▲この議論、なんどでも出てくるなぁ。
なにかというと。
靖国神社以外の追悼施設をつくろう—という話だ。
ばかばかしい話だと思わないか。
中国・韓国の国内政策に振り回されるな。
中国・韓国は、自国の国民の不満を「反日」というもので、「ガス抜き」しているだけだ。
そんな外国の国内事情に日本が振り回されてどうするのか。
靖国神社には、位牌も遺骨もある訳ではない。
日本の名誉を守るために戦って亡くなれた英霊達を鎮魂するための施設だ。
なにかa級戦犯がどうたら—と訳のわからぬことを言い出す民主党の議員がいて、笑ってしまう。
確かに、日本は19世紀後半、英米列強達に100年遅れで、明治維新というリセットを経て、開国・西欧化を目指した。
しかし。
産業革命に100年遅れた—という事実は大きくて、彼我の国富の大きさの差は如何ともしがたかった。
先の大戦で、日本は「特攻」等という、まぁ、一種気違いじみたことをやった。
しかし、その核心は、100年先に産業革命に突入した諸国と、100年遅れという日本との国富の差を埋めるための「力技」という方が正しかろう。<日本という国が貧しいがための無理な手段であったということ>
今、中国を見ていて、コイツ乱暴者だな—とか思う。
しかし。
20世紀前半、100年先行していた欧米諸国から、100年遅れの「貧しい日本」を見た時の姿と、今、日本が中国を見ている姿が、いかにも似ていると感じないか。
中国は英国の産業革命に約200年遅れて、20世紀後半にトウ小平氏の改革開放政策で、やっと西欧化を目指した。
日本から見ると、約100年遅れた。
a級戦犯とは、100年先行した国から、100年遅れの国の指導者へ与えた「名称」だ。
自分達がやっと作り上げた「秩序」というものを、100年も遅れてノコノコやってきて、ぶち壊そうとする—という意味で腹立たしいのだ。
だから。
日本からみれば、中国の習近平国家主席なんて、まさしく「a級戦犯」そのものだ。
”この100年遅れ”がなに言いやがる—という感じだったのだろうな。<まぁ、欧米諸国の感覚も分からぬでもないな>
今の尖閣諸島を巡るイザコザなんて、日本が満州あたりをどうこうしていた—話に似ていないか。
中国という「100年遅れの無礼者」が、「領土を欲しがるという帝国主義」を振り回している—と感じないか。
20世紀前半、アメリカが日本を見ていて、感じたこととそっくりだ—と思わないか。
こうして、歴史は繰り返されるのだな。
恐らく、この産業革命に200年も遅れた中華民族は、200年先行した国、100年先行した国等と、アチコチで摩擦を繰り返し、どこかで衝突し、頭を打たれることになるのだろう。
それが、戦争という形となるか、経済封鎖という形となるかは分からないが--
以下、新聞から抜粋。
★首相、新追悼施設に否定的 「遺族お参りしない」
安倍首相は、靖国神社に代わる新たな追悼施設に否定的な見解を示した。
同席した露木茂氏が「首相は『別の施設を造っても多分、戦争で亡くなった方たちの家族は
お参りしないだろう』と話した」と明かした。
露木氏によると、首相は昨年末の自らの靖国参拝に触れ「靖国で会おうという一言で死んでいった戦没者の魂は靖国神社にあるんじゃないか」と。
▲補足、感想など
冒頭で、とんでもないところまでいった。
要するに、a級戦犯とは100年先行した国から、100年遅れの民族という「乱暴者の代表」に与えた名称だ—ということだ。
20世紀の前半だ。ネットがある訳ではない。
日本人という100年遅れの「秩序壊しの粗暴者」としか見えなかったということだ。
まるで、今、日本人が、中国の習近平国家主席を見ているのと同じ感覚だろう。
さぁ、どうだ。靖国神社にa級戦犯が祀られているからどうたら---か、
自分達が、どんなことを言っているのか分かっているのか。
今,ネットが普及しているから、新聞などで簡単には扇動されない。
あぁ、思い出した。
昔、靖国神社の代表が語っていたな。おぼろげな記憶だけで書こう。
靖国神社として特別なことをしてもらわなくていい、ただ、神社として並の神社として見てほしくない—という感じの話だったかな。
大切なことを繰り返そう。
靖国神社はこのままでいい。別の追悼施設など不要だ。