2014年1月17日金曜日

即時原発ゼロ  と細川さん。

いや、表題をみてたたただ呆然としてしまった。
 こういう主張って、国民いや都民か、受け入れるのかなぁ。

 少しでも科学というものに知識があるなら、どれだけ無謀な、アホらしいことをしゃべっているのか—気がつかないか。

 一体、こういうことが口からスラスラ出せる—という根底になにがあるのだろうか。

 一つは、福島の現状だろうなぁ。
 日本の国土の一部で今世紀は使えない部分がでた—という絶望感のようなものか。
 確かに。
 被害は甚大だ---

 細川さんが言い出した理由は、この被害の甚大さ—だろうな。
 その部分に驚かされ、目を眩まされているのだろう。

 二つめは、科学の流れのようなものが分からない—いや、興味がないのだろうな。
 原発の実用化までに掛かった時間と、原子力に代替するだけの可能性のある技術開発の流れが視野に入っていないのだろう。

 で。
 上の二つのことを踏まえて、細川さんの即時原発ゼロ—って。

 アホだろう。この人。ドイツの轍を踏んではならない。

 以下、新聞から抜粋。

 五輪に否定的?佐川問題は? 細川氏、公約会見を再延期
 東京都知事選に立候補を表明した細川元首相(76)は、予定していた公約発表会見を延期した。
 2020年東京五輪や脱原発に関する政策作りに難航し、東京佐川急便からの借り入れ問題への説明についても調整を続けている。

 細川氏は、小泉純一郎元首相の支援をうけ、脱原発をめざして立候補すると表明。
 「公約や質疑での回答案が固め切れていない」として延期。
 脱原発をめぐっては、即時原発ゼロを掲げる方向。
 脱原発の政策内容を詰めているところだ。


▲補足、感想など

 そんなに科学って興味がないものなのかな。
 原子力というものの出しうるエネルギーの大きさというものに希望を感じないか。

 いや、このブログでこれについては何度もふれた。

 大切なことだけを繰り返したい。
 通常の生活を維持するためには、ある絶対量のエネルギーが必要だ。
 そのエネルギーがなければ、日々の生活ができなくなる。
 また、代替するエネルギー源を開発するという作業もできなくなるのだ。

 だから。
 今、原発に代替するだけのエネルギー源は、見つかっていないし、実用化されていない。

 今後、数十年間は原発にエネルギー源を頼るしかない—そのことを直視しよう。

 細川さんのように、福島の被害の大きさに驚き・目を眩まされて、非常識かつ非科学的な「軽率な判断」だけは絶対にしてはならない。

 ドイツのメルケルさんの轍を踏んではならない。