2014年1月8日水曜日

アメリカからすれば、日本の方が大事だということ。

▲韓国の報道をみて、奇妙に感じる。
 この”不合理感”は一体なんだ。

 安部さんの靖国神社参拝に関して、アメリカの国務省の「言い方」は、軽率なものだった。
 そこで、韓国は、これは、アメリカは自分の味方だ—と考えたのだろうなぁ。
 一緒になって、日本を攻撃できる(まぁ、裏は《金をオクレ》ということでしかないのだが--)と考えた。

 でも、アメリカは、もう「知らぬ存ぜぬ」という世界へ入っていった。
 その理由が、韓国には分からないらしい。

 まぁ、合理性を理解できない民族ってこんなものか。

 以下、新聞から抜粋。



 安倍首相による靖国神社参拝をきっかけに日本包囲網の構築をもくろむ韓国の朴政権が、壁にぶち当たった。  米韓外相会談後の記者会見に、米政府が「質問を受け付けない」という対応を取った。
 韓国側にとっては「靖国参拝反対」で米韓共闘をアピールする機会が奪われた形で、困惑が広がっている。

 「ケリー国務長官が、安倍首相による靖国神社参拝に関して追及を迫られるのを避けたため」
 米政府による「異例な対応」を報じた『朝鮮日報』は、拒否の理由をこう分析した。
 米政府の対応は異例中の異例だ。

 2009年に北京で行われたオバマ米大統領と、胡錦濤国家主席との会談では、中国側が質問を拒否したことに米側が激怒。
 11年に胡氏が訪米した際、質疑応答の機会を設けた経緯がある。
 米政府が質問を拒否したのは「特別な行動」なのだ。

 安倍首相の靖国参拝をめぐっては、中韓両政府が抗議し、米政府も「失望している」と表明。
 7日韓国の尹外相と、ケリー米国務長官との会談後の記者会見で質問を受け付ければ、 韓国メディアがケリー氏からコメントを引き出そうとするのは確実だった。

 だが、米国にとって日本が重要な同盟国であることに変わりはなく、米韓両国の外相が日本批判を行えば、 日本側からの反発は避けられない。
 米国務省のハーフ副報道官はケリー氏が示す見解について 「米国が既に公表している立場」とだけ説明し、「失望」との表現は避けた。

 「日米韓の連携が損なわれて喜ぶのは中国や北朝鮮だ。
 戦略的な判断で特例措置を取ったのだろう」と指摘。
 日本の悪口を言う“告げ口外交”は米政府内で不評を買い、対日政策見直しを求める声が相次いでいた。
 朴政権は、安倍首相の靖国参拝を「告げ口外交の“市民権”を得るチャンス」と捉えたとみられるが、あえなく失敗に終わりそうだ。


▲補足、感想など

 このブログで、ケリー国務長官の「失望した」という一言で、日本という虎が千里の荒野へ放たれ、野に足を踏み入れる覚悟をしたのだ—と書いた。

 ケリー国務長官って、アジアのことをよく知らないし、国務省というところも韓国系なども多く入っていて、反日的な部署なのであろう。
 なにも考えず、部下からの上申でケリー国務長官は「失望した」などというコメントを発表したものと思える。

 ところが。
 そのコメントに対して、日本人から多くの反発を食らい、あまつさえ、日米安保条約への危惧までささやかれた。 <要するに、日本人からアメリカはもう頼りにならない—ということ>

 これでは—というので、アメリカはもう「失望した」というコメントを無かったものとしたようだ。

 このあたりの空気が読めない韓国は、「失望した」という言葉を頼りに、米韓で日本を攻撃できるはず—と考えていたのだが--

 それは。
 アメリカも日本という虎をいつまでも、檻に閉じ込めておくことは不可能だと承知はしている。

 しかし、野に放っても、アメリカとしてなんとか制御できる範囲に留めておきたい—という思いがあるのだろうな。<日米で再度、争うことを恐れているのだ>

 そのあたりを含めて、日本もアメリカも互いに刺激しないように、言葉も行動も気をつけているということだろう。