▲やっとここまで来たのだな—と感じる。
どうやら、韓国という国は、日本からもアメリカからも見捨てられたのだな。
アメリカからすれば、韓国という国は日本という「虎」を御(ぎょ)して大人しく振る舞わさせるための工作員国家だったのだな。
ところが、日本の戦後レジームが崩壊すると、隠れていた工作員が表面にでてしまった。
スパイが「オレがスパイだ」てなことを言ったようなものだ。
正体を現したスパイなど使い物になるか—ということか。
正体を現した工作員など、もはや工作員ではない—ということだな。
で、お役ご免となって、アメリカが韓国を見捨てた—ということか。
以下、韓国の新聞から抜粋。
政府の外交政策が絶え間なくこじれている。
深刻なのは、外交さえポピュリズムに振り回されたような印象を与えているということだ。
韓国外交の基本の軸は韓日米同盟だ。
これは北東アジアの歴史、地政学的な現実に照らしてみる時、否めない現実だ。
最近このような基本の軸が揺らいでいる。
対北朝鮮関係からしてそうだ。
政府は昨年末、南北当局間会談を提案した。
金正恩が首脳会談開催の可能性を示唆するなど南北間には対話ムードが造成されていた。
だが米国はハッキングを機に対北朝鮮の追加制裁を発表した。
韓米両国の対北朝鮮政策が食い違いを見せたのだ。
米国は対北朝鮮制裁を準備し、南北間“氷解”ムードは考慮していない。
韓国側も米国と調整なしに南北対話を提案したと思われる。
中国との関係も同じだ。
現政権になって韓中関係は近くなった。
韓中のFTA締結は結果だ。
しかし韓国政府のこうした動きは日本と共にTPPを推進してきた米国としては当惑せざるをえない。
韓日関係は改善の兆しがないが、日米間では蜜月を継続中であることも負担だ。
もちろん必ずしも米国と事前調整をしなければならないわけではない。
問題は、最近の対外政策が、原則のないポピュリズムに左右されているような姿を見せるというところにある。
同盟である日米よりも中国や北朝鮮との関係改善により重点を置いていることがそれだ。
だが、外交的に利用だけされて、北東アジアで韓国だけが孤立無援になるかも知れない。
最近、国際情勢は急速に変化している。
シェール革命で米国の地位が浮上し、中国の成長の勢いは大きくそがれる様相だ。
自主外交も良いが、洗練された外交が必要だ。
わけもなく自ら選択をする必要はない。
▲補足、感想など
なるほど、日本の戦後レジームの崩壊とは、こういう現象を引き起こすのか。
逆にいえば、アメリカという国は、日本という国をそれだけおそれていた—ということなのだな。
こうして、戦後69年目にして、日本の「戦後」が終焉すると、日本人洗脳工作員の意味がなくなり、工作員国家も要なし—となったということだろう。
韓国は、もはや、中国という対岸へ「ルビコン河を渡ってしまったのだ」「もう引き返せないところまでいってしまったのだ」--と日本もアメリカも考えているということに注意せよ。
韓国が、米国とか日本とかの「同盟」がどうたら—と言うのは、韓国の勝手だ。
日本には関係がない。日本は、韓国と同盟など結んだこともない。
このブログでなんどもふれた。
もう、日本の戦後レジームは完全崩壊してしまった。
その崩壊と同時に、日本-韓国の関係はリセットされたのだ。
それは、日本が韓国を見放し、見捨ててしまったということだ。
アメリカは、日本の戦後レジームが崩壊したことをしって、工作員として利用していた韓国の価値がなくなった—と判断したのだろう。
そこで、アメリカも韓国を見捨ててしまおう—としているということだろうな。
いや、戦後70年にして、パッチワークのごとくすべてが納まるところに納まったのだ。
メデタシ、メデタシ。