ、日本人からすれば、刺し身だろうがサクラだろうが、相撲だろうが、中国がルーツだと主張してもらっても、別に気にはしない。
 その可能性は高いからだ。
 どうぞ、お気の召すままに。