▲人間の頭にそんなに差がある訳ないじゃないか。
環境とか使っている道具の差に決っている。
日本人と中国人の差は、大半、識字率の差であろう。
日本人は、19世紀後半、70%~80%程度はあったのだ。
対して、中国人はせいぜい5%くらいだろう。
ましてや、漢字ばかりの中国語と日本の漢字かな交じり文とでは、その「使い勝手」が違おう。
これが、日本人と中国人の差なのだ。
そして、それが中国を英国の産業革命から200年遅れとし、日本を100年おくれとしたのだ。
そして、現在のノーベル賞受賞者の人数を、中国—数名、日本--20数名 という差となって、顕在化しているのだ。
以下、新聞から抜粋。
明治維新以後に遂げた日本の変化は国内外において知られているが、中国メディア鳳凰網が、日本は明治維新後の短期間で世界一流の海軍を有するようになったと驚きとともに説明。
「バルチック艦隊」というロシア海軍の名を知る日本人は多いだろう。
日露戦争中、この艦隊はロシアの切り札と期待されていたが、1905年の日本海海戦において日本海軍により壊滅的な打撃を受けた。
日本海海戦より前の1894年に、日本は日清戦争中の黄海海戦で清国北洋艦隊に勝利しているが、記事は日本海軍が2つの海戦で勝利をおさめたことにより、世界に注目される「一流の海軍となった」と説明。
さらに日本海軍について「第2次世界大戦前においてはアジア最強、世界でも第3位の海軍力を有していた」と指摘。
記事は、ペリー提督率いる米国艦隊が日本に開港を求めてやってきたのは1853年のことであり、当時の日本人に衝撃を与えた黒船来航は日本海海戦の52年前、そして日清戦争中の黄海海戦の41年前だったと紹介、「黒船来航当時の日本に海軍はなかった」にもかかわらず、40年ほどで一流の海軍を保有した日本に驚きを示した。
また、日本は島国であるゆえに「海洋民族」であると認識されがちだが、実際は海洋民族でなく「海岸民族」であると主張。
当時の日本には魚を捕らえる程度の造船技術はあっても、大航海時代に使用された造船技術は有していなかったと指摘し、明治維新当時の日本が言わば何もない状態から短期間で一流の海軍を持つようになったという事実を際立たせた。
記事の説明からは、日本人の学習意欲や学習能力の高さに圧倒されている感が伝わってくる。
現代から見ても、明治維新後に日本がごく短期間で成し遂げた発展ぶりは偉業と呼ぶに相応しい。
▲補足、感想など
どうも、中国人には核心が見えないのだなぁ。
日本と中国との差は、頭脳・能力の差ではない。
「使っている道具」の差なのだ。
19世紀後半、日本の識字率が70~80%くらいだと書いた。
学習する仕組みができていた事も確かだが、それだけ日本語の「使い勝手」がいいせいなのだ。
このブログで何度かの繰り返しになるが、日本語の優秀性を説明しよう。
--ここから--
ノーベル賞級の頭脳を多く生んできた日本人の優秀さには『
日本語 』の構造も関わっている。
先輩たちが、平安時代初期の、9世紀頃に生み出した「ひらがな」の出現によって文字は民衆化され、民衆の総能力、総意を集め易い進化する言語となり、会話、文章、小説、議論、情報、科学、学問、理論を展開し『日本語
』は高度技術文明の発展に無限の能力を発揮していく。
『
日本語 』は実に微妙な表現が可能である。
高度な論理の発展性にも優れている。
★日本人が独自に開発したひらがな言語である。
このひらがなが考えられたのは今から約千二百年前の、平安時代初期の頃のこと。
しかもひらがなもカタカナも同時期に誕生。
優れた言語ほどアルファベットの26文字のごとく文字の記憶に負担をかけず、子供たちが成長の早い段階で会話、倫理を発達させ、高度な思考、論理性を養うことが、高度文明社会を形成するために重要になる。
だから、漢字のみの言語は致命的な欠陥言語だ。
大量な漢字を覚えさせるだけに子供の成長が費やされ、会話の発達が遅れ高度理論の展開など不可能にしてしまう。
無駄に大量な漢字を覚えさせることで脳の記憶領域を費やし、重要な創造的な高度理論を発展する領域の余裕などなくなる。
この欠陥を見事に解決したのが日本語なのだ。
日本人の先輩たちが開発した日本語の「ひらがな」は、漢字主言語の致命的な欠陥を解決した。
また英語の『
I love you 』とは、『
[私]、[好き]、[貴方]
』であり表現として味もそっけもなく、接続詞がないことに気付く。
実はアルファベットの26文字だけだと表現に制限や問題が生じ、また技術系の専門用語の増大により、文字数がやたらと多くなる欠陥が生じる。
日本語の文字数はひらがな、カタカナ及び漢字を含めた『2段階文字』は、通常で数百文字で、アルファベットの26文字の25倍前後となる。
この数百文字が現代の社会で、多くの学界の専門用語の増大に唯一適応できる高度技術系言語と言い得る。
★日本語は理論立てて思考する場合に適した言語でもある。
日本語を覚えると中国や欧米の屈折型言語を嫌う。
バイリンガルという2重3重言語は頭脳領域を無駄に使うことになり、また中国語は大量な漢字だけという脳の記憶領域を使い切る言語であり最悪である
日本の医学、薬学分野の研究開発にドイツ語や英語などとのバイリンガルを強制したため、医学、薬学分野ではノーベル賞級の研究開発が欧米に引けを取ることとなった。
ひらがなは、漢字主言語に不可能だった微妙な表現を可能にし、しかも漢字を補助文字とすることで、子供たちが漢字の字数を徐々に覚える成長型言語とし、またひらがなを主文字とし漢字を組み合わせることで、文章そのものに創造性を持たせるという創造的知能言語とした。
この日本語の優れた特徴は、その後の日本人の頭脳機能を成長させ、来るべき超高度文明社会
に効率よく適応すると分析できる。
アジア大陸と離れた日本国だからこそ、干渉されず、優秀な日本語、ひらがな言語体系を生むことができた。
日本人は、原型に拘らない改革、改造、改修をし、微妙な表現も可能とするひらがなを一挙にベース言語としてしまう。
日本人が優れた文明を吸収し、さらにそれを発展し、次々と先進性を持つ信頼性の高い製造製品を開発可能にしてきたのも、ロボット技術が世界一進んでいるのも、iモードで携帯電話を急速に普及させたのも日本語の威力である。
日本語は、
[これ][が]、[こう][なって]、[こう][なれば]、[こう][なる]と文体が順に並ぶ『
理詰型 』の言語である。
この理詰型言語は、高度な研究開発の理論発展型の究極的言語として適している。
逆に欧米や、中国・朝鮮半島で使う言語、例えば英語の『
I have a pen
』は[わたし]、[持つ]、[1]、[ペン]
』となる『 屈折型言語 』であり接続詞があやふやで欠陥がある。
日本語ならば、これは私は一本のペンを持っているとなるので状況も、より正確で微妙な表現を可能にした繊細表現言語である。
--ここまで--
まぁ、ちょいと自画自賛の日本語優秀論ではある。
それでも、日本語の優秀さを、うまく指摘していると思う。
再度、大事なことを確認しよう。
日本と中国との差は、民族としての頭脳の差ではない。使っている言語の差であり、それに基づく識字率の差だ。
中国人は、自国の識字率を明らかにしたがらないが、おそらく、現在40%程度。国民の半数以上が、文盲であろう。
国民の半数以上が文盲という「かたわ」のような国家が、よたよた、歩んでいるのだ。