▲いや、そのとおりだけど。
アメリカが超大国アメリカでおられる理由は、ただ一つ。
ドルという基軸通貨を発行できるということだ。
アメリカが太平洋の東側から西側を見たとき、一番恐怖に感ずるのは、日本プラス中国という組み合わせで、経済圏をつくられれば、上でふれた基軸通貨国という「特権」を奪われる可能性があるということだ。
ならば。
日本と中国とを離反させればいい。
で。
恐らく、キッシンジャーさんあたり(当時のロナルド・レーガン大統領?の承諾をとりつけて--)が、中国の江沢民国家主席(当時)を炊きつけて、反日政策をはじめさせたものだろう。<江沢民さんは、父親が日本の工作員かなにかだった人だ。その弱みを巧みにキッシンジャーさんは突いたのだろうな>
1980年代後半のことだ。(当時、日本はバブルに踊っていた)
いや、いやアメリカの深謀遠慮は恐ろしい。
<いや、上で述べたことに確たる証拠はない、筆者の単なる妄想だ>
で。
現状は、中国は不動産バブル崩壊におびえる大きなヤクザ国家と化し、日本は戦後レジームが崩壊して、「荒野に足を踏み入れた虎状態」となった。
この状態で、日本の安倍さんは戦後70年目を迎えることとなった。
以下、新聞から抜粋。
2015年、終戦から70年を迎える今年、安倍首相は外交の重点を米国に置く。
安倍首相は4月末から5月初旬にかけて訪米し、第二次世界大戦に関する演説を行い、米国という
「第三者」を通じてアジアの隣国にメッセージを送る意向を見せている。
シンガポール華字紙・聯合早報が伝えた。
安倍首相は今回の訪米で、新防衛ガイドラインの最終調整を行う見込み。
交渉中のTPP(環太平洋連携協定)も妥結を控え、安倍首相は米国との防衛、経済における互恵的政策をアピール
できることになる。
また、集団的自衛権行使に関する法案がまとめられ、これにより米軍との協力の枠組みが拡大する。
安倍首相は法案の進展を、直接オバマ大統領に伝えることを目指している。
安倍首相が戦争に関する演説を行うことには特別な意味があると報じられている。
かつて敵国どうしだった日米は、戦後同盟関係を強化し続けてきた。
その一方で、米国は安倍首相の歴史認識が中韓との関係改善を妨げていることを懸念している。 安倍首相が米国で演説する目的は、日本の外交政策に対する米国および世界各国の不安を取り除くためだといわれる。
▲補足、感想など
中韓との関係改善?
違うだろう。
日本を叩けば金になる—と単純に信じている「中韓というタカリ・ヤクザ国家」にどう対応するか—ということでしかない。
別に関係”改善”など考えているのではない。
日本の戦後レジームも崩壊し、もう、日本は独自性をもちつつ(なんせ、荒野に放たれた虎だもの--)、アメリカのオバマさんに対応することになろう。
戦後レジームが崩壊し、同時に日本の「戦後」も終焉した。
日本はいま新レジームを構築中だ。
もう、前の戦争というものを「突き放して」語る時代がきた。
安倍さんは、新レジームをどのように構築していくか—そのあたりを踏まえて先の大戦について語ることになろう。