▲細川さんという人は、その「手腕」が見えない。
また、以前、東京へいったとき、細川家の家宝展なるものが催されるという掲示をみたことがある。
あれほどの財産持ちで—-。
つまり、ひっくりするようなお金持ちで、手腕の具体的な姿が見えない。
追い込まれたら、すぐ逃げ出す。
主張が、原発ゼロ だけ—ということであろう。
原発ゼロの主張たって、大きく技術的な流れが見えて言っているわけではあるまい。
福島の事故の甚大さ、被害の大きさにいわば、驚き、目を眩まされての「原発ゼロ」であろう。
だから。
小泉さんが支持すると主張しようと、まず、勝てる見込みはあるまい。限りなく泡沫候補に近い存在だと感じる。
以下、新聞から抜粋。
★小泉氏主導 元首相タッグ 悩む細川氏に「絶対勝てる」
2014年1月15日
「原発ゼロ」に向けた細川、小泉両氏の元首相連合が実現した。
タッグを主導したのは、政権の維持に役立てた小泉氏だった。
小泉氏は、細川氏の隣で「私は原発ゼロで日本は発展できるという考えに立つ。それは細川さんも同じ。
応援する最大の理由だ」と説明した。
両氏が顔を合わせるのは、脱原発をめぐり会談して以来だ。
今回の都知事選の実施が決まって以降、小泉氏は
細川氏に出馬を促し続けた。
細川氏の七十六歳の誕生日。
年齢や政界からの引退からブランクがあることを理由に悩んでいた細川氏を「絶対勝てる」と励ましてきた。
今月四日には「出馬表明はできるだけ引き延ばした方がいい」と、中川氏が助言。
自民党が推す舛添要一元厚生労働相が出馬の意向を示した後の方が、有権者に強い印象を与えるとの
判断からだ。
十四日に表明することで
内々に合意した。
小泉氏自らはこの日まで一切、表舞台に出てこなかった。
自民党の元総裁が細川氏を本当に担ぐのか、小泉進次郎復興政務官がいる手前、
全面支援はできないのではないか-。
態度を明確にしないことで、有権者の関心を
ひきつけることができるとの読みがあったようだ。
ただ、安倍首相サイドには細川氏を支持する考えを前もって伝えていた。
今年に入り、小泉氏は側近を通じ「うまく付き合った方がいい」と忠告した。
「原発ゼロ」への政策転換を
再三、促されながら、聞き入れようとしない首相に対する最後通告だった。
▲補足、感想など
都知事選と原発ゼロ-とどう結ぶつくのだ?
なにか、原発を「親の敵」のような感じでものを言っているが、それは間違いだろう。
原子力発電というものは、コンパクトでポテンシャルの高い—手堅いエネルギー発生装置なのだ。
これを、もっと大事にすべきだ。
このブログで何度もふれた。
原発というものは、数あるエネルギー発生装置の内の一つだ。
原発に替わるほどの発生装置が、他にあるなら、そっちを使うということも当たり前であろう。
ただ。
今のところ、日本の通常の生活を維持するだけのエネルギー発生装置は、原発しかない—ということなのだ。
それは、候補としてはたくさんある。太陽光、風力、地熱、潮力等など。
いずれも、原発に代替するだけの発生装置となるまで(実用化するという意味)までには、もう数十年かかる。
そこまでは、どうしても原発に頼らざるをえない—ということなのだ。
こんなこと誰でも分かることだと筆者が感じていた。
ところが、小泉さんなどが、即原発ゼロ—とか言い始めると、なんという非常識さ--かと思う。
まるで、ドイツのメルケルさんのような「頭デッカチ」さではないか。
現場をしらない、---なんというか、頭だけで「こうすりゃこうなるはず」とか思いつきでしゃべっているような感じがする。
このボタンを押せば、こっちから「エネルギー」が出るはずだ---そんな感じでものをいっているのだろうなぁ。
そりゃ、ボタンを押せば出るという時もある。でも、出ないことの方が多い。
これからが、現場力なのだ。
ホースを調べ、本当に電気がきているのかい—とかアチコチ汗だらけになって、思いどおりにならなかった原因をしらべて、一つ一つ問題を解決していくのだ。
なにが言いたいか—というと、「ボタンを押す」ということと「実際に水がでる、エネルギーが出る」ということの間には、大きな距離があるということだ。
このあたりの感覚が小泉さん、細川さん、メルケルさんには分からない。
そこで、「頭デッカチ」だ—と言われるのだ。
小泉さんは、即原発ゼロにしろ—とはいっても、じゃ、代替エネルギー源が見つかるまで、エネルギーをどこからもってくるのだ? という問いに答えることができまい。
当然、細川さんもそうだ。
<小泉さんは、原発ゼロと日本人が自らを追い込めば、すぐにでも潮力発電あたりに的を絞って、原発に代替するエネルギー源をみつけてしまうさ--とか考えていそうだな。このあたりが現場感覚がない--と筆者は批判しているのだが>
<小泉さんは、原発ゼロと日本人が自らを追い込めば、すぐにでも潮力発電あたりに的を絞って、原発に代替するエネルギー源をみつけてしまうさ--とか考えていそうだな。このあたりが現場感覚がない--と筆者は批判しているのだが>
いわば、現場感覚のない空理空論を大上段に振りかぶって、都知事選に出ようとしているのだ。
だから。
まず、細川さんは勝てる見込みはない。